シンセミア

評判

シンセミアの評価:

3.40/5点 レビュー 67件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.40pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全84件 21〜40 2/5ページ
No.64
(4pt)

途中から楽しめました

上下巻含めた感想。

ロバート・アルトマンの”ショートカッツ”のような小説(映画でいうとグランドホテル形式ってやつか)。阿部和重の小説で”神町”を舞台とするのは、ニッポニアニッポン、グランドフィナーレとこの作品を含めて3作ある。

最初は読みにくくて放置していたが、2度目のトライでは上巻半ばから引き込まれた。多彩な登場人物が欲望丸出しで動く様は、露悪的ではあるが、その様々な思惑が連動していく纏め様はなかなのもの。
シンセミア(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: シンセミア(上) (講談社文庫)より
4062775484
No.63
(4pt)

途中から楽しめました

上下巻含めた感想。

ロバート・アルトマンの”ショートカッツ”のような小説(映画でいうとグランドホテル形式ってやつか)。阿部和重の小説で”神町”を舞台とするのは、ニッポニアニッポン、グランドフィナーレとこの作品を含めて3作ある。

最初は読みにくくて放置していたが、2度目のトライでは上巻半ばから引き込まれた。多彩な登場人物が欲望丸出しで動く様は、露悪的ではあるが、その様々な思惑が連動していく纏め様はなかなのもの。
シンセミア(上) Amazon書評・レビュー: シンセミア(上)より
402257870X
No.62
(1pt)

要らないね

単行本で買ったのですがすぐ売りました。反芻するつもりでしたがいらんで。グランドフィナーレはなんども読んだけどな。
 阿部氏の作品にはエロネタが散りばめられるんだが、村上春樹もこんな感じで手法を使う。これって単にただの自己満足やろが。退廃したエロチシズム。そんな内容はいらんで。おれは官能小説はきらいなんや。
シンセミア〈1〉 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: シンセミア〈1〉 (朝日文庫)より
4022643773
No.61
(1pt)

つまらん

長くて読めなかったんでしょと言われると悔しいので一応全巻読んではみたものの、何が面白いのかさっぱりわからなかった。
天皇とか戦後とかいってる書評もあるが、はっきりいって馬鹿げている。
字がでっかくなるところとか、去勢の恐怖がどうのこうのとのたまうところとか、不発弾とか、素人くさくて痛々しい。
シンセミア〈1〉 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: シンセミア〈1〉 (朝日文庫)より
4022643773
No.60
(1pt)

お金と時間の無駄

どうせ長くて読めなかったんでしょと言われると悔しいので一応全巻読んではみたものの、何が面白いのかさっぱりわからなかった。

この作家の誇大広告には腹が立つ。

薄っぺらい登場人物とか気色悪い話を描いたところで全然面白くないし。

天皇とか戦後とかいってる書評もあるが、はっきりいって馬鹿馬鹿しい。

字がでっかくなるところとか、去勢の恐怖がどうのこうのとのたまうところとか、ありとあらゆる部分が素人くさくて痛々しい。ダサい。

読んでる最中に感動がない。

誉めてる奴は長い作品を読んだという達成感で高揚しているだけの阿呆だ。

こういうレビューを投稿している自分も阿呆だしダサいに違いないが、つまらんものはつまらんというべきだ。
シンセミア〈1〉 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: シンセミア〈1〉 (朝日文庫)より
4022643773
No.59
(2pt)

よくわかりません。すいません。

コーラを女子中学生の肛門につっこんで、そのにおいを嗅いで喜ぶ男が世の中にどれだけいるんでしょうか?
恋人のためにコーラのビンを肛門に突っ込む女子中学生がどれだけいるんでしょうか?
露出狂の市議会議員がどれだけいるんでしょうか?
コカインが好きな田舎の女性がどれだけいるんでしょうか?
UFOに連れ去られたと主張するおばさんがどれだけいるんでしょうか?
いまだにUFOを信じて撮影する人がどれだけいるんでしょうか?

こういう人たちが田舎にいて、まだまだこれ以上醜悪な人間が出てきます。
この話を信じろと言われても信じられません。
現実の話なのかファンタジーなのかわかりません。

よくわからないが僕の感想です。ごめんなさい。
影響を受けたというフォークナーはもっと人間の根源的な欲望を書いていたと思います。
こんな話ではないと思います。
シンセミア(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: シンセミア(下) (講談社文庫)より
4062775492
No.58
(2pt)

よくわかりません。すいません。

コーラを女子中学生の肛門につっこんで、そのにおいを嗅いで喜ぶ男が世の中にどれだけいるんでしょうか?
恋人のためにコーラのビンを肛門に突っ込む女子中学生がどれだけいるんでしょうか?
露出狂の市議会議員がどれだけいるんでしょうか?
コカインが好きな田舎の女性がどれだけいるんでしょうか?
UFOに連れ去られたと主張するおばさんがどれだけいるんでしょうか?
いまだにUFOを信じて撮影する人がどれだけいるんでしょうか?

