バトル・ロワイアル

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評判

バトル・ロワイアルの評価:

4.16/5点 レビュー 173件。 B ランク

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平均点4.16pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全143件 61〜80 4/8ページ
No.83
(4pt)

行動すべき大人の視点から

私がこの小説のことを知ったのは、別の記事が目的で買った雑誌だった。角川ホラー大賞の最有力候補と言われながら、選評者の言いがかりに近いような理由で落選させられたというその小説に、俄然興味をそそられた。「これは絶対に買って読まなければ」発売されるやすぐさま書店で買って一気に読んだ。そして、この小説は見事に期待に応えてくれた。「中学生同士が銃で殺し合い」というプロットを聞いて「悪趣味だ」などと眉をひそめる向きもあるだろう。だが、作者自身は決して単に読者をハラハラさせるためだけにそんな小説を書いたのではないはずだ。それは、作中にあるこんな台詞に現れている。「誰かが始めて、誰も止めなかったからだ」なぜ「プログラム」などという非常識なゲームが行われ、そして今も続いているのか?その問いに対する答えは、まさに現実の我々にも突きつけられているのではないか?誰かが声を上げていれば。誰かが行動していれば防げたかもしれない不条理、悲劇に。社会という巨大な壁の前に、一人の力には限界がある。それでも、声を上げ、行動すべきときには行動し、意思を示さなければならない。既にいい年になったおっちゃんは、そんなことを思ったものだった。
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
4872334523
No.82
(5pt)

本当の敵

修学旅行だときいて乗ったバスの向かった沖木島。

殺戮椅子取りゲームに乗る者や歯向かう者。

敵は確かにクラスメイトだ。

しかし、本当に敵であるのは仲間であった人達を信じきれない自分ではないのか。

この暗い日本の犠牲になる3Bの生徒を見ていて、

戦いに最期まで反対する者、他人が怖くて殺人鬼になってしまう者。

仲間を信じ、自身を持ち続ける者が様々いたからこそ

人間の本当の心理状況が改めて思い知らされました。

この本では信じることのできない者こそ本当の加害者であるということが分かります。

殺害シーンもリアルに書かれていますが、人としての大切な何かを

教えられました。
バトル・ロワイアル 上 幻冬舎文庫 た 18-1 Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアル 上 幻冬舎文庫 た 18-1より
4344402707
No.81
(5pt)

よくできたエンタテインメント

中学生同士が殺しあうという悪趣味極まりない話を、よくここまでエンタメ的に昇華できたものだと素直に感心する。この作品がここまでの支持を得ることができたのは、もちろん命の大切さや文学がどーたらこーたらではなく(笑)、ランダムに選ばれる武器・進入禁止区域・カウントされる生存者等の描写からも分かるとおり、徹底したゲーム性の追求にあると思われる。残酷な場面に強引に割り込んでくるユーモアや登場人物ごとに設定された独特の文体は、読者に特有の酩酊感を与える。話の運び方も秀逸。確かにページをめくる手が止まらない。ひたすら感覚のみに訴えかけてくるこの手の作品ってのもたまには良い。
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
4872334523
No.80
(5pt)

時代の文学

その時代を映す作品というのがある。それは出来の良し悪しとか、単純にテーマとかストーリーとか、そういうレベルではなくて、その時代の人間がその時代に書かなければならなかったという必然性を感じさせる作品のことだ。この作品はまさにそれだ。『蝿の王』とか『死のロングウォーク』とか、様ざまな外国文学の影響が見てとれるが、そういったパーツのレベルでは捉えられない面白さがある。これを倫理的な理由で受賞させなかった日本ホラー小説大賞は、ホラーを名乗る資格がないだろう。子供同士に限らず、人が人を殺す、というのは文学にとって重要な主題の一つであるはずだし、ただ「鳥肌が立つ」とか「ゾクっとする」とか「夜も眠れない」とか、そういった感覚的な部分に拘っているから日本のホラー小説のほとんどは駄目なんだ。はっきり言って荒俣宏と高橋克彦と林真理子の全ての小説を足しても、これほどのものにはならないだろう。この路線でなくても良いが、この作者には期待している。が、次作の話は聞かない。是非また読者を圧倒してほしい。
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
4872334523
No.79
(5pt)

