神様のパズル
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
神様のパズルの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 E ランク
神様のパズルの総合評価:
7.92/10点 レビュー 77件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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しかし舞台は極めて小さく、ゼミでの議論だけで話が進む。言うなれば京極堂シリーズの妖怪談義パートだけで話が完結しているようなもので…まぁミステリーではこの手の話は「学習会もの」として京極以前からあったわけだけど、本作の議論の複雑怪奇っぷりはやはり京極めいていると言えるだろう。
そしてそれはつまり、めっちゃ面白いということである。謎解きのための議論、そしてキャラが面白ければ、事件もストーリーもいらないのだ。
そういう点では、ハヤカワSFではなく角川SFだなぁと。小松左京賞はなくしてはならない賞だった…
さらに宇宙創生の謎を解くということは、TOE…いわゆる統一理論を解くことと同義で、そこに至るまでの議論では物理の専門用語がポンポン出てくる。主人公は一応落第ギリギリの無知な学生という設定ではあるが、それでも良いとこの大学の理系学部に受かる程度の知識はあるので、相対性理論、特殊相対論、素粒子論、量子論辺りの概要くらいは掴んでいないとついていけない可能性はある。
作者オリジナルの「光子場仮説」は、出発点こそあまり受け入れられなかったが、スピンの力技で全てを説明しようとするのは、暗黒神話みたいな諸星大二郎イズムを感じて興奮した。
ただ、「質量理論」は本質は超ひも理論と同じじゃないかと思った。20年前の紐理論がどういうフェーズだったのかはわからないけど。
しかしだからこそ、本作が実写映画化されたことが本当に驚き。その謎の答えは、ひとえに穂瑞沙羅華のキャラ故だろう。
小説の映像化に一番必要なのは、映像映えする展開や大衆的な物語よりも何より、キャラ立ちした美女(美男)というわけだ。
最後の沙羅華には、これはズルいと言わざる得ない笑
しかし、ここまでキャラ変しちゃって続編はどうするんだろうか…?
ところで、宇宙創生を個人のPCでシミュレートするために、エロサイトを解説して世界中のPCのメモリを使うという手法は、完全に漫画村のマイニングと同じで……20年前にこのアイデアを出した作者のSF脳は凄い。