こういう人たちが田舎にいて、まだまだこれ以上醜悪な人間が出てきます。
この話を信じろと言われても信じられません。
現実の話なのかファンタジーなのかわかりません。

よくわからないが僕の感想です。ごめんなさい。
影響を受けたというフォークナーはもっと人間の根源的な欲望を書いていたと思います。
こんな話ではないと思います。
シンセミア(下) Amazon書評・レビュー: シンセミア(下)より
4022578718
No.57
(4pt)

蠱惑的な「神話」

大作ですが、文体の持つ映画のフィルムが流れるようなスピード感で一気に読み進められました。読むのが遅いと自負していた私ですが、こんなに早く読めたのは驚きです。登場人物のもつ際だった異常性がもつれながら猛スピードで終焉に向かっていきます。多くの方が寄せているように、まともな人間が全く出てきません。
 自分と同じ人間として読むと、非常に嫌悪感を持ってしまいましたが、「これは人間の話ではないんだ」と考えてみると、ギリシア神話のように異能の神々や英雄が登場する「神話」に似ているように思います。すさまじい異常性において超越的であり悲劇的である神々が跋扈するステージとしての「神町」。個々のエピソードに死と再生の象徴性を探りながら、神町の叙事詩を読み直してみると、作品の見方が変わってくるはずです。ただの不快な小説では終わりません。
シンセミア(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: シンセミア(上) (講談社文庫)より
4062775484
No.56
(4pt)

蠱惑的な「神話」

大作ですが、文体の持つ映画のフィルムが流れるようなスピード感で一気に読み進められました。読むのが遅いと自負していた私ですが、こんなに早く読めたのは驚きです。登場人物のもつ際だった異常性がもつれながら猛スピードで終焉に向かっていきます。多くの方が寄せているように、まともな人間が全く出てきません。
 自分と同じ人間として読むと、非常に嫌悪感を持ってしまいましたが、「これは人間の話ではないんだ」と考えてみると、ギリシア神話のように異能の神々や英雄が登場する「神話」に似ているように思います。すさまじい異常性において超越的であり悲劇的である神々が跋扈するステージとしての「神町」。個々のエピソードに死と再生の象徴性を探りながら、神町の叙事詩を読み直してみると、作品の見方が変わってくるはずです。ただの不快な小説では終わりません。
シンセミア(上) Amazon書評・レビュー: シンセミア(上)より
402257870X
No.55
(5pt)

壮絶な名作

阿部和重氏の本は「アメリカの夜」以降読んできたが、この圧巻のリアリズムの完成度を誇る作品は絶品だ。すべての登場人物のグロテスクな面が余すところなく見事に描かれ、ストーリーテリングの実力も相当なものだ。著者はデビュー作の「アメリカの夜」にて田中康夫氏より『読まずに語る文芸批評』にて「ただの凡人」とこきおろされた。その作品を読んだ僕も同じ印象だった・・・・。その作家がここまで成長するとはまったく思いもしなかった。〜ストーリテリングにエンターテイメントの手法を持ち込む事を「後退」と評す人がたまに散見されるが、はっきり言って、純文学をエンターテイメントのストーリテリングに盛り込む方が単なる描写に徹するよりも遥かに難しい。これは自分で小説を一本でも書いてみればわかる。阿部和重氏は今後の期待が大きく膨らむ。
シンセミア(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: シンセミア(上) (講談社文庫)より
4062775484
No.54
(5pt)

壮絶な名作

阿部和重氏の本は「アメリカの夜」以降読んできたが、この圧巻のリアリズムの完成度を誇る作品は絶品だ。すべての登場人物のグロテスクな面が余すところなく見事に描かれ、ストーリーテリングの実力も相当なものだ。著者はデビュー作の「アメリカの夜」にて田中康夫氏より『読まずに語る文芸批評』にて「ただの凡人」とこきおろされた。その作品を読んだ僕も同じ印象だった・・・・。その作家がここまで成長するとはまったく思いもしなかった。〜ストーリテリングにエンターテイメントの手法を持ち込む事を「後退」と評す人がたまに散見されるが、はっきり言って、純文学をエンターテイメントのストーリテリングに盛り込む方が単なる描写に徹するよりも遥かに難しい。これは自分で小説を一本でも書いてみればわかる。阿部和重氏は今後の期待が大きく膨らむ。
シンセミア(上) Amazon書評・レビュー: シンセミア(上)より
402257870X
No.53
(5pt)

