血ぬられた報酬



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    初公開日(参考)1960年01月
    分類

    長編小説

    閲覧回数707回
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    血ぬられた報酬 (1983年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

    1983年09月30日 血ぬられた報酬 (1983年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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    血ぬられた報酬の総合評価:6.67/10点レビュー 3件。-ランク


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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.3:
    (4pt)

    交換殺人がテーマのサスペンス・ミステリー

    偶然に知り合った縁もゆかりもない男2人が、お互いの殺したい人間の殺人を請け負うという、いわゆる交換殺人がテーマの本作。

    交換殺人の実行過程がサスペンスフルでなかなか読ませるが、その後、憎んでいたはずの妻の死をきっかけに、主人公が良心の呵責に苛まれ、妻との楽しい思い出ばかりがよみがえったり、逆に恋焦がれていた愛人への愛情が薄らいでしまったりといったような人情の機微を丹念な心理描写でも読ませるあたりは、さすがニコラス・ブレイクの面目躍如といったところ。

    その克明な心理描写があるからこそ、主人公が最後に決断した行動にも説得力がある。

    ブレイクが本格推理小説以外のジャンルでも手練れであることを証明した、サスペンス小説の秀作だと思います。
    血ぬられた報酬 (ハヤカワ・ミステリ文庫 17-5)Amazon書評・レビュー:血ぬられた報酬 (ハヤカワ・ミステリ文庫 17-5)より
    4150710058
    No.2:
    (3pt)

    地味ですが、読みどころある単発サスペンスです

    シリーズ探偵ナイジェル・ストレンジウェイズが登場しない単発サスペンス。工場主の叔父を殺して地位を乗っ取ろうとするチャールズ・ハンマーと、酒場で彼にスカウトされた劇作家ネッドは、お互いの人生にとって邪魔な相手を殺害する、つまり交換殺人の契約を結びます。筋書き通りではないものの、お互いの邪魔者が取り除かれたあと、そのわずかな手違いから二人の思惑は正反対へと動き始め、壮絶なエンディングへと向かうのです。
     読みどころは、ネッドの妻ミリアムの日記で明らかになる彼女の本心がネッドの迷いを吹っ切っていく過程です。この感動部分は、ネッドの心情が抑制的に描かれていることによって効果を上げています。
     ストーリー的にはどうにも地味なので星四つはつけられませんが、早川文庫のブレイク作品5作、これですべて読み終えることができ満足です。
    血ぬられた報酬 (ハヤカワ・ミステリ文庫 17-5)Amazon書評・レビュー:血ぬられた報酬 (ハヤカワ・ミステリ文庫 17-5)より
    4150710058
    No.1:
    (3pt)

    倒叙型ミステリ

    愛人といっしょになりたくて妻を邪魔に思っている劇作家と、会社を経営している叔父を殺し、その実権を握りたがっている男。二人が出会ったときにできあがった一つの犯罪計画。それぞれ一度は欲しかったものを手に入れ、成功したように見えたが、破滅のときはそこまで迫っていて・・・。犯人の側から犯罪の計画と行動、心の動きを細かく描いた倒叙型のミステリ。

    一人は罪悪感などまるで感じず、犯罪の成功を心から喜んでいるのとは対照的に、もう一人は罪の意識にとらわれ鬱々として楽しめず日々悶々として過ごしている。その心の葛藤が胸に迫る筆致で書かれています。あまりに何度も何度も繰り返されるので、そんなに女々しいことを言うなら犯罪なんてやらなきゃよかったのにと文句の一つも言ってやりたくなってきてしまうのですが。

    作者自身、追記でパトリシア・ハイスミスのある長編と似ているが意識していなかったと語っており、今になってはさらに何度もミステリに使われているプロットではありますが、けっこう楽しく読めました。
    血ぬられた報酬 (ハヤカワ・ミステリ文庫 17-5)Amazon書評・レビュー:血ぬられた報酬 (ハヤカワ・ミステリ文庫 17-5)より
    4150710058



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