丸太町ルヴォワール

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評判

丸太町ルヴォワールの評価:

3.84/5点 レビュー 31件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.84pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全38件 1〜20 1/2ページ
No.38
(5pt)

面白い!

複雑に練られたシナリオ、いくつも丁寧に重ねられた叙述トリック。荒削りですが作品を面白くする仕掛けをこれでもかと詰め込んだ珠玉の作品に感じます。それでいて、京都の風情を感じさせる細かな描写が見事でした。突き抜ける良作。
丸太町ルヴォワール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社文庫)より
4062773694
No.37
(5pt)

面白い!

複雑に練られたシナリオ、いくつも丁寧に重ねられた叙述トリック。荒削りですが作品を面白くする仕掛けをこれでもかと詰め込んだ珠玉の作品に感じます。それでいて、京都の風情を感じさせる細かな描写が見事でした。突き抜ける良作。
丸太町ルヴォワール (講談社BOX) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社BOX)より
4062837315
No.36
(4pt)

読むのがつらいがその価値あり

虚々実々、どんでん返しの連続で酔わせる最終盤のミステリはたしかに素晴らしい。一読の価値あり。

しかし、この作者、がんばってキャラクター小説としての魅力も出そうとあれこれやっているのだが、そちらの能力は皆無なので、前半とてもつらい。西尾維新から面白い部分を全部抜いて寒くて滑っている要素だけを真似てしまったみたいなやりとりが延々続くのだ。特に第一章のルージュと論語の会話はかなり痛々しい。ここで挫折してしまった読者は少なくないのではないだろうか?

自分は京大ミステリ研というブランドを信頼していたし、ミステリなので重要な手がかりが含まれているかもしれないと我慢して全部読んだが、読み終えた今、第一章と第二章は八割方不要なのだとわかる(まあ二割は必要だし、読んでみなければその二割がどの箇所なのかはわからないのだが)。
第一章で挫折しそうな読者に言いたい。多少は飛ばし読みしても大丈夫な確率高いです!最後まで読む価値はありますよ!
丸太町ルヴォワール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社文庫)より
4062773694
No.35
(4pt)

読むのがつらいがその価値あり

虚々実々、どんでん返しの連続で酔わせる最終盤のミステリはたしかに素晴らしい。一読の価値あり。

しかし、この作者、がんばってキャラクター小説としての魅力も出そうとあれこれやっているのだが、そちらの能力は皆無なので、前半とてもつらい。西尾維新から面白い部分を全部抜いて寒くて滑っている要素だけを真似てしまったみたいなやりとりが延々続くのだ。特に第一章のルージュと論語の会話はかなり痛々しい。ここで挫折してしまった読者は少なくないのではないだろうか?

自分は京大ミステリ研というブランドを信頼していたし、ミステリなので重要な手がかりが含まれているかもしれないと我慢して全部読んだが、読み終えた今、第一章と第二章は八割方不要なのだとわかる(まあ二割は必要だし、読んでみなければその二割がどの箇所なのかはわからないのだが)。
第一章で挫折しそうな読者に言いたい。多少は飛ばし読みしても大丈夫な確率高いです!最後まで読む価値はありますよ!
丸太町ルヴォワール (講談社BOX) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社BOX)より
4062837315
No.34
(4pt)

とても面白かったです

叙述トリックや伏線に次ぐ伏線が素晴らしく、読者としてとても気持ちよく引っ掛かられせて頂きました!
丸太町ルヴォワール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社文庫)より
4062773694
No.33
(4pt)

とても面白かったです

叙述トリックや伏線に次ぐ伏線が素晴らしく、読者としてとても気持ちよく引っ掛かられせて頂きました!
丸太町ルヴォワール (講談社BOX) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社BOX)より
4062837315
No.32
(4pt)

途中からミステリらしくなったような…

独特な文章とあらすじで、読みにくいというわけではないのですが、小説というよりは漫画のような感じで、途中までは辞めようか迷いながら読み進めていましたが、なんだかんだで一気読みしてしまいました。
読んでしまえば、しっかりとしたミステリだったな、と感じましたし、最後も素敵な終わり方でした。
丸太町ルヴォワール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社文庫)より
4062773694
No.31
(4pt)

