誘神

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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ

2015年04月25日 誘神

死者の魂を送る「ツゲサン」を継いだ柊一。京都の大学生、沙織。凶悪事件の容疑者として警察につきまとわれる誠。三人の人生に東南アジアで発生した脅威の感染症が影を投げ、そして異界の扉が開くときが訪れる。(「BOOK」データベースより)

評判

誘神の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 D ランク

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誘神の総合評価:

9.14/10点 レビュー 7件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7
(5pt)

面白いけど…

なんと続編の本編から読んでしまった。疫神から出来れば読みたかった(笑) この著者の本は今まで4冊読んだけど、ハズレ無し。
誘神 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 誘神 (角川文庫)より
4041044871
No.6
(5pt)

面白いけど…

なんと続編の本編から読んでしまった。疫神から出来れば読みたかった(笑) この著者の本は今まで4冊読んだけど、ハズレ無し。
誘神 Amazon書評・レビュー: 誘神より
4041019850
No.5
(5pt)

「疫神」の伏線がここで理解できるようになっています、おもしろい説です

あの斬新な発想の長大な「長い腕」シリーズ3冊を書かれた川崎草志氏の著書です。これは先の「疫神」の続編とも言える作品なのですが、たまたまこちらを先に読んでしまいました。同シリーズだということは、同じ登場人物が出てきてやっと気がつきました。2つの作品は繋がっているのですが、起こる事件やエピソードは別物なのでどちらを先に読んでも楽しめると思います。順当に「疫神」から読めばいいと思いますが、個人的にはこちらを先に読んでしまったからこそ、「疫神」を読んでいる時、それぞれの話がどこに繋がるのかわかりやすかった面はありました。「疫神」だけでは、長い目で見た結論というのは出されていないので両方読むのがいいと思います。

この「誘神」では中心となるテーマは2つあります。ひとつは「ツゲサン」とそれをめぐる周辺の人々です。群馬、埼玉、長野の県境にある山奥の村、岩尾野村に昔から伝わる習慣で、この世とあの世の間には青みがかった場所があり、まだそこにいてあの世に行けていない人に「あなたはもう亡くなっているのですよ」とツゲに行く役目を負うもの。斉原の一族が代々務めていて、父親が亡くなってしまった今となってはまだ中学を卒業したばかりの柊一がそれを担っています。「ツゲサン」は人々にとって必要なものであり重宝がられると同時にどこか忌み嫌われてもいます。
もうひとつは京都に住んでいる大学生の藤原沙織とその家族のエピソード。中国南部に出張していた父親は、そこで発生した疫病のため関空の検疫で他の人たちと共に足止めされたまま。東南アジア一帯と中国南部では、感染力の強い、体が溶けてどろどろになってしまう病気がものすごい勢いで広まっており、日本政府は水際でそれを食い止めるために入国制限し、パニックを防ぐために情報統制を実施します。母親の田舎である岩尾野村に疎開した沙織たちの前には警察や軍が現れて厳戒態勢に。そしてそこにやってきたのが別の町で民生委員をしている安曇貴史。この人物のみが「疫神」と共通しているので、先にあちらを読んだ方は、彼が人類の歴史と疫病の関係を調べてきた研究者だということは知っているでしょう。

個人的には、初対面の場や目上の人間にもまったく敬語を使わない安曇が不遜すぎて、いい印象を持てませんでしたが、前の作品である「疫神」を順番通り先に読んでいたら、そのわけがわかって印象が違ったかもしれません。ネタばれするのであまり書けませんが、安曇が唱える”異常巻きアンモナイト論”は興味深かったです。これまでの歴史の中で、生物のある種が繁栄する前には、他の種が絶滅する必要があった、たとえば恐竜が絶滅したので小型哺乳類が大繁栄することになったなど、歴史は絶滅と繁栄を繰り返している、それなら現在、どのような存在もその上にはいない人類はどうなのか?このまま繁栄が続くのか、それとも・・・という話です。まだまだ続きがありそうな気配です。人類はさらにどんな危機に瀕するのでしょうか。続編を期待しています。
誘神 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 誘神 (角川文庫)より
4041044871
No.4
(5pt)

