「萩原朔太郎」の亡霊
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
「萩原朔太郎」の亡霊の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
「萩原朔太郎」の亡霊の総合評価:
9.00/10点 レビュー 4件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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先日、初読だった「シーラカンス殺人事件」も同様でしたが、この作品も意外に硬派で真っ当なミステリだったのにびっくりしました。もしかしたら後年の浅見光彦ものよりしっかりした構成かもしれません。内田先生は、全体のプロットを立てずに、出だしから思いつきでいきなり書き始めることで有名ですが、たいてい、読んでいる途中で「これは無理やりくっつけたな・・・」という部分が出てきて、それもまた愛嬌ということが多かったのですが、初期作品の方がそういうご都合主義が見当たりません。デビュー後まだ4作目で、広告代理店経営をやめて作家専業になった初作品というので、余計に気合が入っていたのかもしれません。
萩原朔太郎といえば短編小説の”猫町”くらいしか知らず、詩は読んだことがなかったのですが、変わった雰囲気のものが多かったのですね。その影響かこの作品もどこか異様な雰囲気に満ちています。とある事件がきっかけで、最後はホームレスにまで落ちてしまった人物の運命が理不尽で悲しいです。実は、途中で真相と犯人はわかってしまったのですが、それでもなかなかひねったストーリーだと思いました。
この作品は岡部警部もので、後にミステリ・ドラマで高橋克彦さんや松村雄基さんが主演されましたが、めずらしく岡部の家庭でのプライベートシーンが出てきて、どんな顔をして父親をやっているのかがわかっておもしろかったです。また、しっかり旅情ミステリにもなっていて、特に山形県酒田市には行ってみたくなりました。
これからも旧作を再発掘していきたいです。