夜空のむこう
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編集者、ヴェテランライター、作家志望者、マンガ家、飲み屋のママ―。新宿二丁目に事務所を構える編集プロダクション。そこに集う面々のさまざまな人生を、柔らかな眼差しで描いた十四の物語は、ひとつひとつがきらきらと輝きながら、あなたの胸に、懐かしさを届けるだろう。彷徨う季節を通り過ぎたとき、人は、どこに向かうのか。郷愁と共感の青春群像小説。 | ||||
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彼の著作を読むのは初めて。東京に暮らす30代の編集者をする若者が主人公。虚無的でもなく、青臭さが抜けきらないわけでもなく、一通りの酸いも甘いもを経験した彼が、毎日の仕事等に流されながらも、自分にとって大切なもの、目指すべきものを見つけていくそんな物語です。ストーリー展開の面白さもさることながら、安心して、読む時間をゆったりと楽しめる小説でした。 | ||||
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彼の著作を読むのは初めて。東京に暮らす30代の編集者をする若者が主人公。虚無的でもなく、青臭さが抜けきらないわけでもなく、一通りの酸いも甘いもを経験した彼が、毎日の仕事等に流されながらも、自分にとって大切なもの、目指すべきものを見つけていくそんな物語です。ストーリー展開の面白さもさることながら、安心して、読む時間をゆったりと楽しめる小説でした。 | ||||
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ハードボイルド新世代の旗手として語られることの多い著者だが、実は短篇集においてはユーモラスなタッチなものやしんみりとさせる人情劇なども得意とする。3年ぶりぐらいになる最新長篇「夜空のむこう」は、著者のそういった手口の巧みさと、長篇作家としての資質とが綺麗に合致して出来上がっている。 すなわち、本書は全14話の独立した短い話の総体として、ひとつの長い物語が出来ているのだ。とはいえ、新本格にあるような連作が最終的にひとつの謎を解く、といった形ではなく、そういった形態が、本書の場合、4,5年に亘る登場人物の人生の変遷を描く群像劇といった目的に寄与している。 そして、それが実に上手く出来上がっていることに驚きを覚える。 新宿に編プロを開ける篠原、越智と、そこの若手ライターの佐智子。それに友人であり先輩ライターである古橋、編集者の和泉、皆が行き着けのバーのママである栄子、といった面々が主人公だが、その周辺の人間たちもまた、全編を通して何度も登場し、時の変遷の中でいくつもの人生の転機をむかえていたりする。 ある者は自分の仕事に疑問を持ち、ある者は恋に落ち、ある者は新しい夢を求めて新宿をあとにし、そしてあるものは死んでしまったりもする。厚い一冊だが、その分量が必要であったろうと納得させる素晴らしいヒューマンドラマに、本書はなっている。 香納ハードボイルドのファンにも、香納タッチの短篇のファンにも、お奨めの一冊だといえよう。 | ||||
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ハードボイルド新世代の旗手として語られることの多い著者だが、実は短篇集においてはユーモラスなタッチなものやしんみりとさせる人情劇なども得意とする。3年ぶりぐらいになる最新長篇「夜空のむこう」は、著者のそういった手口の巧みさと、長篇作家としての資質とが綺麗に合致して出来上がっている。 すなわち、本書は全14話の独立した短い話の総体として、ひとつの長い物語が出来ているのだ。とはいえ、新本格にあるような連作が最終的にひとつの謎を解く、といった形ではなく、そういった形態が、本書の場合、4,5年に亘る登場人物の人生の変遷を描く群像劇といった目的に寄与している。 そして、それが実に上手く出来上がっていることに驚きを覚える。 新宿に編プロを開ける篠原、越智と、そこの若手ライターの佐智子。それに友人であり先輩ライターである古橋、編集者の和泉、皆が行き着けのバーのママである栄子、といった面々が主人公だが、その周辺の人間たちもまた、全編を通して何度も登場し、時の変遷の中でいくつもの人生の転機をむかえていたりする。 ある者は自分の仕事に疑問を持ち、ある者は恋に落ち、ある者は新しい夢を求めて新宿をあとにし、そしてあるものは死んでしまったりもする。厚い一冊だが、その分量が必要であったろうと納得させる素晴らしいヒューマンドラマに、本書はなっている。 香納ハードボイルドのファンにも、香納タッチの短篇のファンにも、お奨めの一冊だといえよう。 | ||||
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