リストラに乾杯!



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初公開日(参考)2010年10月
分類

長編小説

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リストラに乾杯!

2010年10月21日 リストラに乾杯!

人生暗転の瞬間は5分だった!51歳・銀行マン、転職の軌跡。銀行業務の内幕とバラバラ崩れゆく家族関係をリンクさせ、経済小説と家庭小説の両面を堪能させてくれる。強権発動の元上司に宣戦布告する仇討ちの展開も興味満点。大手銀行をリストラされた主人公の苦悩を通して、働くことの意味を問う。 (「BOOK」データベースより)




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リストラに乾杯!の総合評価:8.00/10点レビュー 6件。Bランク


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No.6:
(3pt)

「は?」の感じのラストだった

妻をかなり俗物に、エキセントリックに書いてるから、このラストは正しいんだろうが、主役は割と「棚から牡丹餅」的「出会い」だけでいい方に進んでるのに、妻の扱いあんまりやん?と思わんでもなかった
で、主人公が「え?俺何かした?」的鈍感さがエキセントリックな妻を形成した一端を担ってる筈なのに、そっちは放置か、と。息子のいくすえたるやいかに。が結構気になった
ついでに、当面18万の給料で、どう家計をやりくってるのかそこいら辺がとても気になった
リストラに乾杯!Amazon書評・レビュー:リストラに乾杯!より
4331059499
No.5:
(4pt)

果たして乾杯できるような状況か?

タイトルのリストラに乾杯と言うほどハッピーな内容ではないが作品自体は面白かった。
銀行名古屋支店の部長が突然頸。
しかも関連会社への転籍。
これまで支店長の支持に忠実いやそれ以上に腕を挙げてきたがその裏には支店長の不正横領が隠されていた。
リストラされた森山は関連会社へ勤めるが仕事に馴染めず退職。社会労務士の試験を二回も落ちる始末。
エリート大卒の苦悩が始まる。
バス旅行で知り合った老人と知り合いになり高検出身の弁護士と知り一層の驚きもつかの間で嘗ての銀行時代の業務に関わったことで一転被告人になってしまう。
めまぐるしく展開するが嘗ての上司に一種の復讐を成功させる。
一般文学通算958作品目の感想。2015/01/04 21:30
リストラに乾杯!Amazon書評・レビュー:リストラに乾杯!より
4331059499
No.4:
(5pt)

外資買収後のリストラに、エリート意識粉砕の奮闘記。

主人公の勤める銀行は、米投資ファンド「アップルウッド」に買収された「丸の内フェニックス銀行」だ。 森山二郎は東都大/経済卒、昭和51年4月に丸の内銀行に入行。 各本部、海外部門と順調に来て、名古屋支店の営業第二部長でいたが、そこで突然に退職金上乗せでオーシャン倶楽部(総合レジャー会社)に51歳で出された。 途中で丸の内銀行は平成16年4月に丸の内フェニックス銀行となり、旧役員31名は解任され、新たにアップルウッド社から外国人8名、日本人は8名(内1名だけが旧丸の内出身者、名古屋支店長の横島明弘)、新役員が16名となっていた。  森山の如く51歳で銀行を出されると、余程の資質・資格がないと自力再就職は困難だ。 ハローワークに行くが、よくありがちな「ロンドンにいたので英語が出来る」と言うが全くのナンセンス。 「M&A、LBOを手掛けた」と言うがその組織にいて初めて出来る事。 そこでの笑い話に、旧財閥系の大手商社部長だった男の職探し、「何か出来ますか?」の質問に、「円満な部長が出来ます」と。 銀行員は基本的に外部出向すると仕事は何も出来ない。仕事能力の棚卸資産はゼロに近い。 また斯様な東都大学卒、丸の内銀行勤務に、目を輝かせ結婚する妻に相当な勘違いお嬢さん派が多い。 彼女らは、会社で夫のスライス、左遷、出向などという現実が受け入れられない。 こういう見栄・虚栄・誇りに生きる女性は実際にかなり多い。 森山の妻みはるは最悪の類だ。 妻に罵られ、周囲の冷たい風に当りながら、主人公森山二郎の涙ぐましい奮闘が始まる。  ところでこの丸の内銀行が、今は亡きLTCBであれば、エリート集団の崩壊として誠に気の毒であった。 1980年頃の東京大/経済の卒業生が350名として、民間に280名、就職先は上位から、興銀15、日長銀13、富士銀11、三菱商事10、という数字を見かけた。 つまり3長銀の内でIBJとLTCBは、就職に人気・難易度は最高であった。 だから彼らのプライドは日本一だったろう。 それがおかしな先を重要顧客と位置付け、海外のリゾートホテル買収やゴルフ場建設にのめり込んでいった。 戦前の軍部エリートとあまり変わらない。 しかし森山二郎が銀行を出されて初めて、自分がどれだけのものかと、はっきり判っただけでも良かった。
リストラに乾杯!Amazon書評・レビュー:リストラに乾杯!より
4331059499
No.3:
(3pt)

明日は我が身、中高年必携のサラリーマン小説

主人公は自称エリートで東都大学(多分、東大)経済学部を
現役合格し、卒業後、丸の内銀行に入行し二十九年間、銀行
に尽くしてきた人物。
仕事もよくできるし、リストラされる筈がないのにある日、
上司に嵌められ突然、関連会社に出向する羽目に。そこから
人生が狂い始めた。

出向先でも上手く行かず、最後まで丸銀のプライドを棄て
きれない主人公が資格(社労士)を目指すことになる。だが、
大学入試や就職と違って資格も簡単には取れない。
亀戸の社労士事務所にお世話になりながら、銀行時代は経験
しなかったような1万五千円の集金で苦労することになる。

結局、学歴や会社のブランド、地位などにしがみ付き、いつ
までもこだわっていたら第二の人生は始まらない。それが
遅ればせながらわかるようになってくる。
ただ、経験から言うと、試験前2週間の特別休暇はありえ
ないと思います。資格試験はそんなに甘くはありません。
全体的なストーリーや展開は面白く、一気に読めるのですが、
妻の印象が非常に悪かった。
「東都大学で丸銀だったから結婚した」というのは主人公に
対する最大の侮辱だと思いました。いっそのこと離婚してしま
えばいいのにと思いました。







リストラに乾杯!Amazon書評・レビュー:リストラに乾杯!より
4331059499
No.2:
(5pt)

人事は誰が決めるのか?

「皆さんの心の中にあるのはただひとつ。今回は自分でなくて良かった、ということではありませんか」(85頁)銀行マンとして第一線で活躍していた森山は、ある日突然リストラを言い渡される。妻の不満は日々鬱積。アルバイトの青年には小馬鹿にされ、資格試験にも失敗する、八方ふさがりの毎日。そんな中、検事から不穏な電話がかかってきて―。解っていても拘ってしまう感情には、誰しも覚えがあるだろう。タイトルの『リストラに乾杯!』は逆説であり、森山は何度も、過去の肩書から解き放たれなくては、と思っている。「丸銀を辞めさせられて二年半がたつが、森山はまだその現実を受容できないでいた」(206頁)葛藤から抜け出せない二年半は、あっという間でもあり、長く苦しいものでもある。働くとは何か? ままならぬ現実を前に、どう対処すればよいのか?あとがきがしびれる。経済ミステリというと、人間より事件を描くものと思われがちだが、作者は訴えたいテーマに沿って、登場人物を丁寧に作り上げていっている。働いている人に特にお薦めする。
リストラに乾杯!Amazon書評・レビュー:リストラに乾杯!より
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