「疫神」の伏線がここで理解できるようになっています、おもしろい説です

あの斬新な発想の長大な「長い腕」シリーズ3冊を書かれた川崎草志氏の著書です。これは先の「疫神」の続編とも言える作品なのですが、たまたまこちらを先に読んでしまいました。同シリーズだということは、同じ登場人物が出てきてやっと気がつきました。2つの作品は繋がっているのですが、起こる事件やエピソードは別物なのでどちらを先に読んでも楽しめると思います。順当に「疫神」から読めばいいと思いますが、個人的にはこちらを先に読んでしまったからこそ、「疫神」を読んでいる時、それぞれの話がどこに繋がるのかわかりやすかった面はありました。「疫神」だけでは、長い目で見た結論というのは出されていないので両方読むのがいいと思います。

この「誘神」では中心となるテーマは2つあります。ひとつは「ツゲサン」とそれをめぐる周辺の人々です。群馬、埼玉、長野の県境にある山奥の村、岩尾野村に昔から伝わる習慣で、この世とあの世の間には青みがかった場所があり、まだそこにいてあの世に行けていない人に「あなたはもう亡くなっているのですよ」とツゲに行く役目を負うもの。斉原の一族が代々務めていて、父親が亡くなってしまった今となってはまだ中学を卒業したばかりの柊一がそれを担っています。「ツゲサン」は人々にとって必要なものであり重宝がられると同時にどこか忌み嫌われてもいます。
もうひとつは京都に住んでいる大学生の藤原沙織とその家族のエピソード。中国南部に出張していた父親は、そこで発生した疫病のため関空の検疫で他の人たちと共に足止めされたまま。東南アジア一帯と中国南部では、感染力の強い、体が溶けてどろどろになってしまう病気がものすごい勢いで広まっており、日本政府は水際でそれを食い止めるために入国制限し、パニックを防ぐために情報統制を実施します。母親の田舎である岩尾野村に疎開した沙織たちの前には警察や軍が現れて厳戒態勢に。そしてそこにやってきたのが別の町で民生委員をしている安曇貴史。この人物のみが「疫神」と共通しているので、先にあちらを読んだ方は、彼が人類の歴史と疫病の関係を調べてきた研究者だということは知っているでしょう。

個人的には、初対面の場や目上の人間にもまったく敬語を使わない安曇が不遜すぎて、いい印象を持てませんでしたが、前の作品である「疫神」を順番通り先に読んでいたら、そのわけがわかって印象が違ったかもしれません。ネタばれするのであまり書けませんが、安曇が唱える”異常巻きアンモナイト論”は興味深かったです。これまでの歴史の中で、生物のある種が繁栄する前には、他の種が絶滅する必要があった、たとえば恐竜が絶滅したので小型哺乳類が大繁栄することになったなど、歴史は絶滅と繁栄を繰り返している、それなら現在、どのような存在もその上にはいない人類はどうなのか?このまま繁栄が続くのか、それとも・・・という話です。まだまだ続きがありそうな気配です。人類はさらにどんな危機に瀕するのでしょうか。続編を期待しています。
誘神 Amazon書評・レビュー: 誘神より
4041019850
No.3
(4pt)

『疫神』の続編としてなら十分楽しめる

『疫神』の続編ですが前作より『ツゲサン』という存在を登場させて決着も『ツゲサン』目線だった。理系作者だからもう少しSFでもいいから理屈っぽい科学的考察とかも欲しかったような気がする(アンモナイトの異常巻の例えは個人的にあまりピンと来なかった)。『ツゲサン』の存在でオーソドックスな民俗学的な話の落としどころに。『ツゲサン』目線だと決着してるように見えるが平行して解決不可能な最悪なパンデミックが発生していてそっちの方は未解決。パンデミック設定引き継いで続編書くとしたら「X-File」のように"夢オチ"にでもしない限り無理なのでは?高野和明氏の『ジェノサイド』から人種偏見色をとり除いて「ヒトの終焉」の道具立てには疫病じゃなくて『寄生獣』みたいな(繁殖出来ないけど人間をエサにする生物)存在にしてスティーヴン・キング風土着オカルト民族学的要素で決着するように再構成された続編が読んでみたい。あとこの作者、登場人物をあっさり殺すことでドラマ性作るクセは漫画のレジェンド(故)手塚治虫大先生に似ていると思う。
誘神 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 誘神 (角川文庫)より
4041044871

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