レベル7

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初版刊行(参考)
種別
長編
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16
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230
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あらすじ

1993年09月29日 レベル7(セブン) (新潮文庫)

レベル7まで行ったら戻れない―。謎の言葉を残して失踪した女子高生。記憶を全て失って目覚めた若い男女の腕に浮かび上がった「Level7」の文字。少女の行方を探すカウンセラーと自分たちが何者なのかを調べる二人。二つの追跡行はやがて交錯し、思いもかけない凶悪な殺人事件へと導いていく。ツイストに次ぐツイスト、緊迫の四日間。気鋭のミステリー作家が放つ力作長編。(「BOOK」データベースより)

評判

レベル7の評価:

6.31/10点 レビュー 16件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.31pt

レベル7の総合評価:

7.10/10点 レビュー 152件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全5件 1〜5 1/1ページ
No.5
(7pt)

レベル7の感想

ストーリーは2つの物語が交互に進行する。
時間軸が同じかどうかは分からない。
一つは記憶を失った若い男女の二人が、怪しそうな中年男性とともに記憶を手繰り寄せていこうとするお話。何らかの裏に隠された不穏な事件を想像させる。
もう一つは、カウンセラー的仕事をしているシングルマザーの女性が、失踪した相談人の女子高生を見つけ出そうとするお話。

本書は著者の初期作で、600ページを超える長編サスペンスミステリーである。
いずれこの2つの物語が、どこかで絡みあい収斂していくであろうことが予見されるが、中盤近くまでなかなか正体が見えない。
怪しそうな中年男性の正体は?
物語の所々に出てくる「レベル」という用語。
これは何なのか?「レベル」がどういう事象の段階を意味しているのか?
タイトルにも付けられているように、本書の肝となる重要なキーワードであろうことは推測されるが、、、

本書の読みどころは、まさにこの2つのお話の関係といくつかの疑問を推測することである。

▼以下、ネタバレ感想

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.4
(7pt)

まさに竜頭蛇尾だなぁ

1990年に発表された、宮部みゆきの第4長編ミステリー。文庫本で777ページという大作である。
謎の男がある使命を確認するハードボイルド風のプロローグから始まって、記憶を失った若い男女が同じ部屋で目覚め、自分たちが何者なのかを追求するストーリーと、失踪した女子高校生の行方を捜すストーリーが並行して進んで行く。やがて「レベル7」というキーワードとある男を媒介にして、二つのストーリーが合わさり、巨悪を倒すことになる。
全体の構成は良くできていて、謎が多い前半は非常にサスペンスが盛り上がる。しかし、時間にして4日間の物語を700ページを越える作品にしたせいもあるかもしれないが、中盤から後半は中だるみで、終盤は読者レビューにあるように「2時間ドラマ」的な平板さで、一気に盛り下がってしまう。事件の背景や犯罪動機も物足りない。それでも最後まで読み通せたのは、作中に生き生きしたエピソードをからめられる文章力が抜群だからと言える。
宮部みゆき作品としては物足りないが、それなりに楽しめる作品であることは間違いない。

iisan
927253Y1
No.3
(7pt)

この題名が秀逸でしょう!

一瞬ゲーム小説かと思われる本書は実に意欲的な作品だ。
どこの書評欄や文庫の背表紙の梗概にも書かれている「レベル7まで行ったら戻れない」という一文がまず印象的だ。人の記憶に残る秀逸なCMコピーのごとく、思わず手にとってしまいたくなる蠱惑的な魅力を備えている。
2人の記憶喪失の男女がわずかな手がかりを基に自分の正体を探る話と、行方不明の家出少女を探す話の2つの軸が交互に語られながら、「レベル7」という謎めいた言葉に隠された意味が明かされていく物語だ。
まず記憶喪失の2人の男女の腕に刻印された「レベル7」という文字がなんともミステリアスだ。SF的でもあり、当然のことながらTVゲームをも想起させる。

本書が発表された90年当時といえば、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーといったRPGが全盛であり(とはいえ、現代でもなお人気が高い)、発売日の行列は社会現象にまでなったことは記憶に鮮明に残っていることだろう。ゲーム好きで名高い宮部氏が本書を書くに至り、これからインスピレーションを受けたのは恐らく間違いないだろう。
とはいえ、舞台は現代であり、当然のことながら、モンスターも魔法も出てこない。物語の進め方はRPG的だと感じた。周辺に散りばめられた手がかり、例えばメモやマッチなどを端緒として、捜索の旅に出る。そして旅の目的はもちろん世界を支配する魔王といった類いではなく、一方は失った記憶、すなわち「自分」であり、他方は家出した少女だ。このもつれた糸が徐々にほぐれていくようにわずかな手がかりから物語が判明していく様相はRPGに似ているなぁと思ったものだ。多数の小説、特にハードボイルドなどの私立探偵小説を読んだ今となってはこの手法はありふれたものであるのは解っているが、読んだ当初はこの手のいわゆる「失踪人捜し」系の小説を読んだ経験は浅く、また特徴的な題名からこのような連想が生まれ、今に至っている。

