誰が勇者を殺したか

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種別
長編
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あらすじ

2023年09月29日 誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫)

勇者は魔王を倒した。同時に――帰らぬ人となった。魔王が倒されてから四年。平穏を手にした王国は亡き勇者を称えるべく、数々の偉業を文献に編纂する事業を立ち上げる。かつて仲間だった騎士・レオン、僧侶・マリア、賢者ソロンから勇者の過去と冒険話を聞き進めていく中で、全員が勇者の死の真相について言葉を濁す。「何故、勇者は死んだのか?」勇者を殺したのは魔王か、それとも仲間なのか。王国、冒険者たちの業と情が入り混じる群像劇から目が離せないファンタジーミステリ。(「BOOK」データベースより)

評判

誰が勇者を殺したかの評価:

8.00/10点 レビュー 2件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点8.00pt

誰が勇者を殺したかの総合評価:

9.15/10点 レビュー 235件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(10pt)

誰が勇者を殺したかの感想

素晴らしい作品でした。そしてとても感動した作品で大満足です。(☆9+好み)

過度に期待されると思っていたのと違うという評価なりそうなので最初にターゲット読者をお話しますと、本書はライトノベルやファンタジーが好きな人向けです。
ジャンルもミステリの手法を用いた勇者の物語という所です。ミステリとしての仕掛けに期待するお話ではありません。ただタイトルにある通り『誰が勇者を殺したか』という謎から始まるミステリー要素の扱いが巧く、とても惹き付けられる読書でした。ミステリーを用いていますがその効果がミステリ作品としてではなく、勇者物語を深める為の目的に使われているのが巧い作品でした。

物語は魔王が倒された後のお話。勇者は魔王を倒したと同時に帰らぬ人となった。かつて仲間だったパーティーに勇者の過去と冒険話を聞き進めていく中で全員が勇者の死の真相について言葉を濁す。誰が?何故、勇者は死んだのか。という流れ。

本書の巧い所はインタビュー形式による群像劇と再検証ものの構成。インタビューワーと読者が同じ目線になっており、各人物達の視点から徐々に勇者の姿が見えてくる構成が面白い。そして語り方や描き方の文章が巧くて心に響くポイントが豊富でした。本書あとがきに著者のコメントがありましたが、本書の根底にある著者の熱い想いがしっかりと込められているのを感じました。作中にあるセリフ1つ1つに心を動かされる理由がわかりました。これはある種の気持ちの比喩の物語であり見事に作品に昇華されています。

表紙や挿絵も作品に適していて良かったです。
ラノベレーベルだと変に読者に媚びいったものがあったりして外で読むとき開き辛かったりするのですが、本書はそういう事はなく表紙含む作品の世界を引き立てるイラストとしてとても良いものでした。

元々はなろう系のWEB小説だったと知り読みに行きました。比較すると本書にて追加された最後のエピソードがより一層作品を良いものにしています。素晴らしいエンディングで本当に大満足の読後感でした。ラノベ系のミステリーやファンタ―ジー好きにはとてもオススメです。

中身の感想はネタバレで。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.233
(5pt)

読み返しても、新たな感動がある作品です。伏線を知った後、また最初から読みたくなる名作

初めて書籍のレビューを書きます。普段から多くの本を読んできましたが、どうしてもこの作品の感動を伝えたくてペンを(キーボードを)取りました。

最初はタイトルからファンタジー世界の推理小説かと思い、正直少し敬遠していました。しかし、Audibleで聴いたことがきっかけで、一気に物語の世界に引き込まれました。3巻まで聴いたところで我慢できなくなり、どうしても先が読みたくて小説版を1巻から大人買いしたほどです。

この作品の凄さは、物語の筋を知っているにもかかわらず、読み返すたびにまた深く感動できる点にあります。
特に主人公の秘密が明かされた時、それまでの行動の意味がすべて繋がり、鳥肌が立ちました。「なぜ主人公があれほど必死に頑張ったのか」。その背景を知ってから伏線のパートを読み返すと、最初の頃の何気ない会話や行動一つひとつが、全く違う重みを持って胸に迫ってきます。

また、主人公だけでなく、登場するキャラクター全員にそれぞれの事情や背景があり、誰もが必死に生きている姿に胸を打たれます。

人が人を想い、そのために行動する。その切実な温かさが、ページをめくるたびに心に響く作品です。
もし迷っている方がいたら、ぜひ手に取ってみてください。きっと、あなたにとっても特別な一冊になるはずです。-
誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫) Amazon書評・レビュー: 誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫)より
4041141842
No.232
(5pt)

読むと泣く

電車の中や、何処かで待ち合わせの時に読んではいけない
特に、最後の方は
誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫) Amazon書評・レビュー: 誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫)より
4041141842
No.231
(5pt)

本屋大賞あげてください

一応ラノベというジャンルに入るらしいですがそんなカテゴリーに関係なく傑作と言える本と思います。ミステリー要素を含みつつ人として大切なこと尊いことを読み進めていくうちに自然と自分の中に沁みてくる。そんな作品ですね、本当におすすめできる小説です。
誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫) Amazon書評・レビュー: 誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫)より
4041141842
No.230
(5pt)

リーダーの資質とは

魔王を討伐後に亡くなったとされる勇者の経緯を、勇者パーティメンバーへの取材やパーティメンバー自身の回想で明らかにしていくという構成で、どことなくフリーレンっぽい感じが漂う。
友情・努力・勝利を正面から語る作品だが、その語り口は落ち着いていて物語も淡々と進む。伏線とその回収も見事で読了後すぐに再読したくなった。
勇者パーティーについて。
剣聖:いい人という印象しかない。世の中にはこのような人もいるのだなあ(棒)。
聖女と大賢者:ともにツンデレ枠と解釈した。「ツンデレは大抵チョロい」の格言どおりの人物で可愛くもあるがお近づきにはなりたくないな。
勇者:継続は力なりの人。私自身、できるまでに人の何杯も反復が必要なタイプなので共感は深い。諦めなければ大抵のことはそのうちできる(ケースによる)。能力はあるが自己中で協調性の全く無いメンバーを、何があってもあきらめない信念を見せることでチームにまとめ上げるのがリーダーの資質なのだ。
誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫) Amazon書評・レビュー: 誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫)より
4041141842
No.229
(4pt)

キレイな構成

フリーレンや懲罰勇者など、勇者という主人公が魔王を倒す軌跡それ自体にフォーカスしない、もしくは概念を捻じ曲げる構成が流行っているが、本作も同様の構成と言える。

語り部がいて、各キャラクターがそれぞれ回想する形式で、本タイトルにもある内容について解明がされていく。緻密なミステリーというよりは、むしろ王道なストーリーである。勇者が何故勇者足り得るかなど、言い伝えや伝承のような勇者選抜の形式に対して辻褄が合う説明がなされていた。

本作以降の二作についても読んだが、続編の形式も凄く良かった。タイトル回収は本作で済んだわけなので、続編にも同タイトルがつくのは些か不自然ではあるが、フリーレン形式のように、割と無限にストーリーが作れる。賢い。しかも世界観の解明もまだ残されており、徐々に進んでいくのも面白い。

ただ、ユニークな世界観とストーリーで絶賛、というよりは、割と無難な内容という印象。
誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫) Amazon書評・レビュー: 誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫)より
4041141842

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