途中からミステリらしくなったような…

独特な文章とあらすじで、読みにくいというわけではないのですが、小説というよりは漫画のような感じで、途中までは辞めようか迷いながら読み進めていましたが、なんだかんだで一気読みしてしまいました。
読んでしまえば、しっかりとしたミステリだったな、と感じましたし、最後も素敵な終わり方でした。
丸太町ルヴォワール (講談社BOX) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社BOX)より
4062837315
No.30
(5pt)

秀逸

様々な仕掛けが次々と登場し、非常におもしろい。
仕掛けがありすぎておもしろさが減ってしまうと感じる人もいるのかも知れないが、そんなことはない。
多少の欠点は見受けられるものの、それを凌駕する卓越したストーリーと仕掛けがある。
丸太町ルヴォワール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社文庫)より
4062773694
No.29
(5pt)

秀逸

様々な仕掛けが次々と登場し、非常におもしろい。
仕掛けがありすぎておもしろさが減ってしまうと感じる人もいるのかも知れないが、そんなことはない。
多少の欠点は見受けられるものの、それを凌駕する卓越したストーリーと仕掛けがある。
丸太町ルヴォワール (講談社BOX) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社BOX)より
4062837315
No.28
(5pt)

面白い

最後ここまでかというくらいこねくりまわします。大変面白かったです!
丸太町ルヴォワール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社文庫)より
4062773694
No.27
(5pt)

面白い

最後ここまでかというくらいこねくりまわします。大変面白かったです!
丸太町ルヴォワール (講談社BOX) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社BOX)より
4062837315
No.26
(5pt)

とりあえず2章まで読んでみて!

ラノベっぽい最初の数ページで好きじゃないなあと全く期待できずに読み進めていったのですが、1章が終わるとその誤解は解け、後半のとある手紙から最後にかけては泣きまくってました。
見事に騙され裏切られまくって疲れましたが読み終えた今、とっても爽快で良い気分です!
丸太町ルヴォワール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社文庫)より
4062773694
No.25
(5pt)

とりあえず2章まで読んでみて!

ラノベっぽい最初の数ページで好きじゃないなあと全く期待できずに読み進めていったのですが、1章が終わるとその誤解は解け、後半のとある手紙から最後にかけては泣きまくってました。
見事に騙され裏切られまくって疲れましたが読み終えた今、とっても爽快で良い気分です!
丸太町ルヴォワール (講談社BOX) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社BOX)より
4062837315
No.24
(5pt)

作者はテクニシャン

文体含め軽いノリがわりと人を選びそうな感じではあるものの(いわゆるライトノベルと呼ばれるものに分類されるらしい?)
予備知識無しに読み進めていくと大半の読者は作者の仕掛けにコロっとやられてしまうのではないかと思う。
技術面には非常に感心したし、長編といえど意外と早く読めてしまうところも良い。
丸太町ルヴォワール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社文庫)より
4062773694
No.23
(5pt)

作者はテクニシャン

文体含め軽いノリがわりと人を選びそうな感じではあるものの(いわゆるライトノベルと呼ばれるものに分類されるらしい?)
予備知識無しに読み進めていくと大半の読者は作者の仕掛けにコロっとやられてしまうのではないかと思う。
技術面には非常に感心したし、長編といえど意外と早く読めてしまうところも良い。
丸太町ルヴォワール (講談社BOX) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社BOX)より
4062837315
No.22
(4pt)

真実をとるか、推理をとるか

推理は相手を言いくるめるものであって、それと真実が一致するとは限らないというのはミステリの一面を捉えており、京大ミステリ研出身者らしい、斬新でかつ本質的な良いテーマである。そしてお互い偽の証拠を出しまくり相手の弱点を突きまくり口八丁手八丁で相手を打ち負かしてやろうという展開は、かなり燃えるものがある。そりゃ、言い負かせばいいのなら、後期クイーン問題も何も関係ないや!と言わんばかり。
しかし結局のところ論語が求めているのは勝利という結果ではなく真実であり、それならば普通のミステリと本質的には変わらないわけで、後期クイーン問題から逃げることは能わないはず。そこがテーマのぶれ、ロジックの詰めの甘さに繋がっている点も否定できず…うーん、だからどうしたら良かったと問われても難しいのだが。もう少し真実をロジックで明らかにするのではなく、さらっとほのめかす感じで終わらせればよかったのか。