物語は並行して語られる2つの話が漸近していくに従い、ある巨悪の存在も浮かんでくる。この辺の構成は非常に巧みなのだが、やはり「レベル7」という魅力的なキーワードに対する期待値が大きかったせいか、最終的に小さくまとまったなというのが正直な感想だ。非常に無難に手堅く纏められているが、最初の謎の魅力が大きすぎて、色んなことが解っていくごとにそれが徐々にしぼんでいくというような錯覚に陥るのだ。この評価は私のみだけでないようで、ブログやHPでの感想もそういった内容の感想が多く、また当時我孫子武丸氏が「なんてすげぇ物語だと最初は思った」といったようなコメントを残している。
あとやたらと分厚いのもまたそれを助長したようだ。今となってはこのくらいの分量の小説はゴマンとあるので別段珍しくも無いが、当時としてはかなりの分量であり、恐らく作者本人もその段階における集大成的な作品という意欲を持って著したのかもしれない。しかしやはり冗長すぎると認めざるを得ないだろう。なかなか接近しない2つの物語にじれったさを覚える人はけっこういると思う。
また別のパートで語られる共通するある人物の描写が別人かのように語られるのも非常に気になった。ストーリーの構成上、恐らくこのAはこっちのBなのだろうと推測するのだが、どうも一致するような人物のように思えず、この辺の違和感と最後にやっぱり一致した時に感じた叙述に関するアンフェア感がどうしても拭えなかった。

とはいえ、この本を読んで15年以上は経っているのに、未だに最後の一行は覚えているのだから、やはり自分の中では案外鮮明に印象に残った本なのだろうなとは思う。そういったことからも着想の面白さを十分に活かしきれなかったことが非常に悔やまれてならないと思う1冊である。


Tetchy
WHOKS60S
No.2
(7pt)

レベル7の感想

ちょっと長くて、ちょっと分かりにくい所もあったけど、後半は流石に一気に読ませられました。

アリです!

▼以下、ネタバレ感想

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marebear
FLDW4YE1
No.1
(7pt)

レベル7の感想


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kazoo
EMXD4KLV

Amazonレビュー

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未読の方はご注意ください

No.136
(5pt)

配送が早くて良かったです。

製品は本物で安心しました。
レベル7(セブン) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レベル7(セブン) (新潮文庫)より
4101369127
No.135
(4pt)

読後感がとても良い

読後感がとても良いです。ただ、文庫760ページはちょっと長すぎだなと感じます。ストーリーは全く異なる大きく2つの視点で進んでいき、それが交わっていきます。ただ、読み終わってから片方の話は必要だったのか?と思ってしまうほど、本筋とは関係ありませんでした。
レベル7 (宮部みゆきEarly Collection) Amazon書評・レビュー: レベル7 (宮部みゆきEarly Collection)より
4103750065
No.134
(4pt)

読後感がとても良い

読後感がとても良いです。ただ、文庫760ページはちょっと長すぎだなと感じます。ストーリーは全く異なる大きく2つの視点で進んでいき、それが交わっていきます。ただ、読み終わってから片方の話は必要だったのか?と思ってしまうほど、本筋とは関係ありませんでした。
レベル7(セブン) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レベル7(セブン) (新潮文庫)より
4101369127
No.133
(4pt)

二つの線が交わり出す中盤辺りから、ぐいぐい、話の渦中に引っぱり込まれていきました。面白かったです❗

「記憶喪失になった若い男女の話」の線と、「行方不明になった女子高校生を捜す話」の線と、この二つの線が交錯する辺りから、俄然、作品のスリリングな趣向に引き込まれていきました。

目の前で何が起こっているのか分からなくて、頭の中が疑問符だらけの状態だった序盤は、うーん、いまいちだったかな。地道に、ひたひたと話を組み立てていってるってのは、それがこのスリラー小説の趣向なんだからってことで理解できるんだけど、この序盤はやっぱ、ちょっと長過ぎるように思いました。

そうそう。話の中盤で、宮部みゆきさんの別シリーズに登場する人物、蓮見加代子(はすみ かよこ)さんが出てきますね。
久しぶりにこの人物と出会いまして、彼女が出てくる作品をまた読み返してみたくなりました。

あと、香山二三郎氏の新潮文庫本・巻末解説文が、なかなかコンパクトに上手くまとまってて、読みごたえがありました。
私は、作品を読む前に「解説」に目を通したのですが、作品の背景になっている事件のことなど、あらかじめ知ることができたのは、この小説を味わう上でのとっかかりとなって良かったなと感じました。
レベル7 (宮部みゆきEarly Collection) Amazon書評・レビュー: レベル7 (宮部みゆきEarly Collection)より
4103750065
No.132
(4pt)

二つの線が交わり出す中盤辺りから、ぐいぐい、話の渦中に引っぱり込まれていきました。面白かったです❗

「記憶喪失になった若い男女の話」の線と、「行方不明になった女子高校生を捜す話」の線と、この二つの線が交錯する辺りから、俄然、作品のスリリングな趣向に引き込まれていきました。

目の前で何が起こっているのか分からなくて、頭の中が疑問符だらけの状態だった序盤は、うーん、いまいちだったかな。地道に、ひたひたと話を組み立てていってるってのは、それがこのスリラー小説の趣向なんだからってことで理解できるんだけど、この序盤はやっぱ、ちょっと長過ぎるように思いました。

そうそう。話の中盤で、宮部みゆきさんの別シリーズに登場する人物、蓮見加代子(はすみ かよこ)さんが出てきますね。
久しぶりにこの人物と出会いまして、彼女が出てくる作品をまた読み返してみたくなりました。

あと、香山二三郎氏の新潮文庫本・巻末解説文が、なかなかコンパクトに上手くまとまってて、読みごたえがありました。
私は、作品を読む前に「解説」に目を通したのですが、作品の背景になっている事件のことなど、あらかじめ知ることができたのは、この小説を味わう上でのとっかかりとなって良かったなと感じました。
レベル7(セブン) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レベル7(セブン) (新潮文庫)より
4101369127

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