よろこびの歌
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あらすじ
悔いのないように歌おう。未来の自分に向けてーー著名なヴァイオリニストの娘で、声楽を志す御木元玲は、音大附属高校の受験に失敗、新設女子高の普通科に進む。挫折感から同級生との交わりを拒み、母親へのコンプレックスからも抜け出せない玲。しかし、校内合唱コンクールを機に、頑なだった玲の心に変化がーー。見えない未来に惑う少女たちが、歌をきっかけに心を通わせ、成長する姿を美しく紡ぎ出した、青春×音楽小説の傑作!2009年の単行本刊行時には、<読売新聞読書委員が選ぶ「2009年の3冊」>という企画(2009年12月27日朝刊)で、小泉今日子さんが推奨したのをはじめ、多数のメディアで高評を博し、書評家諸氏や数多くの書店員に絶賛された名作が、このたび装いも新たに刊行。カバー装画は人気イラストレーターのカチナツミさんが担当。2021年に本作が原作の舞台「よろこびの歌」をプロデュースした演出家の石川寛美さん(「演劇集団キャラメルボックス」所属)による巻末解説も必読!(「BOOK」データベースより)
評判
よろこびの歌の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 A ランク
よろこびの歌の総合評価:
9.10/10点 レビュー 42件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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連作短編の形式を採っており、表題作は同じ出版社の
『Re-born はじまりの一歩』というアンソロジーに
収録されていた。現在最も私が注目する作家である。
あらすじを書いてしまえば、音大付属高校の受験に失敗した
主人公と、おなじくどこか挫折感を抱えた女子高生たちが
合唱という一つの目的に向かう、という青春群像劇である。
青春モノとしてはありきたりのシチュエーションであろう。
しかし各短編のクライマックスを巧みにずらすテクニックや
ハイティーンの感情の揺れを繊細に紡いでいく筆致や
各物語の最後に立ち現れる、揺ぎ無い、眩しい希望が
読者の内の少年少女を、しかと揺すぶるのだ。
各短編のラストごとに、じんわりと泣けてくる傑作。