アソシエイト
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
評判
アソシエイトの評価:
1.00/10点 レビュー 1件。 F ランク
アソシエイトの総合評価:
5.50/10点 レビュー 10件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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コスト意識のある企業がデタラメな弁護士報酬を法律事務所の請求通りに支払うことが不思議であるが、そのカラクリも解説される。大企業の法務セクションは官僚化している。そのために出費を切り詰めることではなく、確保した予算を使いきることにモチベーションが働く。弁護士報酬を精査することがハイエナ弁護士撲滅の道である。
過去の不都合な事実を隠蔽しようとするカイルも弁護士倫理を守ろうとする点で主人公足り得た。しかし、下巻では主人公の弁護士倫理遵守精神が独り善がりなものであることが明らかになる。「持ち出した情報に価値がない」「依頼人に実害がない」などは、問題の行為が窃盗であるか、守秘義務違反であるかという論点とは関係ない。依頼人や社会の視点が欠けている。
ここにモンスター弁護士の萌芽がある。他者性を持たず、独り善がりな視点で倫理を守っていると盲信する存在は厄介である。カイルはウォール街の大手法律事務所とは対極の道を志向するが、カイルが一方的に正しい側にあるとは断定できない。
モンスター弁護士は依頼人だけでなく、交渉・訴訟の相手方にも害悪を及ぼす。『アソシエイト』では依頼人も訴訟の相手方も軍需産業であり、それほど同情する必要はなかった。しかし、一般の市民もモンスター弁護士に巻き込まれる危険はあり、放置していい問題ではない(林田力「宇都宮健児日弁連新会長の課題はモンスター弁護士の排除」PJニュース2010年3月27日)。