謎解きはディナーのあとで
評判
謎解きはディナーのあとでの評価:
2.32/5点 レビュー 576件。 D ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全693件 381〜400 20/35ページ
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謎解きはディナーのあとでの評価:
2.32/5点 レビュー 576件。 D ランク
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おべっかがこれでもか!と並べられている。
帯だけで十分うんざりしたところで中身を読むと 納 得 の 薄 っ ぺ ら さ。
結論を先に言うと、本を読みなれた人には「 退 屈 」ミステリ好きには「 苦 痛 」になる作品です。
推理は幼稚で材料が出揃った時点ですべて謎が解けます。今時小学生向けのミステリ漫画でももっとマシです。
トリックなどが単純でも人間ドラマなどで読ませることができる小説もありますが
これは本当におつまみ程度の長さの短編集ですので小説として楽しむこともできません。
さらに今時ライトノベルでも出てこないような薄っぺらいキャラクター設定が鼻につきます。
主人公(狂言回し?)は普段は一般的な新米女刑事の振りをして、その実体は日本有数の資産家のお嬢様という宝生麗子。
しかし立ち居振る舞い言動には品がなく、どう見ても育ちがよくなくヒステリックで高慢で単純な成金のおじょうちゃんです。
お嬢様という設定にしたのは執事をつけるためだけじゃないのかというくらいお嬢様らしくありません。
高価な品を身に着けて、お付がいて、リムジンに乗り、家ではドレスでナイフとフォークの食事をし、
ワインを注いでもらってくつろぐから本当のお嬢様、という陳腐な表現には苦笑しか出ません。
生粋のお金持ちと成金の比較としてか麗子の上司の風祭警部が成金の御曹司になっていますが
おつむの具合も行動原理も彼と麗子と全く被っています。親の資産の規模がちがうだけ。
高価な品(ロレックスの時計・英国製のスーツ)を身に着け、高価な車(ジャガー)に乗り、事件現場に駆けつけます。
これでお付でも居れば、麗子となんら変わらないというキャラクターです。
全く無意味どころか同じ国立署の同じ班にアホの金持ちが二人居て、稚拙な現場解説を二度読まされるというくどい状態です。
いっぱしの物書きなら主人公と組むのは対照的な庶民派のベテランなどにして
生粋のお嬢様目線の推理(ハイクラスな生活をしている者にしか分からないような「気づき」)と
庶民派ベテラン目線の推理(経験と知識に裏打ちされた「気づき」)とを先に出し、そのうえで
犯人の真の姿を推理する執事を展開するでしょう。そんな基本的な展開すらこの作品にありません。
新しいタイプなどといえるものではなく、練りこみ足らずとしか。
そして執事も執事という名前だけで、実体は完全に付き人です。
付き人という設定だったら違和感のない「若年すぎる・仕事内容がおかしい・口ごたえする」人物が
執事と設定したために嘘臭くなって、より宝生麗子が成金に見えてきます。
はっきり言って「お嬢様刑事と毒舌(というよりただ口が悪いだけです)執事」というキャッチーな設定が完全に上滑っています。
作品を作るにあたって取材や下調べをせず、脳内だけで練り上げたような感じが全体を覆っています。
買ってしまって本当に後悔し、貧乏根性で一応最後まで読んだものの
「本屋大賞」というものに騙されたとしか言いようがありません。
こんな稚拙な作品が本屋大賞と持ち上げられるようでは本屋さんたちも底が知れると公言しているようなものです。
話題を作りたかったのかもしれませんが、良い物を薦められないならそんな賞は無用と思います。