イオラと地上に散らばる光

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種別
長編
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あらすじ

2025年11月18日 イオラと地上に散らばる光

「検索すればすぐに出てくるよ。赤ん坊を抱いたまま旦那の上司を刺しに行った女。なんか怪獣みたいな名前でさ」ワンオペ育児で追い詰められた母親が夫の上司を刺傷した。彼女は赤ん坊を抱っこ紐で帯同したまま犯行に及んだという。事件を取り上げたWEB記事をきっかけに、イオラという犯人の特徴的な名前や事件の異常さが注目を集め、SNS上ではイオラ擁護派と否定派の論争が過熱。記事の担当者・岩永清志郎は、大きな反響に満足しながら、盛り上がりが続くよう新たなネタを探して奔走するが……。(「BOOK」データベースより)

評判

イオラと地上に散らばる光の評価:

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イオラと地上に散らばる光の総合評価:

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No.1
(4pt)

他人の不幸や失敗をネタにSNSでのトレンド入りを狙う。多くの人に注目されヒット数を稼げるなら炎上上等!でも、その裏では?

主人公ではないけど、中心人物となるのが大手新聞系列のネットメディア記者をしている岩永清志郎です。
この小説では、視点人物が複数いるのですが、そのどの人物ともかかわりがあるのが岩永氏で、彼の行動や思想がストーリーの軸になっているといっても、過言ではありません。
彼は、本のタイトルにもある「イオラ」こと萩尾威愛羅(はぎお いおら)の事件を早々とAgoraに上げることに成功します。
でも、それはいっときのこと。
赤ちゃんを抱っこ紐におぶったまま、旦那の上司を切りつけた萩尾威愛羅について、事件のニュースをバズらせるはずが、興味の移り変わりが激しいこのご時世、そうは問屋が卸さない。
「何か」に阻まれていく彼の理想。
徐々にとち狂っていく様子が、今の時代を皮肉っていたように思います。

全体的にはネット炎上における「表の熱狂」と「裏の冷めた、いや、冷え冷えとした視点」を同時に表現しているように感じました。

あと、一番印象に残ったのは、やはり涼子さんが感じた子育ての苦悩でした。
読了後の今でも、いっとき視点人物でもあった涼子さんのその後が気になってしょうがない自分がいます。
イオラと地上に散らばる光 Amazon書評・レビュー: イオラと地上に散らばる光より
4041162424

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