壮絶な名作

阿部和重氏の本は「アメリカの夜」以降読んできたが、この圧巻のリアリズムの完成度を誇る作品は絶品だ。すべての登場人物のグロテスクな面が余すところなく見事に描かれ、ストーリーテリングの実力も相当なものだ。著者はデビュー作の「アメリカの夜」にて田中康夫氏より『読まずに語る文芸批評』にて「ただの凡人」とこきおろされた。その作品を読んだ僕も同じ印象だった・・・・。その作家がここまで成長するとはまったく思いもしなかった。〜ストーリテリングにエンターテイメントの手法を持ち込む事を「後退」と評す人がたまに散見されるが、はっきり言って、純文学をエンターテイメントのストーリテリングに盛り込む方が単なる描写に徹するよりも遥かに難しい。これは自分で小説を一本でも書いてみればわかる。阿部和重氏は今後の期待が大きく膨らむ。
シンセミア〈1〉 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: シンセミア〈1〉 (朝日文庫)より
4022643773
No.52
(4pt)

大作”神町サーガ”の意義

”神町”という町の住人の人物たちを多数登場させ、重層的に動かして、俯瞰的に描いている、各々が小心でまたは棒弱無人で善良さは微塵も観られず、人物に感情移入はできない。しかしながら上下二巻にわたって複数のエピソードを連関させることで飽きさせずに書かれており、終盤に向けて繋がっていくのが小気味良く、ちょっとした種明かしもよかった。最後の二行目には少々びっくりさせられましたが。とにかくストーリーでよくある「犯人が誰だ判らない」的な無理な仕掛けもなく好感が持てた。ただ、グロイ描写(例:ハメ撮り)や詳細な名称の羅列(例:日産グロリアY34型300アルティマVパッケージ)、難しい漢字の多用(例:悉く・纏る)、不必要な登場人物(阿倍和重と称する男)や人物の突然の死については疑問を感じ、文章表現も素人くさい。しかしながら、日本人としてこのような大作シンセミア”神町サーガ”に挑んだのは意義があると思うし、この作家の他の作品も読んでみたいと思わずにいられなかった。
シンセミア(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: シンセミア(下) (講談社文庫)より
4062775492
No.51
(4pt)

大作”神町サーガ”の意義

”神町”という町の住人の人物たちを多数登場させ、重層的に動かして、俯瞰的に描いている、各々が小心でまたは棒弱無人で善良さは微塵も観られず、人物に感情移入はできない。しかしながら上下二巻にわたって複数のエピソードを連関させることで飽きさせずに書かれており、終盤に向けて繋がっていくのが小気味良く、ちょっとした種明かしもよかった。最後の二行目には少々びっくりさせられましたが。とにかくストーリーでよくある「犯人が誰だ判らない」的な無理な仕掛けもなく好感が持てた。ただ、グロイ描写(例:ハメ撮り)や詳細な名称の羅列(例:日産グロリアY34型300アルティマVパッケージ)、難しい漢字の多用(例:悉く・纏る)、不必要な登場人物(阿倍和重と称する男)や人物の突然の死については疑問を感じ、文章表現も素人くさい。しかしながら、日本人としてこのような大作シンセミア”神町サーガ”に挑んだのは意義があると思うし、この作家の他の作品も読んでみたいと思わずにいられなかった。
シンセミア(下) Amazon書評・レビュー: シンセミア(下)より
4022578718
No.50
(2pt)

評価が難しい

これはかなり評価に迷いがあった。
かなり分厚い本な上、上下巻。その厚さにも関わらずかなりの短時間で読み切ったというのは、要は「それだけ読者を惹きつける魅力がある」といえると言えば言えるからだ。

果樹栽培が盛んで牧歌的な田舎町。観光客は「のんびりした田舎と美味しい果実に素朴な人々〜」なんて思い込んでいるが、その実態は変態警官にろくでもないヤクザまがいの議員に覗き屋集団をはじめとした、ただれた人間関係。きめ細かい心理描写などは非常によくできていると思う。UFO、殺人・・・と読者を引き込むのもうまい。

でもその反面「盛り込みすぎた」という印象がある。最初こそ面白いと思ったのだけど、登場人物の誰もが常軌を逸した変態行為、違法行為、背徳的行為をしているという話を読みすすめるうちに「これじゃ低俗な風俗雑誌のネタの物珍しさ、エグさで読者を釣ってるだけ」という気がしてくる。

だからとても惜しい。もしまっとうな登場人物がもっと沢山いて、その上で異常性がスパイスとして利用されているのなら素直に☆3つか4つだったと思うのだが、異常性、不道徳性(変態性?)だけで構成されると、たんに誰もが有する「こわいもの見たさ」を刺激されただけなのを「文学として面白い」と誤解したのではないかと自問自答してしまうからだ。あと正直な話、作者が登場する意味がやっぱり意味ない気がしてしまう・・・(^^;)
シンセミア(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: シンセミア(上) (講談社文庫)より
4062775484
No.49
(2pt)

