正義の申し子
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初版刊行(参考)
種別
長編
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2,655回
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3回
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10回
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あらすじ
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評判
正義の申し子の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 D ランク
正義の申し子の総合評価:
8.33/10点 レビュー 48件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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読んだ後の重さを含めて評価したい作品です。
まず感じたのは、読み始めのテンポの良さ。
章ごとの区切りが明快で、場面転換もスムーズ。
通勤時間や就寝前でもストレスなく読み進められます。
セリフやモノローグは現代的で、SNSや動画配信に慣れた読者ほど臨場感を覚えるでしょう。
特に電話越しのやり取りは文字だけで“声”が聞こえるような生々しさがあります。
最も印象的なのは、「正義」という言葉が、次第に免罪符へ変わっていく過程です。
最初は痛快だった行為が、再生数と称賛を得ることで歪んでいく。
その変化が丁寧に描かれています。
また、関西弁の請求業者・鉄平の存在感も強烈です。
単なる悪役ではなく、彼自身の論理と生活が垣間見えることで、物語に緊張感が生まれています。
物語後半の展開はスピーディで、ページをスクロールする指が止まらず、一気読みになるでしょう。
この本は単なる勧善懲悪ではありません。
「誰が正義を決めるのか」「見られることで人はどう変わるのか」という問いが根底にあります。
痛快さだけを期待すると、後半で強い違和感を覚えるかもしれません。
読み終えた後、爽快感よりも静かな後味の重さが残ります。
自分が動画を見る側だったらどうするか、正義を消費していないか――そんな問いが自然と浮かびました。
現代のネット文化を鋭く切り取った、エンタメ性と問題提起を兼ね備えた一冊です。
軽快に読める一方で、心には確実に引っかかるものが残ります。