ガイシの女
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職業は外資系銀行に勤めるOL。別の国内信託に努める兄の電車への飛び込み自殺に疑念を描いた彼女は真相を探るべき動き始める。しかしそこには政治家、その秘書などの妨害を受けながらも着実に真実を求めていく。周囲の人たちが協力者と思えば裏切りものであったなどの試練を乗り越えながら解決していく。ありふれた設定だがまあまあの出来だ。一般文学通算540作品目の感想。2013/02/05 18:15 | ||||
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確かによく書けているとは思うけど、あまりにもドラマチックすぎるかな? 男性が書いたのだったら、現実の女の世界を知らないから仕方ないか、って許せるかもしれないが、女性が書いたとなったら、もっと(男性に負けないような)現実的な小説にしてほしかったというのが本音。 マネーのしくみ、や外資系で働く女の現実、そこにうごめく陰謀などとても題材としては面白いし、よく調べてあるし、そこに出てくる事にうなずく事も多いけど、一寸現実離れしたことが以前そういう世界に身をおいていた身だから気になってしまった。 でも「ガイシ」が甘い世界じゃない、というのを世間に認識させるにはいい本だと思う。 これからもがんばって、こういったハードな世界を女性の目線でしかもいらない部分をそぎ落とし描ける一流となるよう応援したい作家の一人、 期待をこめて、ちょっと厳しく評価です! | ||||
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確かによく書けているとは思うけど、あまりにもドラマチックすぎるかな? 男性が書いたのだったら、現実の女の世界を知らないから仕方ないか、って許せるかもしれないが、女性が書いたとなったら、もっと(男性に負けないような)現実的な小説にしてほしかったというのが本音。 マネーのしくみ、や外資系で働く女の現実、そこにうごめく陰謀などとても題材としては面白いし、よく調べてあるし、そこに出てくる事にうなずく事も多いけど、一寸現実離れしたことが以前そういう世界に身をおいていた身だから気になってしまった。 でも「ガイシ」が甘い世界じゃない、というのを世間に認識させるにはいい本だと思う。 これからもがんばって、こういったハードな世界を女性の目線でしかもいらない部分をそぎ落とし描ける一流となるよう応援したい作家の一人、 期待をこめて、ちょっと厳しく評価です! | ||||
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ドライな経営理念。 内(社員)に対しても外(取引相手や投機先)に対しても一貫しているシビアな評価。 「外資」と言われて、貧弱な知識しかない私が思い浮かべるのは、そんなイメージばかりでした。 この「ガイシの女」では、そんなイメージばかり先行する外資の具体的な姿や戦略がリアルに描き出されています。さらにそればかりではなく、個性的な登場人物たちが絡み合い、息もつかせぬドラマが展開されます。ミステリーとしての読み応えは十二分! 外資系の銀行に勤める岩本杏子。華やかなイメージとは裏腹に、仕事も順風満帆とは行かないし、プライベートでも夫との別居という問題を抱えていた彼女。しかし、杏子の人生の本当の波乱は、年の瀬も迫った十二月二十七日に、一人の男――杏子の兄・隆人が駅のホームから身を投げたと伝えられたときに始まるのだった。 破綻した会社の社債を販売していた責任を感じての自殺だとされた、突然の兄の死。 けれどもその周囲には、不穏な気配が見え隠れしていた。兄の残した謎めいたメモと写真。生前の兄と最後に仕事をしていたというパート女性の失踪。 さまざまな思惑と欲とが交錯する中、ひたむきに兄の真相を追いかける主人公をつい応援したくなってしまいました。 生き馬の目を抜くようなビジネス世界の駆け引きと、その渦中で決して目を抜かれる側には廻らないガイシの用意周到さに圧倒され、また二転三転する事件の行く末からも目が離せず、あっという間に読みきってしまった傑作でした。 | ||||
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ドライな経営理念。 内(社員)に対しても外(取引相手や投機先)に対しても一貫しているシビアな評価。 「外資」と言われて、貧弱な知識しかない私が思い浮かべるのは、そんなイメージばかりでした。 この「ガイシの女」では、そんなイメージばかり先行する外資の具体的な姿や戦略がリアルに描き出されています。さらにそればかりではなく、個性的な登場人物たちが絡み合い、息もつかせぬドラマが展開されます。ミステリーとしての読み応えは十二分! 外資系の銀行に勤める岩本杏子。華やかなイメージとは裏腹に、仕事も順風満帆とは行かないし、プライベートでも夫との別居という問題を抱えていた彼女。しかし、杏子の人生の本当の波乱は、年の瀬も迫った十二月二十七日に、一人の男――杏子の兄・隆人が駅のホームから身を投げたと伝えられたときに始まるのだった。 破綻した会社の社債を販売していた責任を感じての自殺だとされた、突然の兄の死。 けれどもその周囲には、不穏な気配が見え隠れしていた。兄の残した謎めいたメモと写真。生前の兄と最後に仕事をしていたというパート女性の失踪。 さまざまな思惑と欲とが交錯する中、ひたむきに兄の真相を追いかける主人公をつい応援したくなってしまいました。 生き馬の目を抜くようなビジネス世界の駆け引きと、その渦中で決して目を抜かれる側には廻らないガイシの用意周到さに圧倒され、また二転三転する事件の行く末からも目が離せず、あっという間に読みきってしまった傑作でした。 | ||||
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