楽しめたと思う。

この作品は国会などで色々取り上げられたり、暴力的な描写のみが浮き彫りになってたりしますが、そのようなことはないと思う。
この小説の裏側に隠されているのは、読み取れるものにしか読み取れない物ではないのだろうか。突然無人島に放り込まれ、極限の精神状態の中大人にもならない15歳の少年、少女達が殺し合いをさせられる。確かに残酷かもしれない。しかし内容は「殺し合い」という一転に絞るものではなくもっと深いものだった。
このゲームに乗って自らの意思で殺戮を始めるもの、政府に対する復讐、そして脱出を試みるもの、仲間を最後まで信じようとするもの。
まだ大人にもならぬ少年達の心情が細かく、そして深く描かれていると思う。その点でいってはとても感動した。
青春小説としては最高の出来だと思う。
バトル・ロワイアル 下 幻冬舎文庫 た 18-2 Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアル 下 幻冬舎文庫 た 18-2より
4344402715
No.78
(5pt)

私はライ麦畑を思い出す。

~映画は見たけれど原作は未読、あるいは有名すぎる「少年少女の殺し合い」というスジに引いてしまってスルーしている、そんな方はたくさんいるんじゃないかと思う。もしもそんな方々の目にこのレビューが止まったら、とにかく「そんなことは忘れて一度読んでみてくれ」と言わせていただきたい。これは鮮烈な青春小説だ。余りにも非現実的な事態に直面したと~~きにはっきりと浮き彫りにされる中学生の日常と、死に近づくことでようやく輝きだす生。「殺し合う」42人ではなく、「必死に生きのびようとする」42人のギリギリの生がと死が執拗なまでに描かれている。そして物語の凄惨さこそが、その裏にある祈り(愛と平和・生命の尊さ・青春の眩しさ…言葉にすると陳腐になってしまうものまで)を際立たせている。~~映画化とか作者を変えての続編とか、わけのわからない展開を見せている本作だが、シリーズとしての「バトロワ」とは別に、文芸としてのこの一冊、ぜひ手に取っていただきたいと思う。読了後、きっと何かが変わっているから。~
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
4872334523
No.77
(5pt)

戦時下とはこういうものなのかもなと思った

逃げ場の無い場所で逆らえば簡単に殺される。生き残りたければクラスメートを殺すしかない。「何故そんなことをしなけらばいけないのか」・・・国の決定(バトルロワイヤル法)だからだ。「殺し合いなんてやめよう」平時には当たり前の呼びかけも黙殺される。国家権力(自衛隊)は打倒するには圧倒的すぎ、この状況から降りたければ自殺するしか選択肢は無い。友情・愛情・親子関係・教育問題・・・この映画には色々なテーマがあると思うが、国家権力が持つ暴力や不気味さもテーマの一つではないかと思った。
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
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No.76
(5pt)

戦闘実験第六十八番プログラム

東洋にある大東亜共和国。アメリカ(=米帝)を含め世界各国と対立中。軍事国家で総統制度、近代化による少年少女の凶悪犯罪悪化。そんな時に、国防上必要な戦闘実験と称する「戦闘実験第六十八番プログラム」という法案が可決された。全国の中学3年生を対象に任意の50クラスを選び、殺し合わせる。架空の国ですが、地名とかは日本です。それに、映画のBR2との国の設定があまりにも違うので驚きました。詳しい事はネタバレしてしまうので、あまり言いませんが、大切な“何か”が欠け始めている、今の日本人に読んでもらいたいです。
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
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No.75
(5pt)

現代社会だから

私は現在、小学六年生でこの本を手にしました。多少親に嫌な目で見られ、「私も読んでいいのか」と思ったのですが、話の内容の突飛さ、そして何よりも、昨日まで友だった者を殺し合う事。誰だって失うのは嫌です。けれど自分は死にたくない、という思いが銃の引き金を引いてしまいます。現代ではほぼ絶対的に有り得ない事ですが、思わずその内容に心が感情移入してしまいます仲間を信じて、共にメガホンを持って参加者に呼びかける者もいましたね。彼女達の死は、七原に決定的な「生きる」と言う事を教えてくれたはずです映画と共に合わせてみると、貴方にとって日々の生活、友達、そして生きる事がどんなに儚くてどんなに美しいかわかるはずですそんな人達に、是非読んでもらいたい作品だと私は思います
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
4872334523
No.74
(5pt)

これがデビュー作とは思えない。

デビュー作とは思えないほど丁寧で、かつ力強い描写が気に入った。2段に分かれていて文字も小さく分厚いが、それでも物語に引きずり込まれていく。あまりにリアル。人間の極限状態。さっきまで仲のよかった友達を難なく殺してしまう人間の乏しさ。奪う側に回ろうと思っただけよ、という光子の気持ちと過去。それから、最後までハラハラさせられるアクションと展開。まぁ、友情とか愛とか生とか死とか深く考えずサッパリスカッと読めばいいと思う。
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
4872334523
No.73
(5pt)