冒頭に明らかに男性描写をされて疑いの余地のない人物に対し、別の登場人物が「あなたは女性では?」と投げかけるシーンがあり、勿論男性なのだが、「こういうやりとりを挟むことで、同じことはしてこないだろうと思わせる作戦だろう」と疑いつつ読み進めると、実際作中にはかなりの数の叙述トリックがあり、結構わかりやすい。しかしそれが作者の思う壺で、わざわざ女性を男性のように描写しているのだから、こいつがルージュなのか?と思わせて、そのトリック自体まったく意味がなかったりする(笑)。叙述トリックがある部分は明らかに描写がおかしく、読者の注意を惹きつけてしまうぎこちなさがある一方、終章の「◯◯はようやく口を開いた」など思わずおおっと唸ってしまう鋭い描写もあり、ただ無駄に叙述を配したわけではない計算高さと相俟って、私は非常に好感を持てた。

しかし不満も多い。
1.5回しか読んでいないので私の読みが甘い部分があれば謝罪したいが、ロジックの矛盾、医学的なツッコミはパッと読んだだけでもかなりあり、錠剤はすぐ溶けないから粉末というのは短絡的で、プロチゾラムOD錠などすぐに崩壊する錠剤の眠剤も発売されており、片手でも簡単に混入可能だろう。もし粉末で譲歩したとしても、利き手云々のロジックは後々、要になってくる論理だが、自分が龍師なら、右利きに矯正された結果両方使える左利きの人間は多いと反論するだろうなぁとか。ていうか、医師なんだから睡眠剤飲まされたと言っている人に取り敢えずトライエージくらいしてあげればいいのに…。

おそらく「ルージュは男性では?」と考えた読者もいるだろうが、そういう問に関しては「論語が絶対女性だと断言した」という事実から、今回はそういうルールなのだと私達は納得した上で推理する。
一方で、達也が「仮に◯◯だとすると処理する情報が膨大になり、今回の双竜絵で相手を言い負かすのは難しい」としているので、私はつい◯◯でないというのもルールなのか?と思ってしまったが、真実はその否定された◯◯であり、双竜絵で言い負かすことと真実の探求は違うというのはわかるものの、上手いようなずるいような気もしてしまった。だって◯◯なら、携帯電話を盗んだ人と電話をかけた人間が違ってもいいのだから、別にあの人がルージュでも成り立っちゃうよ…!これは結構致命的なミスの気がするのだが、私の読みが甘いのだろうか?
達也は論理でルージュに辿り着き、論語はある理由で真実にたどり着くとされているが、◯◯の可能性を考えるなら論理の詰めが甘々も甘々、論語が真実にたどり着く切掛も「え、今までさんざん騙されたのに、そんな曖昧な理由で納得したの!?それ偽の証拠かもよ!?」と思ってしまい、どうにもこうにもしっくりこない。論語は口は達者なのに、やることなすこと回りくどく、何かわかるようなわからないような取ってつけたような理由をこじつけて、ハイリスク・ローリターンな上に成功確率低い方法を選択してくるし、最後まで読んでも納得できない行動が幾つもあった。

あとはまあ、突っ込んだら負けのような気もするが、やっぱりペースメーカーはそんなに簡単に止まらない。実際はペースメーカー入れている人でも携帯電話使えるもん…未だに死亡事故ないですし。たとえば別の方法で殺したことのカモフラージュに使用したとか、偶然携帯電話でペースメーカーが止まりそれをカモフラージュするために論語の携帯電話を使用しようとしたとか、気の利いた説明出してくるのかなぁと思ったら、やっぱり携帯電話で殺そうという「計画」でしたと言われると(実際はどうあれ)、仮にも人一人を殺そうというのに、随分ずさんだなあとしらけてしまう。
そもそも電波を恐れて隠遁している老人の家に携帯電話を持った人がいるという状況、いくら説明されてもやっぱり納得できないや。

