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陰気な私は地球を回さない さんのレビュー一覧

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レビュー数26

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No.6: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
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十角館の殺人の感想

レビュー時、当サイトで1位の評価を受けているので読んでみようと思いました。あまりの面白さに一気に引き込まれていきました。

衝撃的な結末には驚きもあり楽しめました。
ただ、期待が大きすぎただけに、トリックに「なんだそんなことか」とガッカリもしたので、それほど期待せずに読むといいかも…
それを考慮しても読んで良かった1冊です!
十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人十角館の殺人 についてのレビュー
No.5: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

短編集であり長編

コミカルな作品かと思ったら、感動も与えてくれる素晴らしい作品です。ユーモア溢れる死神を主人公にすることで「死」という重たいテーマでありながら、爽やかに楽しめるのが良いところだと思います。飛んだ設定なので、疑問や違和感を感じそうですが、その様なことはなく一瞬で物語の世界観に引き込まれました。心に残る文章や台詞もたくさんあり、色んなことを考えさせられました。

短編集ではありますが、いつもの伊坂作品の様に伏線回収は見事でした!
死神の精度 (文春文庫)
伊坂幸太郎死神の精度 についてのレビュー
No.4: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

壮大な話

まずはじめにこの小説を手に取った時に、まるで広辞苑かのような分厚さに読むことを逡巡させられました。きっと同じ思いの人も少なくないと思いますが、とてもオススメです!結末が気になるというよりは、その時その時の物語の面白さに魅せられました。

迷宮入りした事件の関係者について、小学生時代からその19年後までの物語です。1章もしくは数章ごとに年代が変わり、第3者の目線で2人に関する話が展開されていきます。1つの章の中でも何度も視点となる人物が変わっていきます。あらゆる犯罪が起きますが、その証拠は何一つなく、はっきりとしたことはほとんど書かれていないので読んでいる人の想像に任せられている作品に感じました。そういう意味でも色んな人の感想を聞きたい作品でした。

作品自体が長いのと視点となる人物が多いので、誰がどのようなことを経験しているのか知っているのかを整理することが大変でした。また、読んでいてあまり気持ちのいい話でもないので、私含め苦手な人もいるかもしれませんね。あと、大阪弁はどんな感じで読めばいいんだろうかと思いました笑。それでも、面白さは間違いなしです!
白夜行 (集英社文庫)
東野圭吾白夜行 についてのレビュー
No.3:
(9pt)

火車の感想

変わった切り口で始まるな〜と思って読んでたら最後のページまで来てた、というような感覚でどんどん続きが気になって仕様がないという感じでした!ボリュームがあって、心情描写が多いためテンポはゆっくり目かもしれないですが、とにかく物語に引き込まれていきました。

失踪した婚約者はいったい何者であるかということに重点を置いている社会派ミステリーですが、なるほど!と思えるような本格派ミステリーにあるワクワク感も兼ね備えているように感じました。

クレジットカードによる借金をテーマとして扱っているため、少し理解が難しい内容も含まれていると思います。社会人になってから読んだらより一層感情移入できる作品ではないでしょうか。

▼以下、ネタバレ感想
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火車 (新潮文庫)
宮部みゆき火車 についてのレビュー
No.2: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

どんでん返しに目が行くが

二転三転する展開に見事に騙されました。真相はこうに違いない、今回は頭が冴えてる、なんて思いながら読み進めていたら、ただの自分の勘違いであることがこの小説では何度もありました。何か違和感を感じながら、最初から最後まで物語の続きが気になり、手が止まることなく読み進めていきました。

ただ、ラットマンの面白さはどんでん返しが全てではありません。著者の描く登場人物の繊細な心が手に取るように伝わり、そこから心に染みるメッセージを受け取ることができたように感じます。ミステリーとしても素晴らしい作品ですが、事件の背景やそこから滲み出た温かさや悲しさを感じるだけでも満足できる作品だと思います。

最後の1ページの文章はとても心に残りました。
ラットマン (光文社文庫)
道尾秀介ラットマン についてのレビュー
No.1: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

衝撃的ラスト

いわゆるどんでん返しで終わる小説であるが、ラストに行き着くまでの話がとにかく面白い!一気に読みきることができました。
途中の話がなおざりにされていなく、さらに登場するキャラクターや出来事に1つの無駄もなくそれら全てがラストに繋がっている構成は見事です!様々な言葉遊びも、よく思いつくなあと感心してしまいました。各章のタイトルが鳥の英語名になっていますが、そういうところなどに遊び心を感じます。
ラストはどんでん返しと言っても騙された!という感覚はなく「ああ、そうなんだ」ぐらいの感覚でしょうか、ほとんどの人が気付けないようなことなので。それでもこじ付けに感じなく、壮大な話であるとわかり震えてしまいました。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)
道尾秀介カラスの親指 by rule of CROW's thumb についてのレビュー


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