浄夜

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種別
長編
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あらすじ

2008年11月13日 浄夜 (双葉文庫)

白称モデルで、過食嘔吐を繰り返す宮島弥生は、カルチャーセンターの小説講座に通う作家志望の女性。作品を読んだ講師である芥川賞作家の花山と、その担当編集者の桐島は、彼女の表現する強烈な悪意と憎悪、そしてサディズムに衝撃を受ける…。虚構と現実のあわいを描く超問題作。(「BOOK」データベースより)

評判

浄夜の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク

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浄夜の総合評価:

10.00/10点 レビュー 6件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6
(5pt)

リアリティがないのが逆にリアル。

花村萬月は、どうしようもない下劣な人間を描き、それを高貴なものとして捉える逆説的作法をもって読者に思考させる稀有な作家だ。だから読者を選ぶ、ベストセラーにならない、だが本物である。リアリティがないのが逆にリアルなのである。

過食嘔吐を繰り返す小説家志望の弥生と、小説家になれなかった文芸編集者桐島のパートが交互に続く。弥生のパートは、真実と虚構がないまぜになっており、信頼性のなさ、現実と妄想の曖昧さが強調される。弥生自身、自己愛と自己顕示欲の塊、つまり小説家の象徴であろう。一方桐島のパートは、現実のみが強調される。自己愛に躓き自己否定に疲れ、現実の編集者という仕事とセックスに憑りつかれている。
「小説というものは習うもんじゃない」というのが結論である。

こういう作品を読むと、もう普通の青春小説やベストセラ小説など読めなくなる。残るのは純文学か海外小説、あるいは詩であろう。
問題作に違いないが、小説の本質を理解せず、何も考えずただ消費するだけの我々のほうが問題のような気がする。衝撃を受けまくった。
浄夜 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 浄夜 (双葉文庫)より
4575512443
No.5
(5pt)

リアリティがないのが逆にリアル。

花村萬月は、どうしようもない下劣な人間を描き、それを高貴なものとして捉える逆説的作法をもって読者に思考させる稀有な作家だ。だから読者を選ぶ、ベストセラーにならない、だが本物である。リアリティがないのが逆にリアルなのである。

過食嘔吐を繰り返す小説家志望の弥生と、小説家になれなかった文芸編集者桐島のパートが交互に続く。弥生のパートは、真実と虚構がないまぜになっており、信頼性のなさ、現実と妄想の曖昧さが強調される。弥生自身、自己愛と自己顕示欲の塊、つまり小説家の象徴であろう。一方桐島のパートは、現実のみが強調される。自己愛に躓き自己否定に疲れ、現実の編集者という仕事とセックスに憑りつかれている。
「小説というものは習うもんじゃない」というのが結論である。

こういう作品を読むと、もう普通の青春小説やベストセラ小説など読めなくなる。残るのは純文学か海外小説、あるいは詩であろう。
問題作に違いないが、小説の本質を理解せず、何も考えずただ消費するだけの我々のほうが問題のような気がする。衝撃を受けまくった。
浄夜 Amazon書評・レビュー: 浄夜より
4575235334
No.4
(5pt)

満月は面白い!

オイラにとって、花村満月の作品を読むのは二作目でした。(最初は二進法の犬)
「この人に、ハズレはナイな」と二作目にして確信してしまった。
誰にでもある、Sの面とMの面がチェンジしたりするのが非常に面白い。
過食嘔吐してる様な女を知っているので、そいつにダブらせて読んでしまって、面白さ二倍。
編集者の、どこか臆病な雰囲気もオイラに似ていて面白さ三倍。
【読み出すと、本を閉じさせなくさせる魔力】を持った作家さんだと思います。
浄夜 Amazon書評・レビュー: 浄夜より
4575235334
No.3
(5pt)

満月は面白い!

オイラにとって、花村満月の作品を読むのは二作目でした。(最初は二進法の犬)
「この人に、ハズレはナイな」と二作目にして確信してしまった。
誰にでもある、Sの面とMの面がチェンジしたりするのが非常に面白い。
過食嘔吐してる様な女を知っているので、そいつにダブらせて読んでしまって、面白さ二倍。
編集者の、どこか臆病な雰囲気もオイラに似ていて面白さ三倍。
【読み出すと、本を閉じさせなくさせる魔力】を持った作家さんだと思います。
浄夜 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 浄夜 (双葉文庫)より
4575512443
No.2
(5pt)

買って、読んで

「純」文学とはこの本の事だ!読みやすくて、おもしろい。この値段なら安い買いものだ。俺はおそらくこの本を又読む。それは何故か、日本語、漢字、表現、知識、価値観、なにより人間を知ることができる。俺は、この人のような小説を書くことは一生できないだろう。しかし、学習はできる。もう一つ気になったのが、6年かけ執筆している。客観的に考えて長すぎるのではないか。花村萬月恐るべし。
浄夜 Amazon書評・レビュー: 浄夜より
4575235334

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