数学科助教授は、異常な興奮状態に陥ると天才科学者に変態し、これまで数々の論文をものしてきたという。

綾鹿科学大学大学院准教授・増田米尊は異変に気づきつつあった。何人もの女性から言い寄られるなどなかったことだ。

『○○○○○○○○殺人事件』で鮮烈デビューした「奇才」による待望のメフィスト賞受賞第1作!上木らいちは援交をする高校生で名探偵でもある。

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。

予測不能な神業トリックを暴くのは、犯罪資料館の美人館長・緋色冴子。驚愕の推理力で、助手の聡と難事件に挑む。

高知の漁村に取材で立ち寄った、植物カメラマンの猫田夏美。

警視庁捜査一課所属、自称酒豪、宮藤希美。彼女には奇癖があった。

「己が出生の秘密を知りたくば、山口県鳴女村の灰王家を訪ねよ」という手紙をもらい鳴女村を訪ねた慶四郎は、すでに廃業した温泉旅館灰王館でもてなされる。

全国で「死体が消える」という不可解な事件が続発していた。犠牲者の数が130人分足りない飛行機墜落事故。

女は裂かれた腹から胃腸を抜き取られ、男は冒されるはずのない高山病で死んでいた。

東京、三鷹市の井の頭公園の近くに“AHM”という四階建てのマンションがある。

孤児院育ちの美女から生家を探してほしいとの依頼を受けた弁護士・川路。

死刑執行前夜、密室状態にあった別々の独房で、二人の囚人はなぜ斬殺されたのか――。

晴(はれ)やに、新しい命が生まれます！ もと町同心の優之進と愛妻のおはるが「晴や」を開店して初めて迎える夏。

都内各地で首がさかさになった奇

「4月9日(金)午前0:20にお越しください。お目にかかれるときを楽しみにしております。

自らの作品を呪物と化し、人々を襲った異端の芸術家・黒形上赤四郎。

世界を自分の色で支配しようとする異形の天才芸術家、黒形上赤四郎。

倉阪氏ならではの驚愕バカミスです。

巷で“赤い球体”を見た人々が自我を失い、凶事を起こす事態が発生。

再び指揮者がヴァイオリンを弾きはじめる。照明はさらに暗く、遠近法が微妙に狂いだす。

軽井沢フィルを率いる美貌の指揮者・火渡樹理と難病を患う新進画家の緑川弦が出会ったとき、三代にわたり二家を縛る不思議な因縁が露になる。

倉阪氏ならではの驚愕バカミスです。

風光明媚な「日本桜富士館」で催される、富士と桜を愛でる会。

若くして引退し、その後は一度も姿を見せず山形県に隠棲していた往年の名女優、美里織絵が死去。

次々と翻訳家が失踪する。古本屋がわけもなく売り渋る。

自らの限られた命を知った作家の守渡季里は、遺作の執筆を開始していた。

安政四年。好色者で、かつ火事のたび大儲けする材木問屋の主人が殺される。

一昼夜走る過酷なレース。コースに現れたのは…… 24時間で、走った距離を競う耐久マラソンレースは過酷なもの。

比陀理神社では、巫女のアルバイトをしていた短大生が怪死し、ジョギング中の男が突然死する事件が相次いだ。