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トキワ さんのレビュー一覧

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書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点5.71pt

レビュー数21

全21件 1〜20 1/2ページ

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No.21
(6pt)

肉食屋敷の感想

ホラーというジャンルでは1番好きかもしれない作家さんで特に角川ホラー文庫の短編はあまりハズレがない印象だが、この短編集も例に漏れず良作揃い。

それぞれホラーやSF要素を薄めることなくミステリー的な手法、仕掛けを施すのがとても上手いなと。

特異な世界観と秀逸なオチが魅力の ジャンク が1番好き。

▼以下、ネタバレ感想
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小林泰三:肉食屋敷 (角川ホラー文庫)
小林泰三肉食屋敷 についてのレビュー
No.20
(3pt)

凶鳥の如き忌むものの感想

拝殿や島の雰囲気が、俯瞰平面図だけでは掴みきれず、立体的な説明は全て分かりにくい文章のみのため更に混乱。
見せ場の推理合戦もそのせいで色々な例を挙げられるがほぼ理解が追いつかず、どうせ捨てトリックだからいいや 程度でしか読めなかった。
そんな状態でも事件の全貌は問題なく分かるようになっていただけまだマシ。

いつも通り、衒学要素が京極夏彦などと比較して読ませる力量がないので退屈。そのうえ、物語のテンポを悪くするような挿入の仕方も手伝って小説としての出来は非常に低い印象。

トリックも用いている題材も面白いはずなのに悪文が全て足を引っ張っていて惜しい作品。

▼以下、ネタバレ感想
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三津田信三:凶鳥の如き忌むもの (講談社文庫)
三津田信三凶鳥の如き忌むもの についてのレビュー
No.19
(5pt)

あいにくの雨で

過去作と比較して、読後の"?"感、置いてけぼり感は少なく、しっかり本格ミステリの枠組みの中でストーリーが完結している。

青春モノにしたいのか無駄に学校生活の描写やエピソードが添えられるがそこが非常につまらない。
ミステリーにしてもメイントリックはやや地味な印象。

本格、青春モノという各要素に却って縛られる形でこじんまりした作品に落ち着いてしまった印象。
これはあくまで、この作者にしては、、の感想。

作品としては綺麗にまとめつつしっかり変化球で楽しめる内容。
タイトルがまたとても良い。

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麻耶雄嵩:あいにくの雨で (集英社文庫)
麻耶雄嵩あいにくの雨で についてのレビュー
No.18
(5pt)

女王蜂の感想

色々な要素が詰め込まれすぎて各要素が中途半端で薄味になってしまっている印象。
展開も冗長。
つまらないわけではないし、読みやすいが他の主要作品と比較すると普通。

ドロドロで複雑な血縁はなく人間関係は割とスッキリしている。
ただ、登場人物が多く、掘り下げが甘いため各キャラの魅力が少ないか…

▼以下、ネタバレ感想
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横溝正史:女王蜂 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史女王蜂 についてのレビュー
No.17
(7pt)

頼子のためにの感想

冒頭に事件の経緯を説明する手記、その後探偵による再調査と好みの王道な展開。

ただ、偶然依頼された事件に対して、ただ黙々と真実を知るためだけに捜査をする探偵がかなり浮いた存在に…
この事件を綸太郎が解かなければならないそれなりの理由の肉付けが欲しかった。

作中唯一血の通ったキャラと思われる法月警視の出番が少なかったのが残念。

▼以下、ネタバレ感想
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法月綸太郎:新装版 頼子のために (講談社文庫)
法月綸太郎頼子のために についてのレビュー
No.16
(5pt)

星降り山荘の殺人の感想

各章に作者からの注意書きがある面白いアプローチの作品。
帯やその他紹介で"仕掛けのある作品"という過剰な煽りのせいで変に構えて読んでしまい、案の定分かってしまったのは残念なところ。

仕掛けよりも、意外とゴリゴリなロジック本格の謎解きでこちらの方がこの作品の真の魅力。

ただ、冗長な展開で、主人公含め登場キャラに魅力がなく惹かれるストーリーではなかった。

▼以下、ネタバレ感想
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倉知淳:新装版 星降り山荘の殺人 (講談社文庫)
倉知淳星降り山荘の殺人 についてのレビュー
No.15
(7pt)

ブラディ・ローズの感想

ごく少数の登場人物だけで展開されるため、ストーリーはとても分かりやすい。
ホラー要素がいいスパイスになっていて、オチまで含めてとても楽しめた。

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今邑彩:ブラディ・ローズ (創元推理文庫)
今邑彩ブラディ・ローズ についてのレビュー
No.14
(6pt)

屍蝋の街の感想

追い詰めてくる敵は初めからはっきりしていてミステリー要素は全くないが、テンポの良い展開で飽きずに楽しめた。
あまり有名ではないうえ、シリーズとしては2作だけだが溝口とシンバは意外とお気に入りのコンビ。

近未来の物語ということだが、2025年と既に過去が舞台となっている事実に驚き。

▼以下、ネタバレ感想
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我孫子武丸:屍蝋の街 (双葉文庫)
我孫子武丸屍蝋の街 についてのレビュー
No.13
(6pt)

