春雷

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種別
長編
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あらすじ

2017年09月20日 春雷 (祥伝社文庫)

“鬼隼人”許すまじ―怨嗟渦巻く豊後・羽根藩。新参の多聞隼人が“覚悟”を秘し、藩主・三浦兼清を名君と成すため、苛烈な改革を断行していた。そんな中、一揆を招きかねない黒菱沼干拓の命を、家老就任を条件に隼人は受諾。大庄屋の“人食い”七右衛門、学者の“大蛇”臥雲を招集、難工事に着手する。だが城中では、反隼人派の策謀が…。著者畢生の羽根藩シリーズ第三弾!(「BOOK」データベースより)

評判

春雷の評価:

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春雷の総合評価:

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No.16
(5pt)

「正義」とは。

硬骨漢、孤高の侍、一途なひと、そして「鬼」と、主人公を表現する言葉はいろいろあるでしょうが、本書の要、芯にあるのは文庫本だと167頁にある主人公の言葉。
「わたしは、悪人とはおのれで何ひとつなさず、何も作らず、ひとの悪しきを謗り、自らを正しいとする者のことだと思っている」
さらに文庫本191頁で
「おぬしの正義はおのれの正しさを言い立て、ひとを謗り、糺すものだ。何も作ろうとはせぬ。あからさまに言えば、何かをなそうとする者の足を引っ張って快とするだけだ。この世に何も作り出さぬ」

これほど明快な言葉で表現されているのは、読んでいて思わず声が。この「自分の正義」だけを主張してひとを貶める類は、仏教分野だと修羅道におちるということになりますが、世のあちこちで生きながらにして既に(以下略)   若い読者には、この言葉を心に置いておいてほしいと思います。

羽根藩物は「蜩ノ記」にしろ「潮鳴り」にしろ、この「春雷」やさらに連なる「秋霜」にしろ、読んでいてつらい展開がかなりありますが、その清浄な光をたたえながらもつらい物語を読み進めたかたは、羽根藩物語の最終巻の「草笛物語」をぜひ。そこに読者への救済と希望がちゃんと用意されています。(逆に、武家社会の小藩における理不尽や無常感、悲劇に浸っていたいかたは草笛物語は読まないほうがいいかも?)
春雷 (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 春雷 (祥伝社文庫)より
B075YF5X1S
No.15
(5pt)

「正義」とは。

硬骨漢、孤高の侍、一途なひと、そして「鬼」と、主人公を表現する言葉はいろいろあるでしょうが、本書の要、芯にあるのは文庫本だと167頁にある主人公の言葉。
「わたしは、悪人とはおのれで何ひとつなさず、何も作らず、ひとの悪しきを謗り、自らを正しいとする者のことだと思っている」
さらに文庫本191頁で
「おぬしの正義はおのれの正しさを言い立て、ひとを謗り、糺すものだ。何も作ろうとはせぬ。あからさまに言えば、何かをなそうとする者の足を引っ張って快とするだけだ。この世に何も作り出さぬ」

これほど明快な言葉で表現されているのは、読んでいて思わず声が。この「自分の正義」だけを主張してひとを貶める類は、仏教分野だと修羅道におちるということになりますが、世のあちこちで生きながらにして既に(以下略)   若い読者には、この言葉を心に置いておいてほしいと思います。

羽根藩物は「蜩ノ記」にしろ「潮鳴り」にしろ、この「春雷」やさらに連なる「秋霜」にしろ、読んでいてつらい展開がかなりありますが、その清浄な光をたたえながらもつらい物語を読み進めたかたは、羽根藩物語の最終巻の「草笛物語」をぜひ。そこに読者への救済と希望がちゃんと用意されています。(逆に、武家社会の小藩における理不尽や無常感、悲劇に浸っていたいかたは草笛物語は読まないほうがいいかも?)
春雷 (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 春雷 (祥伝社文庫)より
4396343485
No.14
(5pt)

「正義」とは。

硬骨漢、孤高の侍、一途なひと、そして「鬼」と、主人公を表現する言葉はいろいろあるでしょうが、本書の要、芯にあるのは文庫本だと167頁にある主人公の言葉。
「わたしは、悪人とはおのれで何ひとつなさず、何も作らず、ひとの悪しきを謗り、自らを正しいとする者のことだと思っている」
さらに文庫本191頁で
「おぬしの正義はおのれの正しさを言い立て、ひとを謗り、糺すものだ。何も作ろうとはせぬ。あからさまに言えば、何かをなそうとする者の足を引っ張って快とするだけだ。この世に何も作り出さぬ」

これほど明快な言葉で表現されているのは、読んでいて思わず声が。この「自分の正義」だけを主張してひとを貶める類は、仏教分野だと修羅道におちるということになりますが、世のあちこちで生きながらにして既に(以下略)   若い読者には、この言葉を心に置いておいてほしいと思います。

羽根藩物は「蜩ノ記」にしろ「潮鳴り」にしろ、この「春雷」やさらに連なる「秋霜」にしろ、読んでいてつらい展開がかなりありますが、その清浄な光をたたえながらもつらい物語を読み進めたかたは、羽根藩物語の最終巻の「草笛物語」をぜひ。そこに読者への救済と希望がちゃんと用意されています。(逆に、武家社会の小藩における理不尽や無常感、悲劇に浸っていたいかたは草笛物語は読まないほうがいいかも?)
春雷 Amazon書評・レビュー: 春雷より
4396634617
No.13
(4pt)

葉室麟氏の作品好き

「秋霜」の後編だった事を知らず、「春雷」をよんだが江戸時代の=藩=の有り様が垣間見えた。
春雷 (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 春雷 (祥伝社文庫)より
4396343485
No.12
(4pt)

葉室麟氏の作品好き

「秋霜」の後編だった事を知らず、「春雷」をよんだが江戸時代の=藩=の有り様が垣間見えた。
春雷 (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 春雷 (祥伝社文庫)より
B075YF5X1S

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