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【米澤穂信】
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黒牢城の評価:
7.89/10点 レビュー 9件。 B ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点7.89pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
まあまあでした
なんとなく読み終えました。
黒牢城の感想
面白かったんだけど、やっぱり時代小説は読みにくい…読みやすくしてあるんだろうけど、読めない単語や知らない単語を調べながらを繰り返すのがちょっとしんどい…何度も寝落ちしながら読み進めた感じです。史実に基づいた作品だったんですね。このあたりのことを詳しければもっと楽しめたのかもしれません。
時代小説でミステリー物ですね。4編の短編から成り立ちながら1つの結末に向かっていく、なかなか読み応えがあり、楽しめました。基本的に時代物は言葉遣いが解りづらく、すらすら読めないので敬遠しています。しかしながら、本書は、ある程度は読みやすいように工夫されていたように感じられました。各編は、「満願」や「儚い羊たちの祝宴」のようなオチの切れ味の良さも感じられ、十分に直木賞の価値があると思います。なお、史実を全く知らないでこの評価がですが、史実を知っている方にとっては、かなり評価が高いのではないでしょうか。
とても素晴らしい作品でした。まず著者名が伏せられていたら米澤穂信と気づかないぐらい、文体まで時代小説に変えているのに驚きます。文章作りにまで拘る、これぞ作家の作品という意気込みを感じました。物語は、史実に基づき"黒田官兵衛"が幽閉されていた期間、有岡城での出来事をミステリ仕立てで描かれた作品です。第一章『雪夜灯籠』では、捕らえていた人質が雪に囲まれた納戸で殺されたという雪密室。何故どのように行われたのか不明。このままでは城内で混乱が起きる。有岡城の当主、荒木村重が苦肉の策として幽閉した黒田官兵衛に助言を仰ぐという流れは安楽椅子探偵もの。牢獄の中の名探偵役いう構造は『羊たちの沈黙』のレクター博士を想起させました。その後も短編作品のように各章ミステリ物語が展開します。どれもこの時代ならではの武士や民の心情を活かした構造に驚かされた作品集でした。そして最終章は、史実上謎とされる『そもそも何故、荒木村重が織田信長を裏切ったのか』、そして『黒田官兵衛が殺されず幽閉されていた時に何が起きていたのか』。それらの1つの解法として物語が見えてくるのが見事。ミステリ的な演出や戦国時代の背景など複雑に絡まった物語は本当に圧巻でした。そして一言では説明できない重く深みある物語なのが凄い。読み終えて絶賛ではありますが、実は初読30ページ程で挫折しそうになったのも本音です。私は歴史や時代ものが超苦手。人物や当時の土地勘がさっぱりで、最初のページから頭に入らずでした。同じような人への参考です。なのでひとまず"黒田官兵衛"で検索して出てくるページをざっと下調べ。史実となる有岡城での幽閉とその後を先に把握しました。再び本書を開くと史実通りの展開から始まるのですんなり世界に入り込めました。そのうち文体にも慣れて没入です。本当に序盤は苦手な人は苦手だと思うので、歴史が苦手な方はちょっとだけで十分なので下調べ推奨です。読後はこの時代の歴史に興味が沸き、wikiを巡回。苦手な歴史もこういう作品に出合えると興味が沸きます。素晴らしい作品でした。
▼以下、ネタバレ感想
戦国時代 クローズドサークル!
なんとなく読み終えました。