モダンタイムス

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初版刊行(参考)
種別
長編
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10,658回
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13
読書済み登録回数
137
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あらすじ

2023年02月15日 モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫)

恐妻家のSE渡辺拓海はあるサイトの仕様変更を引き継ぐ。プログラムの一部は暗号化されていて、前任者は失踪中。解析を進めていた後輩や上司を次々と不幸が襲う。彼らは皆、ある特定のキーワードを同時に検索していたのだった。『魔王』から五十年後の世界。検索から始まる監視の行き着く先はー。(「BOOK」データベースより)

評判

モダンタイムスの評価:

5.56/10点 レビュー 9件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点5.56pt

モダンタイムスの総合評価:

7.37/10点 レビュー 209件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全4件 1〜4 1/1ページ
No.4
(7pt)

まあまあでした

テンポが良い。

わたろう
0BCEGGR4
No.3
(7pt)

個人は社会システムに勝てるのか?

2007年から約1年間、漫画週刊誌に連載された長編小説。「魔王」の約50年後、二十一世紀半ばを舞台にした続編という位置づけの社会派エンターテイメント作品である。
システムエンジニアの渡辺が請け負ったのは、ある出会い系サイトの仕様変更だった。すぐに終わる、簡単な作業のはずだったのだが、プログラムに不明点が多く、発注元とは連絡が取れず、しかも、作業中にある検索ワードを使った仕事仲間に次々に不幸が襲いかかった。この検索ワードに秘密が隠されているのではないかと不審を抱いた渡辺は、友人である作家の井坂に相談し、真相を究明しようとするのだが・・・。
基本的なテーマは、個人と国家の力関係、社会を動かしている原動力は何か、という根源的な問いかけである。社会にとって個人は歯車、目に見えないシステムの一部に過ぎないのか? アイヒマンやアリのコロニーなどの比喩を多用して、ホラ話のカタチでこの難問に挑んでいる。雑誌連載に付きものの冗長さがあるものの、予想を裏切るストーリー展開、伊坂幸太郎ならではの個性的な登場人物たちのユーモラスな言動など、エンターテイメント作品としての要素はきちんと盛り込まれている。
ミステリーとしては物足りないが、良質な社会派エンターテイメントとしてオススメしたい。

iisan
927253Y1
No.2
(8pt)

モダンタイムスの感想

余計な話が多く長すぎる感があるが、これも、「大事なことは、まとめてしまったら消えてしまう」ということなのかもしれない。
この本は読み終わって感じるのは、内容がどうというよりも、生きていくうえで考えさせられる事がたくさん詰まっていたということ。
社会のシステム、仕事の細分化、アリとコロニー、アドルフ・アイヒマンの話など、一度は目を通して今の自分と照らし合わせて欲しい。

Hidezo
GX0TU62Y
No.1
(7pt)

モダンタイムスの感想

「魔王」の続編との事で、超能力が出てきたり、政治家(国家)との対決等の共通点があります。それなりに面白く読めましたが、かなり不満点も多い。トータルの評価は7点。続きはネタバレにて。

▼以下、ネタバレ感想

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なおひろ
R1UV05YV

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.200
(5pt)

人間にとって「普通に特別な力」とは?

「普通に特別な力」こそ、人間にとっての「超能力」なのではないだろうか。そんなことを考えさせてくれた「モダンタイムス」。今から17年も前に、現在、問題になっている「ネット社会の弊害」も見抜き、それらを示唆してくれていた「モダンタイムス」。さらに、国家(世の中)の「本当の仕組み」というものの答えを考えさせてくれた「モダンタイムス」。この長い作品を読んで考えさせられたことがある。それは、人間の営みの中の「夫婦」についてどうあるべきなのか?ということだ。独身主義の方には申し訳ないが。人間は、大きな目的のために生きているんじゃなくて、もっと小さな目的のために生きているという考え方が、作中、示される。納得しつつ読み進めた。それは、例えば、夫婦の食事の場面ひとつをとってみても、夫が妻に「君と一緒に食べられるのであれば、どんなものを食べても「御馳走」になるよ」と言えるかどうかだと思う。
 最後に「勇気はあるか?」と聞かれたら、「勇気は、妻がもっている。俺が忘れないように」と言える自分になれたらいいなと思わせてくれた「モダンタイムス」。本当の夫婦とは?を今更ながら考えさせてくれた作品だった。伊坂作品の中でも、少し怖いけれど、夫婦にとって最も心温まる傑作を読んでみたいとお思いなら、お薦めの逸品である。
モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫)より
4065302382
No.199
(5pt)

人間にとって「普通に特別な力」とは?

