水の殺人者
- 水底の殺意 (1)
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登場人物が多いのでメモをしながら読み進める事は必須だと思う。それを行う価値が十分にある大作だと思った。最後、伊達マリ子による推理でも良かった気がするが複雑化を避けた展開なのかなと思った。この作品は、登場人物が多く、衝動性や執着性の背景を説明しきるのが、映画やドラマでは難しそうで、こうやって文面で我々だけが楽めるのもいいものだと思う。 | ||||
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リストに沿って起きる連続殺人、というあらすじに興味が湧いて読み始めました が、残念ながら私にとっては期待外れでした。ミステリなのである程度は仕方な いにしても、トリックありきの無理矢理なお話過ぎて単純に面白くないのです。 しかもそのトリック自体のキレが悪く(叙述トリックとして弱すぎます)、なん とものっぺりとした真相が語られます。犯人や動機の納得感も薄く、割と我慢し ながら最後まで読んだのにこれかぁ……と、ため息が漏れてしまう一冊でした。 | ||||
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読んでしばらく考えたのだが、どこか無理矢理感の残る作品だった。ミステリー的にはあり得るんだろうが、ここまで殺人者リストの面々の持つ悪意が、偶然すぎる気がする。折原一は「灰色の仮面」も数ページ読んだのだがやめてしまった。なんか合わないんだよなあ。合う人にとってはファンになるんだろうが、おれはだめだったな。 | ||||
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殺人の動機がかなり曖昧ですが、登場人物がとても人間臭く、かなり楽しめました。折原一先生の作品は基本的に叙述トリックに重きを置き過ぎ、あまりハッピーエンドにはならないが、心理描写が兎に角面白い!ツボにはまれば折原ワールドの虜になるでしょう。一度折原先生のエッセイが読みたい! | ||||
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「リスト」に名前が記載された者は次々と殺されると言う「殺人リスト」を巡るサスペンス劇。だが残念ながら、折原氏の奇抜なトリックを期待する向きには不満の残る出来。 ある人物が最初に作った「殺人リスト」に載った者は次々と殺されて行き、事件の進行に連れ「リスト」へ名前の追加・削除が起きると言う凝った趣向。本来なら、この「殺人リスト」を巡って強烈なサスペンスが展開される筈なのだが、読者に迫るものがない。折原氏独特の悪意と怨念に満ちたドロドロした人間関係の描写が不足しているのだ。章毎に殺される人物名を表題にしてその人物を中心に描き、その人物の恐怖感を描こうとしているのだが、「殺人リスト」の意図を明確には書けないので人物描写が今一つ、かと言って意味不明のまま殺人が繰り返されても読者に響くものがない、と言うジレンマに陥っているように見える。物語を俯瞰的に描いているためとも思え、いっそ「殺人リスト」中の一人の人物の一人称にした方が、折原氏らしい作品になったのではないか。また、作中でも触れられているが、「殺人リスト」中の人物達が2つのグループに別れてしまうのが痛い。片方のグループが「リスト」に載っているのは不自然で、自然に真相が予測できてしまう。結末で、その予測を覆す大トリックも用意されていなかった。 着想は折原氏らしいものだが、それに見合った実装が出来なかった残念な作品。 | ||||
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