唇にはレクイエムを
- リタ賞受賞 (1)
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2013年RITA賞2部門「ロマンス色の濃い作品」「最優秀処女長編」とカナダ推理作家協会アーサー・エリス賞「最優秀処女長編」受賞のロマンス色の濃いゴシック・ゴーストストーリーです。 ロマンス小説ではなくあくまでも「ロマンス色の濃い」作品です。 時代設定は1922年(大正11年)第一次世界大戦後のイギリス。 独り人材派遣からの仕事で生計を立てる25歳のサラ、戦争で体にも心にも傷を負う作家アリステアと助手マシュー、戦友であるふたりは幽霊に関する調査を続けていて自殺したマディという名の幽霊の取材のためサラを雇うところから物語は始まります。 全体の雰囲気は重く暗いゴシック...なすすべもなく死なねばいけなかった幼く若い幽霊が恨みを晴らすお話が中心となり、そこに大戦で肉体的苦痛と心の闇に囚われたアリステアの「ぼくたちはみんな、戦争に行った。同じ戦争に。...でも、最終的にはそれぞれちがう戦争に行ったみたいになった。...」この言葉が重い、ほんとうに重い。 多くの死が語られるこの小説...読後感もあまり楽しいとは言いがたい。しかし、苦痛と哀切と怒りと絶望のまだ見えない向こうには心やすまる場所があるのかもしれないと思わせてくれるロマンスがちゃんと書かれておりました。 一人深夜読んでも後ろが気になるようなゴーストストーリーではないけれど...。 お薦めできるので☆4個頑張れヴィレッジブックス! | ||||
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