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No.1:
(1pt)

QED 河童伝説 の感想

もし、みなさんが探偵ものの小説を買ったとして、朝起きた探偵がうっかり寝過して遠くの駅まで行ってしまい、ついでだからとそこら辺を1日散歩して、帰ってきたかと思ったら事件と何の関係もないうんちくを披露し初めて、(しかもそれが小説の8割を占め)そうこうしているうちに被害者の遺族が犯人を追いつめて殺してしまい、探偵は犯人の顔も名前も知らないで終了……だったら、どういう読後感を持つでしょう。
私の感想はそんな感じでしたが・・・それでも良ければご一読をどうぞ。

まぁ、高田祟史さんの作品では、語られるうんちくが事件と何の関係もないことは有名だったし、その病的なまでの蘊蓄へのこだわりは個性と魅力でもあったのは確かです。でも本作はちょっと度が過ぎるのではないでしょうか。


QED 河童伝説 (講談社文庫)
高田崇史QED 河童伝説  についてのレビュー