無頼の絵師
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初版刊行(参考)
種別
短編集
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あらすじ
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評判
無頼の絵師の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
無頼の絵師の総合評価:
8.00/10点 レビュー 3件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
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最近、主人公の菊太郎を取り巻く環境にあまり変化がなかったのですが、本作初編から小さな変化が生じています。
1つはお信が料理茶屋・重阿弥を辞めて祇園で団子屋『美濃屋』を開業したこと。
もう1つは、元重阿弥の料理人である右衛門七(えもしち)という初老の男性が美濃屋で働くことになりレギュラーメンバー化したこと。
このため、本作では全6編を通じて公事宿『鯉屋』より団子屋『美濃屋』が多く登場し、鯉屋の面々によるトボケた会話が少ないのが、従来の公事宿ファンには寂しいところ。
6編もあると、「これはいい」と思える話もあれば「イマイチかな」と思える話もあります。
全体的にはどの短編もそれなりにいい味を出していたように思いますが、個人的には特に『買うて候へども』が気に入りました。野々村仁清の花器を巡る小間物屋手代・清三のお話です。
仁清の花器に惚れこみ、どうしても手に入れたく、清三は骨董屋に手付金として1両を収めます。残りの4両をなんとか工面して骨董屋に駆けつけるも、その花器は佐賀藩京屋敷のお侍に金にものを言わせる形で持っていかれてしまいます。50両を詫び金として清三に払うというのを、濡れ手で粟を掴むような真似は潔しとせず清三は頑として断ります。そのような商人としての清三の筋だった行動が結果的に良い方向に転じていきます。
作者が訴えるところの「小説は人としていかに生きるべきかの智恵を授けてくれる」物語であり、こういう作品に出会えるからこそ公事宿シリーズは読むのをやめられません。