原民喜「水ヲクダサイ」やレフ・トルストイ「戦争と平和」と共通のテーマ

否両論ある作品であるが肯定的に受け止めている。これは一種の反戦小説である、と思える。その理由を以下に挙げてみる。A世界観 本書の世界観を確認しよう。1.国の名前は「大東亜共和国」2.政治体制はファシズム3.アメリカの文化が裏ルートでしか手に入らない。4.この計画が軍指導の下、動いている。 以上の点から私はもし日本が太平洋戦争に勝っていたら、という世界観であることが容易に窺える。このことを頭に入れて、この書評をご覧頂きたい。B「殺し合い」が示すものは何なのか さて読者のうちどのくらいがこのような状況を好むだろうか?恐らく誰もいないだろう。では果たして著者はこの状況を肯定しているのだろうか? クラスメイトがこのプログラムを強制的に受けさせられていることから著者は否定的な立場に立っていることが解る。また突然性、ということにも着目したい。昨日まで仲間だと思っていた人間が政府(=軍)の手によって突然、敵に変わるのである。 この構図は何かに似ていないか?Aで述べたことも考慮に入れると「戦争」という答えに行き着く。このことから本書、バトル・ロワイヤルは反戦メッセージが込められているのではないか。 ルワンダやパレスチナの子供にとっては、まさに「バトル・ロワイヤル」そのものだということを忘れてはならない。 つまり反戦という点では原民喜の「水ヲクダサイ」にも共通するテーマがあるのである。
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
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No.72
(5pt)

愛と友情に満ちた主張?

ブームに二周期遅れてから読んでみました(笑) まあ内容については、今さら私ごときが言うまでもありません。今までの小説にだって、ポコチン突き立てて障子紙を破る話とかがあるんですから、エエんと違いますか。 でも私も小説みたいなもんを書いとる身ですから(プロに言うのは失礼かな)こういう話を書きたくなる気持ちは、共感できんが分かる気はします。大量虐殺だとか痛々しいのとか、端から見てると悪趣味やろ?っていうの。 作者さんもファンの人も、この話のテーマは「極限状態における愛と友情」やておっしゃってますけどね。やけどこの話の「愛と友情」“だけ”に惹かれた人なんておらんのと違いますか。ファンの人はともかく、作者さんの方は間違いないでしょう。だって「愛と友情」が書きたい!ってだけであんな沢山の殺しを書き切れたら、それこそエラい変態やないですか。 つまり作者さんが書きたかったのは愛と友情でなく、まず「極限状態」やったという事です。まさか愛と友情のネタの次に、極限状態を思いついたって事はあり得んでしょう。なのに「愛と友情」とか取り繕うからよけい悪趣味やと思われるんです。快楽殺人者だったサカキバラが「社会に復讐する」と書いてたのと変わらんやないですか。正直に「俺は殺しが書けて大満足だ」と言ってたら、高見はトンデモねえ、と皆も畏れたかもしれない。 だからこの作品を真剣に批評したり、愛と友情だと信じたりするのはやめた方がエエんです。キワモノのエロビデオを見て、「これは芸術だ」とか「あのAV嬢は清純だ!」とか「何だこれは、公序良俗に反する」って本気で言ってるようなもの。どれも結局バランスを欠いてる点では同じです。 指差して「何が愛と友情だ、殺しが書きたいだけなのに気取るな」とか「バカじゃねえの」ってゲラゲラ笑っておけばエエんです。そういうことが出来へん人の中から、ホンマの殺しが出たりしてるんですよ。
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
4872334523
No.71
(4pt)

プロットの勝利

閉鎖された空間での殺し合いサバイバル。作者は、この興味を引くプロットを見事に料理しきったといえる。中学校のクラスメイト同士が武器を支給され殺し合いを強要される。逃げ場の無い孤島で殺したくないというが、殺されたくない。この葛藤の中で支給された武器は、彼らを殺人へと導いてしまう。逃げ隠れる者、やられる前にやる者、策を練る者、そして死んでゆく者...残りX人。単純にエンターテイメントとしておもしろい。倫理的に問題ありと話題になった中学生が殺し合うという設定。しかし、この設定がないとストーリーが盛り上がらなかったかもしれない。なぜなら、ストーリーに現実感が薄く荒唐無稽な印象を受けたからだ。
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
4872334523
No.70
(4pt)

