喜多川歌麿女絵草紙



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    初公開日(参考)1993年12月
    分類

    長編小説

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    新装版 喜多川歌麿女絵草紙 (文春文庫)

    2012年07月10日 新装版 喜多川歌麿女絵草紙 (文春文庫)

    人間・歌麿の意外な一面を浮き彫りにする 好色漢の代名詞とされる稀代の浮世絵師・歌麿には愛妻家の一面もあった。著者独自の手法と構成で浮き彫りにされる人間・歌麿の貌(「BOOK」データベースより)




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    喜多川歌麿女絵草紙の総合評価:8.55/10点レビュー 11件。Bランク


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    No.11:
    (2pt)

    藤沢周平?

    読後感が良くないなぁ。

    もっと違う感想を持ちたかった‥
    新装版 喜多川歌麿女絵草紙 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 喜多川歌麿女絵草紙 (文春文庫)より
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    No.10:
    (3pt)

    イメージ、薄い!

    採り上げる題材に、文体が合っていない。もっと粘りがあっていい、そう感じた。故に歌麿の芸術家としての『心』が、伝わって来ない。老中松平定信に抗して、手鎖れの刑を科せられた歌麿、それに連なるイメージが、伝わって来ない。
    新装版 喜多川歌麿女絵草紙 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 喜多川歌麿女絵草紙 (文春文庫)より
    4167192543
    No.9:
    (5pt)

    5人の女の話

    ここ数年の浮世絵ブームはすごいもので、一年中どこかで浮世絵展をやっていてたくさんの人を集めている。特に北斎人気は凄まじさはどうだろうか(かく言う私も絵師としては北斎が一番好きなのだが)。だが、歌麿の美人画や枕絵、鈴木春信の錦絵がなければ浮世絵文化ははじまらない。そういう歌麿の半生を描いたものと言いたいところだが、歌麿はここでは語り部であって歌麿自身のことはほとんど書かれていない。主人公は歌麿の絵のモデルとなった五人の女の(六人というべきか)哀しい・儚い物語りである。その女たちはまた浮世絵としては残っていない(つまり架空である)。
    日本の時代物はあまり好きではなくて、藤沢周平の作品はこの作品を入れてもわずか二作しか読んでいない。作者の代表作ともいえる「海坂藩」ものなどはまったく読んでいない。でも時代物といっても、吉川英治、山岡荘八や海音寺潮五郎などとはずいぶん傾向が違うのだろうということぐらいは察することができる。藤沢周平という作家は妙に人の胸をえぐる文章を書く人だなあと思う。
    最後にそれまでとは違った歌麿の一面を書いているところがあるが、これは必要だっただろうか。まさに蛇足だと思う。歌麿の執拗な、下卑たエロさはその絵をみれば充分にわかることだと思うのだが。
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    No.8:
    (5pt)

    意外に傑作

    藤沢周平らしくない、と思い込み、読み始めたが、やはり作風は、周平作品の雰囲気いっぱいの傑作に上がっている。
    新装版 喜多川歌麿女絵草紙 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 喜多川歌麿女絵草紙 (文春文庫)より
    4167192543
    No.7:
    (5pt)

    絵のモデルは美しいだけではダメ

    全6編の掌編からなる。それぞれが歌麿の絵のモデルを中心にした完結した
    物語になっている。同時に全編を通して、当時の松平定信の寛政の改革のもとで
    委縮した出版界の様子や、山東京伝、滝沢馬琴、写楽、版元蔦屋なども登場して
    歴史物語の趣もあるし、歌麿の浮世絵師としての誇りや悩み、行き詰まり、
    女弟子である千代との微妙な交情も味わい深い。

     浮世絵のモデルは美しいだけではだめ。うつくしさプラス翳りが必要と本能的に
    歌麿は思っている。例えば、3話「蜩の朝」のお糸。

      ・・お糸の小柄な肢体には、男の掌で加えられた丸みがあった。
       ただそれがなまめかしい色気にはならないで、一種のものうい翳のような
       ものをかもしだしている・・男に馴らされた哀しみのようなものを、
       お糸の身体はまとっていた。・・

     翳りがあるおんな。ゆえに、わけありであり、おとこの影がちらつく。
    そこから物語が膨らんで、岡っ引きの辰次なんかが登場して、捕物控や
    江戸人情ものの味わいも漂わせる。

     歌麿は写楽の絵にショックを受け、自分の絵に自信をなくす。自分の絵はどの絵も
    おんなの表情が同じだと気づく。それと同時におんなというものがわからなくなる。
    たとえば若い頃別れた女たちにしても、いまになってその女の何気ない言葉や
    そぶりに隠されていた、したたかさに思いあたったりする。おんながわかっていたと
    思うのは単に十分に見えなかっただけに過ぎないのではないか。

     そんな大スランプに陥った歌麿が、自分を取り戻すべく原点に返ろうとして
    何をしたか。実に印象的なシーンで物語全体が終わる。
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