「普通に特別な力」こそ、人間にとっての「超能力」なのではないだろうか。そんなことを考えさせてくれた「モダンタイムス」。今から17年も前に、現在、問題になっている「ネット社会の弊害」も見抜き、それらを示唆してくれていた「モダンタイムス」。さらに、国家(世の中)の「本当の仕組み」というものの答えを考えさせてくれた「モダンタイムス」。この長い作品を読んで考えさせられたことがある。それは、人間の営みの中の「夫婦」についてどうあるべきなのか?ということだ。独身主義の方には申し訳ないが。人間は、大きな目的のために生きているんじゃなくて、もっと小さな目的のために生きているという考え方が、作中、示される。納得しつつ読み進めた。それは、例えば、夫婦の食事の場面ひとつをとってみても、夫が妻に「君と一緒に食べられるのであれば、どんなものを食べても「御馳走」になるよ」と言えるかどうかだと思う。
 最後に「勇気はあるか?」と聞かれたら、「勇気は、妻がもっている。俺が忘れないように」と言える自分になれたらいいなと思わせてくれた「モダンタイムス」。本当の夫婦とは?を今更ながら考えさせてくれた作品だった。伊坂作品の中でも、少し怖いけれど、夫婦にとって最も心温まる傑作を読んでみたいとお思いなら、お薦めの逸品である。
モダンタイムス(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(上) (講談社文庫)より
4062770784
No.198
(2pt)

汚い

綺麗なのが良くて中古を選ばず上の方は折れてるし汚れがついてた。
だったら中古で買えばよかったと思うほど
モダンタイムス (Morning NOVELS) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス (Morning NOVELS)より
4062150735
No.197
(5pt)

悪夢めいた世界に主人公が巻き込まれていく展開に、ディック作品に通じるものを感じました。ぞくぞくしながら、頁をめくっていきました。

最終盤の話の味わいが、だいぶ昔にハマったフィリップ・K・ディックの悪夢めいた作品(『火星のタイム・スリップ』とか)に通じるところがあって、ぞくぞくしました。ただ、ディックの作品は読んでて虚無感とか絶望的な気持ちに駆られることが多いんだけど、この伊坂作品では、黒雲が覆うその一角に青空が見えるみたいな、そういう希望の気配もあって、そこに救われましたね。

本質を鋭く突いてるというか、忘れ難い格言みたいな文章が、いくつかありました。なかでも、次の二つの文章が印象深いっすね。
《システム化されることにより、人間は想像力を失い、良心を失う。》講談社文庫・下巻 p.84
《大事なルールほど、法律では決まっていないのよ。困った人に手を貸しなさい、とかね、そういうのは法律になってない。》p.154

登場人物では、上巻とはがらりと変わって、主人公・渡辺拓海の妻・佳代子の印象が、ぐんとアップしました。とりわけ、〝フランクリンなんちゃら〟て台詞には、しびれましたわ。やっぱ、伏線を回収する著者のしゃれた手際、その巧さには脱帽です。

あと、文庫本の表紙カバーに大きく、〈兎(うさぎ)〉の顔が描かれてるでしょう。あれ、話と関わりないんかて思ってたら、この下巻で〈兎面の男〉が出てきて、「ははぁ、これ暗示してたんかな」思いました。まあ、現実世界で、この〈兎面の男〉には会いたくないけどな、絶対。
モダンタイムス(下) 新装版 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(下) 新装版 (講談社文庫)より
4065302390
No.196
(5pt)

悪夢めいた世界に主人公が巻き込まれていく展開に、ディック作品に通じるものを感じました。ぞくぞくしながら、頁をめくっていきました。

最終盤の話の味わいが、だいぶ昔にハマったフィリップ・K・ディックの悪夢めいた作品(『火星のタイム・スリップ』とか)に通じるところがあって、ぞくぞくしました。ただ、ディックの作品は読んでて虚無感とか絶望的な気持ちに駆られることが多いんだけど、この伊坂作品では、黒雲が覆うその一角に青空が見えるみたいな、そういう希望の気配もあって、そこに救われましたね。

本質を鋭く突いてるというか、忘れ難い格言みたいな文章が、いくつかありました。なかでも、次の二つの文章が印象深いっすね。
《システム化されることにより、人間は想像力を失い、良心を失う。》講談社文庫・下巻 p.84
《大事なルールほど、法律では決まっていないのよ。困った人に手を貸しなさい、とかね、そういうのは法律になってない。》p.154

登場人物では、上巻とはがらりと変わって、主人公・渡辺拓海の妻・佳代子の印象が、ぐんとアップしました。とりわけ、〝フランクリンなんちゃら〟て台詞には、しびれましたわ。やっぱ、伏線を回収する著者のしゃれた手際、その巧さには脱帽です。

あと、文庫本の表紙カバーに大きく、〈兎(うさぎ)〉の顔が描かれてるでしょう。あれ、話と関わりないんかて思ってたら、この下巻で〈兎面の男〉が出てきて、「ははぁ、これ暗示してたんかな」思いました。まあ、現実世界で、この〈兎面の男〉には会いたくないけどな、絶対。
モダンタイムス(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: モダンタイムス(下) (講談社文庫)より
4062770792

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