北海道釧館(くしだて)のホテルで起きた殺人事件。殺されたのは有名な精神科医・隈本洋二郎。

事件を操る指揮者(コンダクター)は誰だ! ? 二つの事件が結びついたとき、衝撃の真実が浮かび上がる! 本書読了後には、目次を読み返して戴きたいし、このカバーもじっくりと眺めてみて欲しい。

愛する息子と妻をシンナー中毒の通り魔に殺された新聞記者の小坂宏樹、我が子を殺めながら無罪判決を受けた平沼香織。

子どもを自宅に置き去りにした母親が保護責任者遺棄罪で有罪判決を受けた。

女児誘拐殺人の罪に問われ、懲役十五年の刑を受けた柏木喬は刑を終え出所後、“私は殺していない!”というホームページを立ち上げ、冤罪を主張。

一人息子を育てながら九年間の受験勉強を経て弁護士になった村地佐和子はミスばかり犯し、前途に悲観的になっていた。

雅江と英理佳は、小学四年生の頃、まるで双子のように仲良しだった。

鳥取砂丘で殺人事件が発生。被害者は文芸編集者・笹谷美緒の女子大時代の友人だった。

函館・赤レンガ倉庫群近くの海で発見された水死体。水産会社を経営する一ノ瀬祐二だった。

製薬会社社長・倉上秀代が、田圃に脱輪した車のトランクから遺体となって発見された。

黒江壮が、婚約者笹谷美緒を連れて山口県萩市に帰郷した。

文芸編集者・笹谷美緒に、覆面作家・飛鳥彰から柿本人麻呂をめぐる鼎談メンバーの指名が。

東京に住む男の大学生が熱病に冒され、やがて国際伝染病に指定された致死率70パーセントのエボラ出血熱の真性患者と判明する。

新潟県・出雲崎で「ヤヒコニ イッテ ウラ」という言葉を遺し、一人の女が殺された。

第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作! 戦慄のノワールサスペンス 26歳の守は生活保護受給者のもとを回るケースワーカー。

真っ赤な文字で“殺”と書かれた車が発見され、トランクから女性の死体が―。殺されたのは女優の矢野礼子。

東京郊外にある病院の脳神経外科病棟で、入院患者が殺された。死因は筋弛緩剤の投与。

友人の藤堂純に会うため京都へ向かうとき、美緒は純の叔母・熊谷由季子を見かけた。

九州肥後市で、市長選候補者の大曽根英隆が毒殺された、遺跡群に建設予定の大レジャーランド推進派と対立していた彼は、手帳に邪馬台国に関する奇妙なメモを残していた。

十和田湖畔に立つ乙女像の近くで、若い女性の死体が発見された。被害者は大学院生の田中春菜。

作家の中岡昌作が講師を務める「万葉散歩」講座の一行が訪れた潮来の公園で、参加者の山際房江が絞殺体で発見された。

夫・耕一と別居中の泉恵理は、交際している藤波鉄郎から結婚を迫られていた。

女優から画家に転身した日下部沙織が東京・多摩湖畔の自宅寝室で殺された。第一発見者は夫の稔。

出版社に勤める笹谷美緒は、博多発の寝台特急「あさかぜ4号」で帰京することになった。

数々の難事件を解決してきた名コンビ、数学者の黒江壮と文芸編集者の笹谷美緒は、十五年という永すぎた春にようやくピリオドを打ち結婚した。

横浜の港の見える丘公園で、エリート社員・久保木が絞殺された。

新人作家・鳥海昌夫へ処女作の見本を届けるため、笹谷美緒は札幌を訪れた。

函館在住の推理作家を訪ねようとしていた編集者弘田の服毒死体が青森で発見された。

高齢ドライバーによる死亡事故、それは本当に〈老いの宿命〉だったのか? 高齢男性の運転する軽トラックがコンビニに突っ込み、店員を轢き殺す大事故が発生。

笹谷美緒が宿泊する壱岐のペンションで、男性客三人組のうち一人が殺害され、一人が姿を消した。

推理作家の荒木とともに向かった信州・穂高の別荘で、編集者の笹谷美緒は、荒木の妻の絞殺死体を発見する。

傲慢、奇矯な若き天才画家が、自宅駐車場で刺殺死体となって発見された。その恋人は同夜、別の場所で毒死を遂げていた。

有馬安正は死体となって発見され、その首は、岩手県江刺市を流れる人首川で発見された。

特養老人ホーム「敬徳苑」で入所者が何者かに殺害された。

小6の少女・朋美が誘拐され、殺された。捕まったのは少年3人。

条川署の警官・新田真人は、オレオレ詐欺の金を受けとりに来た若者を現行犯逮捕した。

「投稿作品のアイディアを盗まれた」―美緒の勤める出版社に人気作家を告発する手紙が届いた。

いじめを苦に少年が投身自殺をとげ、隣町ではいじめで一人息子を喪った母親が、鉄道に飛び込んだ。

出雲の日御碕で女が殺された。

雨の夜の不動産業者殺し。強引な取調べで自白した青年は死刑判決を受け、自殺を遂げた。

平成5年初夏―京都で残虐な事件が発生した。被害者はあおぞら合唱団に所属する長尾靖之と沢井恵美。

十三年前に札幌で起きた殺人事件と、同じ手口で風俗嬢が殺害された。

東京・井の頭公園で「スズ…」という謎の言葉を残して、仙崎稔が毒殺された。

致命率７０パーセント、エイズよりも恐ろしいという、国際伝染病「エボラ出血熱」。その男性の真性患者が、東京で発見された。

衆議院議員で平成新党代表の桃沢康明が中野のマンションで撲殺され、その直後、エレベーターから走り去る“幻の女”が目撃された。

独り暮らしの初老男性が絞殺死体で発見された。捜査線上に浮上したのは家事代行業の地味な女性。

函館の青柳町こそかなしけれ友の恋歌矢ぐるまの花―死の間際に石川啄木の短歌を口にした男性。

同年同日生まれの志村雅江と畑中英理佳は、子どもの頃、双子のようにいつまでも仲良しでいようね、と誓い合った。

21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判に抜擢された期待の女性弁護士・松岡千紗。

落ちこぼれ探偵大活躍の2傑作！高校入試会場から受験生の失踪！内申書の“殺人”？学園ミステリー。

笹谷美緒と黒江壮は編集者と大学助手の婚約カップル。美緒の取材を兼ねて、二人は上野から寝台特急で北津軽へと旅に出た。