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短編集
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あらすじ
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9.20/10点 レビュー 5件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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〇 なかでは、ハリウッドスターがホテルから持ち帰る本を通じて彼への理解を深める客室係が物語る表題作、デパートの迷子係だった老女の「元迷子係の黒目」、路上で老女にしがみつかれて困る「寄生」が小川さんらしくてよいと思った。
〇 批判したい人はマンネリだと言うかもしれない。でもそれで良いのだ。愛読者は他の作家では読むことのできないこの上品で、心優しくて、でもグロテスクからも目を背けたりしない小川洋子の世界をいくらでも読みたいと思っているのだから。
〇 もちろん小川さんにも好不調の波と作風の変化はあるようで。これまでの作品のなかでは『人質の朗読会』と『薬指の標本』がふたつのピークを成しているとわたしは思っているのだが(前者は普遍世界、後者は特殊世界の物語)、いつかこの2作を超える作品が発表されることも密かに楽しみにしている。残念ながら本作はそのような新しい境地を切り開いたものではなかった。