評価が難しい

これはかなり評価に迷いがあった。
かなり分厚い本な上、上下巻。その厚さにも関わらずかなりの短時間で読み切ったというのは、要は「それだけ読者を惹きつける魅力がある」といえると言えば言えるからだ。
果樹栽培が盛んで牧歌的な田舎町。観光客は「のんびりした田舎と美味しい果実に素朴な人々〜」なんて思い込んでいるが、その実態は変態警官にろくでもないヤクザまがいの議員に覗き屋集団をはじめとした、ただれた人間関係。きめ細かい心理描写などは非常によくできていると思う。UFO、殺人・・・と読者を引き込むのもうまい。
でもその反面「盛り込みすぎた」という印象がある。最初こそ面白いと思ったのだけど、登場人物の誰もが常軌を逸した変態行為、違法行為、背徳的行為をしているという話を読みすすめるうちに「これじゃ低俗な風俗雑誌のネタの物珍しさ、エグさで読者を釣ってるだけ」という気がしてくる。
だからとても惜しい。もしまっとうな登場人物がもっと沢山いて、その上で異常性がスパイスとして利用されているのなら素直に☆3つか4つだったと思うのだが、異常性、不道徳性(変態性?)だけで構成されると、たんに誰もが有する「こわいもの見たさ」を刺激されただけなのを「文学として面白い」と誤解したのではないかと自問自答してしまうからだ。あと正直な話、作者が登場する意味がやっぱり意味ない気がしてしまう・・・(^^;)
シンセミア(上) Amazon書評・レビュー: シンセミア(上)より
402257870X
No.48
(5pt)

高まりゆく暴発の水位

洪水な神町に生起する様々な事件と人間模様が積み上げられた枯れ藁のように誰かが火を点けるのを待っているかのような、ジワジワと高まる怖さに満ちた第3巻。
「そもそも罪を悔いる気持ちなんてものが、快楽の渇望に勝ることなどあるはずがないのは、あらゆる歴史が証明してもいる・・・・・・。」(241頁)
Disciplineの喪われた共同体(国家、役所、企業、家族など)の行く末は、最終的には滅びでしかなかろう。
シンセミア〈3〉 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: シンセミア〈3〉 (朝日文庫)より
402264379X
No.47
(5pt)

久し振りに小説読みの醍醐味に酔わされた

錯綜したプロットと複雑な人間関係が絡まり合って、性と暴力そして金と麻薬の物語はいよいよ(一応の)大団円を迎える。ある者は喜劇的なそしてある者は悲劇的な10名の死といよいよ明らかになる隈元光博の出生の秘密。悪党の死にカタルシスを覚えるのもよし、やはり悪い奴ほどよく眠るのかとして憤りを感ずるもよし、また壮大な物語の終了に呆然とするもよし、「えっこれで終わりなの」と物足らなさを感ずるもよし、いずれにせよ濃密な小説的時間にどっぷりと浸ることにできた稀有な経験を提供してくれた阿部和重氏に感謝したい。
本作のもつ神話的な起爆力そしてイメージの喚起力の前では、凡百の小説が霞んで見えてしまう。
シンセミア〈4〉 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: シンセミア〈4〉 (朝日文庫)より
4022643803
No.46
(5pt)

加速度的に面白くなる物語

多くの登場人物が意外な線で互いに結ばれていたことが暴露されるにつけ、渦を巻いて深まりゆく物語。ストーリー・テリングとともに、各人物の内面描写も見事。広崎妙子と松尾丈士の肉欲関係や田宮和歌子の不倫関係が明らかになったあたりから、物語は暴走(?)を開始し、その加速度は増すばかり。松尾孝太を殺ったのは隈元光博なのか。
また、142頁以下の描写は、かの2008年6月8日の秋葉原通り魔事件を予見したとも云われる有名な箇所である。
直ちに第3巻を読み始める・・・・・・
シンセミア〈2〉 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: シンセミア〈2〉 (朝日文庫)より
4022643781
No.45
(5pt)

原題の「sinsemilla」(シンセミーリャ)とは「種子なしマリファナ」の意

大作ということで、出来る限り先入観を避けたく、予備知識には触れずに読み始めたのだが、正直最初はかなり退屈であった。
ところが、登場人物もかなり出揃い、複雑な人間模様などが明らかとなるにつれ、物語が面白くなってきた。特に、中山正の美少女性愛嗜好が記述されたあたり(152頁)から、一気に視線が頁を這うようになってきた。
テーマは共同体の消長ということになるのであろうか、大作の予感を感じつつ、続巻以降の世界に浸るのが楽しみである。
シンセミア〈1〉 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: シンセミア〈1〉 (朝日文庫)より
4022643773