うむ そこそこ 面白いなw(;'Д`)ハァハァ

(;'Д`)ハァハァ  中学生がゲームで殺しあう話だぜ?!うほほっ?!本当に、中学生とは思えん程、大人びた連中だぜ?!w生き残るのは誰なのか??スリル溢れる、サバイバルゲームの中で色々な愛憎劇が渦巻く?!問題作であるっ?!
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
4872334523
No.69
(4pt)

中3

クラス内で殺し合いをさせられる、という状況の中で、生徒たちひとりひとりが感じる気持ちや、行動は、自分と重なる部分があって、共感を持ちました。中3じゃなくても、どんな年齢の人でも、少しは自分と重なる部分はあるのかもしれない、と思いました。
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
4872334523
No.68
(5pt)

BRの正体

大人気「バトルロワイアル」の原作本。読んでいていろいろな気持ちになった。本当にあったら「怖い」殺さなければ生きられない「悲しさ」今まで仲良く遊んでいた友だちと殺し合いなんてできるはずがない。けど、殺さなければ生きられない。なんとも悲しい物語。映画では1人1人の生徒にあまり触れていませんでしたが、この本では1人1人の生徒に触れているのでいいです!!原作と映画の違いを見て欲しいです。辞書みたいな本で読むのが大変ですが、大変おススメできる1冊です。
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
4872334523
No.67
(5pt)

信じることとは・・・。

私は中学生ですが、不快感なく読めました。むしろどんどん頭に入ってきました。人を信じること、それがどんなに大変なことなのか-・・・。私はこのことを改めて考えさせられました。確かに中学生が殺し合い、残った者1人が生き残れると言うことが現実にあったら怖いし、恐ろしいと思います。ましてや、昨日まで一緒に勉強してきた友達との殺し合いです。仲間を信じたくても信じられない。殺さなくては殺される。やらなければやられる。中学生の色々な気持ちが、複雑な気持ちが絡まった小説だと思います。読んでない人は1度読むことをおすすめします。
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
4872334523
No.66
(5pt)

最高!!

この作品はとても面白い。高見さんはここまで人の気持ちを書き分けられるのかがすごい。読み終えた後、なんだか気持ちが良かった。楽しくは無い。けど面白い。僕はバトロワは小説で1も2も読み、映画も観た。けどこれは何度読んでも飽きない。一度本を開くと数時間止まらない。しおりを入れられない。面白いから。僕はこれを4日で読み終えた。一日6時間ほどぶっ続けで読んでいた。あーでも2は読まないほうが良い。あれはBRではない。ただの戦争だ。意味も分からない。つまらなすぎる。そんなことで1は最高だ。分厚くてこんなの読めないよ、なんて人はいない。思っても絶対読める。3,4日で。
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
4872334523
No.65
(5pt)

まぁ映画は不作だけど

この作品をまだ読んでいない人でも、映画化された実態や世間の騒ぎ方を見てある程度のストーリーは知っていることと思います。六百以上にもわたるページ数や中学生を殺し合いさせるなど、先入観だけでとらえてしまうと読む気が減るかもしれません。しかし小説が好きな人ならそのようなことは関係無く、作者の文章力や、そこの世界に圧倒され一気に読んでしまうでしょう。この作品は問題視されることが多く、確かにそのようなこともうなずける作品ではあります。しかし、このような社会現象や2作目まで発売されている現状を見る限り、問題視されながらもそれよりも内容のすごさが勝っているのであり一読に値する作品であると言えると思います。
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
4872334523
No.64
(4pt)

心の底からお勧めできるものではないが・・・

やはりBR1のこの無茶苦茶な設定は面白い。内容からして当然教育がらみの団体から大批判を浴びたわけではあるが、小説の中ではそのクラスメイト同士の心理的な状況、自分がクラスの中で置かれている社会的な状況などの描写が、殺し合いに深い印象を与えることに成功している。BR2が駄作に成り下がってしまったのも、人を信用するかしないかの心理戦がBR1ほど展開されなかったからだろう。そのせいで青春と暴力という2つのテーマを上手く関連させることができなかった。確かにショッキングな作品ではあるし、「こういう作品は存在してはならない」という年配の方々の意見も多い。「友達だと思っている人を互いにどこまで信頼できるか?」といったようなテーマは、古典的な青春文学にだってたくさん描かれている。そういう古臭い書物に抵抗感がある子供たちがこれをよんで、「信頼」という感情を真剣に考えるようになれば、この作品も文学的、社会的に価値があるのではないか。(ショック療法に近いものはあるかもしれない)
バトル・ロワイアル Amazon書評・レビュー: バトル・ロワイアルより
4872334523