隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか?



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初公開日(参考)2015年11月
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長編小説

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隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか? (メディアワークス文庫)

2015年11月25日 隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか? (メディアワークス文庫)

現代に蘇った悪魔の法律、"五人組" 衝撃のラストが、あなたに襲いかかる! 凶悪事件が後を絶たない状況を受け、日本政府が新たな法律を施行した。五人組――それは隣近所の5世帯が、犯した罪に連帯して処されるというもの。そんな中、五人組の班長に任命された来栖克明の隣に住む、真鍋老人が殺された。しかも、殺したのは同じ五人組の正体不明の人物。井辻という男らしく……。このままでは、ほかの五人組のメンバー全員が殺人罪に問われてしまう……。 ごく普通の平凡な生活から一変、ここから狂気の日々が始まった。近所を徘徊する不審者、来栖の娘に忍び寄るストーカーの影、謎が事件を呼ぶ、猟奇ミステリー。(「BOOK」データベースより)




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隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか?の総合評価:5.75/10点レビュー 4件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか?の感想

タイトルは面白い。が、中身と関係がない。

内容は、江戸時代にあった五人組制度を現代に適用された世界での物語。
五人組制度というのは近隣住人を組として、問題があった時の連帯責任や相互観察を行ったもの。本書はその五人組の1グループだけに焦点をあてられている。
正直な所、この特殊な制度を活用した物語という訳ではなく、単純に登場人物や空間的な舞台を狭め、犯罪の切っ掛けを作った導入だけの要素でした。5世帯の家族の中で死者がでており、犯人はこの5世帯の中の誰か。犯罪が露呈すれば連帯責任で全員が捕まってしまう。どうするか。と言った流れ。

ここまでの設定は興味を沸いて面白いのですが、中身が低俗なのが残念で好みと違いました。期待する知的な心理戦や協力犯罪、、というのとは異なり、住人間の脅し、騒がしいだけのパニック、アクセントの為のエログロ、という展開。予めB級ホラーとして手に取っていれば印象が変わったかもしれません。小規模な疑心暗鬼もので救いもない話なので好みに合いませんでした。
設定や仕掛けは面白いのに、読んでいて面白くない。残念。

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egut
T4OQ1KM0
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No.3:
(3pt)

ちょっと残念

題名を先に考えたのかな?確かにご近所殺人ではありますが。
後半一気に猟奇殺人の描写ばかりになりますが、うーん、そういう手法に頼らずもう少し面白くならなかったかなあ。最終的に「動機」がオチなんだろうけど釈然としない。
隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか? (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか? (メディアワークス文庫)より
4048655914
No.2:
(3pt)

『衝撃のラスト』に偽りなし

こちらのレーベルは,カフェ系など『ゆるめ』の作品が多いという印象でしたが,
五十近いサラリーマンの通勤風景に始まり,家庭の問題や不倫,隣人とのトラブル,
そして狂気や猟奇的な場面が続く終盤に,良くも悪くも固定観念を覆された一冊です.

とはいえ,対岸の火事だったはずの『非日常』が,突如として『日常』へと入り込み,
それなりに平和だった日々を壊し,波状的,破滅的に広がっていく様子には引き込まれ,
何より,エピローグでサラリと告げられる『結末』は,強烈な後味の悪さを投げ掛けます.

それは,歪み,誤っていたものの,守り抜きたかったものをどん底へ突き落とす宣告で,
騒ぐ周囲に対してのある人物の生返事が,この後のことをより強調,さらに重い気分に.
帯に謳われる『衝撃のラスト』に偽りはなく,残虐劇を超える胸の悪さがただただ残ります.

ただ,意味深に語りながらも,何もなく終わったものがいくつかあったのは気になり,
このほか,グロテスクな描写が多くあるため,そういうのが苦手な方は注意が必要です.
隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか? (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか? (メディアワークス文庫)より
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No.1:
(4pt)

グロ注意。

現代日本に制定された「五人組」法を巡り、次第に狂っていく隣人達を描いたサスペンス。
のはずなのだが、後半辺りからどうもパニックホラー的な流れになり、同レーベルでは珍しいグロテスクなシーンの連発。
耐性の無い方は回れ右して本を閉じたことだろう。

全体的には面白かったのだが、キャラへの感情移入を軽視している感が目立つ。
本来ならば、理不尽な法律のために運命を狂わされていく人々を描きたかったように思う。
が、最後まで読んでみると、まともな人間はごく一握り。もともと狂っていた奴らが歯止めを失ったようにしか見えない。
またキャラクター描写についてもお世辞にもうまいとは言えず、孝一郎の人間性が最後まで掴めなかった。

終盤のとある仕掛けのために、度々視点移動が起きることも読者の感情移入を阻害している。
盛り上げどころで逆にこちらの心情が乖離してしまい、個人的には白けてしまった。
ミステリを期待しているところにB級ホラー映画を見せられた感じか。

ただし、ラストに繰り出される刑事の一言だけは文句なく素晴らしい。
設定の妙とエピローグだけでも読む価値はあると(個人的には)思う。
隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか? (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか? (メディアワークス文庫)より
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