まあ、そうやって自分が龍師になったつもりで考え考え読んでしまうということ自体、この作品にハマっているということですし、それこそが作者のやりたかったことなのだと思います。
人が死ぬミステリで、これほど読後感のよい、爽快感漂う良質なハッピーエンドは見たことありません。
丸太町ルヴォワール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社文庫)より
4062773694
No.21
(4pt)

真実をとるか、推理をとるか

推理は相手を言いくるめるものであって、それと真実が一致するとは限らないというのはミステリの一面を捉えており、京大ミステリ研出身者らしい、斬新でかつ本質的な良いテーマである。そしてお互い偽の証拠を出しまくり相手の弱点を突きまくり口八丁手八丁で相手を打ち負かしてやろうという展開は、かなり燃えるものがある。そりゃ、言い負かせばいいのなら、後期クイーン問題も何も関係ないや!と言わんばかり。
しかし結局のところ論語が求めているのは勝利という結果ではなく真実であり、それならば普通のミステリと本質的には変わらないわけで、後期クイーン問題から逃げることは能わないはず。そこがテーマのぶれ、ロジックの詰めの甘さに繋がっている点も否定できず…うーん、だからどうしたら良かったと問われても難しいのだが。もう少し真実をロジックで明らかにするのではなく、さらっとほのめかす感じで終わらせればよかったのか。

冒頭に明らかに男性描写をされて疑いの余地のない人物に対し、別の登場人物が「あなたは女性では?」と投げかけるシーンがあり、勿論男性なのだが、「こういうやりとりを挟むことで、同じことはしてこないだろうと思わせる作戦だろう」と疑いつつ読み進めると、実際作中にはかなりの数の叙述トリックがあり、結構わかりやすい。しかしそれが作者の思う壺で、わざわざ女性を男性のように描写しているのだから、こいつがルージュなのか?と思わせて、そのトリック自体まったく意味がなかったりする(笑)。叙述トリックがある部分は明らかに描写がおかしく、読者の注意を惹きつけてしまうぎこちなさがある一方、終章の「◯◯はようやく口を開いた」など思わずおおっと唸ってしまう鋭い描写もあり、ただ無駄に叙述を配したわけではない計算高さと相俟って、私は非常に好感を持てた。

しかし不満も多い。
1.5回しか読んでいないので私の読みが甘い部分があれば謝罪したいが、ロジックの矛盾、医学的なツッコミはパッと読んだだけでもかなりあり、錠剤はすぐ溶けないから粉末というのは短絡的で、プロチゾラムOD錠などすぐに崩壊する錠剤の眠剤も発売されており、片手でも簡単に混入可能だろう。もし粉末で譲歩したとしても、利き手云々のロジックは後々、要になってくる論理だが、自分が龍師なら、右利きに矯正された結果両方使える左利きの人間は多いと反論するだろうなぁとか。ていうか、医師なんだから睡眠剤飲まされたと言っている人に取り敢えずトライエージくらいしてあげればいいのに…。

おそらく「ルージュは男性では?」と考えた読者もいるだろうが、そういう問に関しては「論語が絶対女性だと断言した」という事実から、今回はそういうルールなのだと私達は納得した上で推理する。
一方で、達也が「仮に◯◯だとすると処理する情報が膨大になり、今回の双竜絵で相手を言い負かすのは難しい」としているので、私はつい◯◯でないというのもルールなのか?と思ってしまったが、真実はその否定された◯◯であり、双竜絵で言い負かすことと真実の探求は違うというのはわかるものの、上手いようなずるいような気もしてしまった。だって◯◯なら、携帯電話を盗んだ人と電話をかけた人間が違ってもいいのだから、別にあの人がルージュでも成り立っちゃうよ…!これは結構致命的なミスの気がするのだが、私の読みが甘いのだろうか?
達也は論理でルージュに辿り着き、論語はある理由で真実にたどり着くとされているが、◯◯の可能性を考えるなら論理の詰めが甘々も甘々、論語が真実にたどり着く切掛も「え、今までさんざん騙されたのに、そんな曖昧な理由で納得したの!?それ偽の証拠かもよ!?」と思ってしまい、どうにもこうにもしっくりこない。論語は口は達者なのに、やることなすこと回りくどく、何かわかるようなわからないような取ってつけたような理由をこじつけて、ハイリスク・ローリターンな上に成功確率低い方法を選択してくるし、最後まで読んでも納得できない行動が幾つもあった。

