モデルとしての将来を嘱望されていた美貌の女子大生・琴音。

フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札される――。

中絶の専門医である古河は、柔らかい物腰と甘いマスクで周りから多くの人望を集めていた。

ある雨の降る晩。突然、僕は佐々木千尋を思い出した。

自分だけの秘め事が、モニター越しに見知らぬ男に覗かれていた……! 美しい女性教師・加納凛は両親に厳しく育てられた影響で普段は控えめな生活を送っているが、たまにエロティックな下着をつけ自撮りをするという密かな気晴らしを楽しんでいた。

一葉(ひとは)には母と2人だけの秘密があった。正体不明の異形――「泣き女」が見えるのだ。

高校1年生の時に隣家に棲む男に拉致監禁された奈緒子。

いくらでも殺せる。彼女が望むなら。

お見合いで知った双葉に惹かれる慶太。双葉によって嗜虐性に目覚めた慶太は、出会った日から彼女に陵辱の限りを尽くす。

私は探している、「人を殺せる」怪談を。

呪いで殺人は合法? 超常現象による犯罪を法で解決するのは、警視庁呪詛対策班。

口に髪が入ったら死がやってくる。

台所に立っていると落ち着く。料理をすると心が凪いでいく。

日本初、007の本格的後継小説! イアン・フレミング著「007は二度死ぬ」の後日譚にして、原典の謎や矛盾を解決する一篇。

右か、左か。人は無意識のうちに選択を繰り返す。

柏木はハンサムな若き調香師。彼の調合する香水を求め、店には多くの婦人たちが訪れる。

あの夜、丘の上の屋敷で何が起こったのか──戦慄のサスペンス! 鬱屈した思いを抱えた青年2人。

角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー、待望の第3弾。

愛する妻を失った由紀夫は、南の島のヴィラで夜ごと娼婦相手にサド的な欲望を満たす。

わたしの家は、クラスの子たちとどこか違う。これから母と、死体を埋める。

真っ赤な血は明らかにナイフによる傷。 事故じゃない、殺人だ。

世は大正。 華族・堀井三左衛門男爵が何者かに殺された。

「読みからおはりや、書く遊ばせたまえ、降りおりて、語りかたりましませ」 学校で、居酒屋で、読み聞かせボランティアで、各所で囁かれるその"おまじない"は、唱えたものに勇気を与えてくれるという。

香月健太は33歳。

ライターの藤崎俊一はある男を追っていた。

怪異による超常現象×名探偵の論理！　30年前から繋がる惨劇の連鎖。

老人介護のボランティアをしている仁科理佳は、寝たきりの老婆・幸枝の様子を見てきて欲しいと頼まれる。

青山のアパレルショップ店長、真知子。

真夏のリゾート地で、僕とエリコは二人だけの情事を重ねていた。

男勝りな摩耶と美しい百合香、女どうしの同棲生活には甘美で濃密な時が流れていた。指や舌、前歯に唇に太腿…。

男勝りな摩耶と美しい百合香、女どうしの同棲生活には甘美で濃密な時が流れていた。指や舌、前歯に唇に太腿…。

湧き起こる違和感の数々。あなたは果たして気づけるか―― その家には約束事がある。

上野恩賜公園で通報。全身六十一ヵ所に穴が空いた変屍体あり。

東海道を舞台にした「蠱毒」も、残り23人。 人外の強さを誇る侍たちが島田宿で一堂に会した。

空港近くのホテル。人々の笑い声は、包丁を持った元ハウスキーパーの青年、香取純一の侵入で悲鳴に変わる。

「あなたに特別な力を授けます」。

星野鈴音は十人並以下の容姿。けれど初めて見た瞬間、榊原優一は激しく心を動かされた。

京子はビストロを経営する美しきギャルソン。

ホームレスの女性が、公園で殺害されているのが発見された。犯人も動機も不明。

僕は人形を作り続ける。42号と名付けられたこの人形の頭部にはまだ髪がなく、唇にも紅は塗られていない。

その家に関わった者は、行方不明になるか悲惨な死を遂げると言われる「呪われた家」。

三浦加奈30歳―タレントとしては芽が出ず、今は派遣社員。そんな彼女の前に現れた岩崎。

ある家で、司法試験に落ちた息子が家族5人を次々と惨殺し、自らも首を吊って死んだ。

「あなたのご両親は、あなたを売ることにした」女子大生・川上春菜は、父親の使いで訪れた横浜のビルで、突然告げられた。

冴えない大学生の南里遼太郎は、合コンで出会った夕紀の眩しいまでの美貌が忘れられなかった。

この地獄を抜け出す、悪魔に心を売ってでも――。 歯科医として働くクリスチャン、聖。

昔、昔…。春のある午後、少年は森の中で、日にさらされて色褪せた雑誌が落ちているのを見つけた。

「ねえ、私を覗いているのは誰なの?」。奇妙な洋館で女は自分を見つめるビデオカメラに気がついた。

悦楽の街マカオ。小説家は束の間の自由な時間を楽しんでいた。

僕のもとにある日届き始めた一通の手紙。そこに書かれた指示に従うことで、僕の人生は驚くほど順調だった。

多岐川瑠璃子は実家住まいの歯科衛生士、33歳。家と職場の往復だけの単調な日々を過ごしている。

生真面目な女子大生の水沢琴音は、青年実業家・白石周平の秘書のアルバイトを始めた。

あの部屋にいる人は、みんなみんな死んじゃうんだよ…人形のように美しい少女が予告する、謎の連続飛び降り自殺。

小岩井一水と夕希子は、平凡ながら幸せな家庭を築いていた。新築一戸建の家、可愛い6歳の娘、お腹の中に宿る新しい命。

「殺せ!」細胞が命じた「そしてお前も死ね!」そして突然、子どもは生まれなくなった…未来なき世代におくる予言的長篇ノベル。

熱狂的ファンからのメールに添付された写真。その美貌に小説家の目は釘づけになった。