死体を買う男の感想

構成、プロットがとても凝っていて二転三転して明かされる真相はよかった。
コンパクトなページ数で上手くまとまっていた印象。
作中作に敢えて江戸川乱歩や萩原朔太郎を出した理由に大した意味がなかったのは残念。

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歌野晶午:死体を買う男 (講談社文庫)
歌野晶午死体を買う男 についてのレビュー
No.12
(2pt)

灰色の仮面の感想

都合のいい展開の連続に辟易。
ミステリーとしてもそこまでの面白さもなく、ホラーと謳っているが怖くもない。

読みやすさを加味して2点。

グレーのパンストを被った暴行魔というただの変態野郎を 灰色の仮面 と表現するセンスは嫌いではない。

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折原一:灰色の仮面 (講談社文庫)
折原一灰色の仮面 についてのレビュー
No.11
(6pt)

空飛ぶ馬の感想

読む前の勝手な印象として、優しいミステリーを想像していたが案外色々な真相が用意されていた。

殺人事件の解決だけがミステリーではない、と同時に
優しいミステリーだけが 日常の謎 ではないというのが元祖から既に示されていたんだなぁ、と。

最後2作はストーリーの流れも謎解きも面白く感じたが、やはり総じて地味。
謎そのものの魅力が乏しいため推理小説としては評価は普通。
このジャンルの先駆けということで+1といったところ。

どちらかと言うと、瑞々しい美文で紡がれる主人公の成長譚として次巻に興味を持った。

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北村薫:空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
北村薫空飛ぶ馬 についてのレビュー
No.10
(7pt)

キッド・ピストルズの妄想の感想

どれも一風変わった人たちの一風変わった動機。
更に効果的に散りばめられた伏線が小気味よく回収され、とても質の高い短編集。

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山口雅也:キッド・ピストルズの妄想: パンク=マザーグースの事件簿 (光文社文庫)
山口雅也キッド・ピストルズの妄想 についてのレビュー
No.9
(6pt)

ダリの繭の感想

特に派手な展開はないが、これぞ推理小説という王道のロジック本格。
作者のミステリーに対するスタンスがこの作品でもしっかり伝わる。

火村とアリスのおじさん2人の新婚夫婦感にメロメロ。

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有栖川有栖:ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)
有栖川有栖ダリの繭 についてのレビュー
No.8
(5pt)

名探偵は誰だの感想

全編フーダニットの短編集。
ただし対象は犯人ではない 誰か 。
ではあるものの、ストーリーの運びは良くも悪くも普通の推理小説で特に真新しさを感じることもなく読了。

▼以下、ネタバレ感想
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芦辺拓:名探偵は誰だ
芦辺拓名探偵は誰だ についてのレビュー
No.7
(7pt)

霧越邸殺人事件の感想

吹雪の中のお屋敷で起こる連続殺人という典型的なクローズドサークルもの。
ホラーとも違う幻想的な雰囲気と本格ミステリが上手く合わさっている。

やや地味な感じも拭えないが、王道の本格ミステリで好印象な作品。

▼以下、ネタバレ感想
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綾辻行人:霧越邸殺人事件<完全改訂版>(上) (角川文庫)
綾辻行人霧越邸殺人事件 についてのレビュー
No.6
(6pt)

プラスティックの感想

読みやすさと、プロットがとても良い。
フロッピーというかなり古さを感じさせるものもあるが特に違和感なく楽しめる内容。

ミステリーとしては物足りないが、物語全体としてとても面白い作品であった。

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井上夢人:プラスティック (講談社文庫)
井上夢人プラスティック についてのレビュー
No.5
(7pt)

世界でいちばん透きとおった物語の感想

物語としても面白く、仕掛けもとても凝っていて楽しめた。
ただ、主人公の性格がウジウジしてあまり好きにはなれず。

▼以下、ネタバレ感想
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杉井光:世界でいちばん透きとおった物語
杉井光世界でいちばん透きとおった物語 についてのレビュー
No.4
(6pt)

生者と死者〜酩探偵ヨギ ガンジーの透視術の感想

短編も長編もそこまでストーリーは面白くない。
短編がどのように作られていてどのように消えてしまうのか、それを楽しむ作品。
この仕掛け自体が本当に計算されている、"楽しめる本"だった。

▼以下、ネタバレ感想
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泡坂妻夫:生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術 (新潮文庫)
No.3
(7pt)

夕萩心中の感想

戻り川心中収録の花葬シリーズと比較して、やや毛色の異なる雰囲気の3作で前作から外したのも分かるような…
とはいえ、独特のレトロで官能的な世界観は唯一無二で質の高い短編ミステリーであることは間違いなし。

花葬シリーズの3遍は、1話1話が濃厚でなかなか読み進められず、陽だまり課事件簿 は逆にすぐ読める不思議な構成の一冊。

▼以下、ネタバレ感想
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連城三紀彦:夕萩心中 (光文社文庫)
連城三紀彦夕萩心中 についてのレビュー
No.2
(4pt)

狂い壁 狂い窓の感想

狂気の演出が序盤はとても多く、それが非常に読みにくくしている印象。
序章が場面転換も頻繁で意味も分からないので、なかなかページを進められなかったが読み終わったらもう一度初めに戻って読み直したくなる作品。

▼以下、ネタバレ感想
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竹本健治:狂い壁 狂い窓 (講談社文庫)
竹本健治狂い壁 狂い窓 についてのレビュー