あとはまあ、突っ込んだら負けのような気もするが、やっぱりペースメーカーはそんなに簡単に止まらない。実際はペースメーカー入れている人でも携帯電話使えるもん…未だに死亡事故ないですし。たとえば別の方法で殺したことのカモフラージュに使用したとか、偶然携帯電話でペースメーカーが止まりそれをカモフラージュするために論語の携帯電話を使用しようとしたとか、気の利いた説明出してくるのかなぁと思ったら、やっぱり携帯電話で殺そうという「計画」でしたと言われると(実際はどうあれ)、仮にも人一人を殺そうというのに、随分ずさんだなあとしらけてしまう。
そもそも電波を恐れて隠遁している老人の家に携帯電話を持った人がいるという状況、いくら説明されてもやっぱり納得できないや。

まあ、そうやって自分が龍師になったつもりで考え考え読んでしまうということ自体、この作品にハマっているということですし、それこそが作者のやりたかったことなのだと思います。
人が死ぬミステリで、これほど読後感のよい、爽快感漂う良質なハッピーエンドは見たことありません。
丸太町ルヴォワール (講談社BOX) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社BOX)より
4062837315
No.20
(4pt)

本格推理の極北を目指す試み

円居挽先生のデビュー作であります。
本作で描かれるのは、平安王朝以来の伝統を持つ疑似裁判行事「双龍会」で展開される推理合戦……ではなくて、「真実」の追求なんてものはそっちのけ、審判役や聴衆に対して相手よりも説得力のある「真相」を披露してみせたら勝ちという、見世物ショー化した論理ゲーム。偽証、隠蔽、証拠の捏造やすりかえ、ゲームに勝つためなら何でもありというイカサマのてんこもりで、相手の裏を掻きつつこちらの「真相」を立証してみせるという本作の趣向は、「真相」をもっともらしくする「推理」の構築という意味で、本格推理の極北を目指す試みといえるものです。
同趣向の試みとしては「虚構推理」という怪作がありましたが、こちらの方が一枚上手な印象。
残念なのはキャラクター描写や小出しにされる設定の数々があまりにいまどきのライトノベル風味ということで、その点で肌が合わないという読者の方々は多いかも。
丸太町ルヴォワール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社文庫)より
4062773694
No.19
(4pt)

本格推理の極北を目指す試み

円居挽先生のデビュー作であります。
本作で描かれるのは、平安王朝以来の伝統を持つ疑似裁判行事「双龍会」で展開される推理合戦……ではなくて、「真実」の追求なんてものはそっちのけ、審判役や聴衆に対して相手よりも説得力のある「真相」を披露してみせたら勝ちという、見世物ショー化した論理ゲーム。偽証、隠蔽、証拠の捏造やすりかえ、ゲームに勝つためなら何でもありというイカサマのてんこもりで、相手の裏を掻きつつこちらの「真相」を立証してみせるという本作の趣向は、「真相」をもっともらしくする「推理」の構築という意味で、本格推理の極北を目指す試みといえるものです。
同趣向の試みとしては「虚構推理」という怪作がありましたが、こちらの方が一枚上手な印象。
残念なのはキャラクター描写や小出しにされる設定の数々があまりにいまどきのライトノベル風味ということで、その点で肌が合わないという読者の方々は多いかも。
丸太町ルヴォワール (講談社BOX) Amazon書評・レビュー: 丸太町ルヴォワール (講談社BOX)より
4062837315