小説 きみの色
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孫へのプレゼント大変な喜びようです。 | ||||
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さいてー | ||||
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映画を見てから読みました。描かれていない背景事情、その後の進路の事も書いてあります。 また映画を観たくなること請け合い。 | ||||
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望む居場所に身を置けない、したい事を思うままにできない。 主要な登場人物であるトツ子、きみ、そしてルイはこの一点で共通します。背景事情として見れば①憧れで終わった現実、②逃げざるを得なかった日常、そして③自由に選べない未来という具合に個々それぞれのばらけ方をするのですが、彼らの場合、それを無闇矢鱈に明かし合ったり励まし合ったりはしません。距離を測り、気を使い、言葉を選んで理解に努める。 元々、きみに憧れるトツ子はしどろもどろになって上手く喋れず、女子校に通学している為に異性であるルイにも少し怯える。普段から無口な作永きみも右に同じ。唯一、ルイだけが全方向にオープンマインド。ここにトツ子の思い付きと、音楽をしたい(だけじゃない)作永きみの積極的な気持ちが噛み合って彼らの音楽活動は始まる。 作中、太陽系の天体運動が重要なモチーフとなるのですが、三人の関係がまさに「それ」なんですよね。引っ張り合う力で生まれる均衡ないし調和。個性を失わずに繋がり合える関係。音楽というものも解体すればただの単音の連なり。なのにあんなに纏まって聴こえるし、忘れられない感動を生む。 本作のファンタジー要素であるトツ子が見る「色」もここに引っ掛けて読めば、ただの個性に止まらない意味を持ちます。この世における「変わるもの」と「変わらないもの」、その間を行ったり来たりして非常に興味深い舞台装置として機能する。 多分、ここに込められているメッセージを言語化する事はできるのでしょう。小説は勿論、映画においても台詞として明らかにする事がきっとできる。でも、その選択は本作の旨みを必ず削ぎ落とす。頭=理性を介してはいけない何かがそこに眠っている、と読み終わった一人として直観するからです。 この辺りの感覚を言い換えるなら、文字にしなきゃ何も始まらない小説にあって、文字にしてはいけない核心が『きみの色』にはある、といったものになるでしょうか。これ、相当に凄い事です。私が本作を薦めする理由もここに集約されます。 だからこそ視覚的にも、また聴覚的にもアプローチ可能な映画は『きみの色』に最も適した表現媒体だと考えます。そして、先行するノベライズは本命となるべき映画本編の期待を高める最善の広告にもなっている。前評判が高い映画なので多くの人に本作を手に取って欲しい。お勧めです。 | ||||
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映画公開前に発売するということは予習しておく意味があるのだろうと思い、購入しました。 ノベライズ作品ということで、ちょっと軽く考えていましたが、しっかり教養小説でした。 青春、友情、音楽を舞台、背景にしていますが、テーマは、心の秘密との付き合い方です。そこに、宗教を求めずにいられない心理も絡んできます。こういったテーマを途中で投げさせることなく、やさしく、分かりやすく読ませてくれました。 | ||||
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