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No.29
鎖
乃南アサ
カッコよすぎるんじゃない、ペンギン滝沢?
No.28
真相
横山秀夫
名人芸を堪能できる
No.27
ローラ・フェイとの最後の会話
トマス・H・クック
ミステリーなのか?
No.26
猫は忘れない
東直己
〈俺〉も五十代になって変わったか・・・
No.25
デス・コレクターズ
ジャック・カーリイ
まさに全方位的エンターテイメント
No.24
わが心臓の痛み
マイクル・コナリー
主人公の設定がユニークな本格ハードボイルド
No.23
百番目の男
舌を巻くデビュー作
No.22
ブラッド・ブラザー
シリーズは続く
No.21
理由
宮部みゆき
私はハマリました
No.20
未練
まっすぐな音道
No.19
夜明けのパトロール
ドン・ウィンズロウ
サーフ・ノワール、ねぇ?
No.18
嗤う闇
音道ファンにはおすすめ
No.17
模倣犯
本当に超大作です
No.16
ウツボカズラの夢
悪女物語?
No.15
アンダーワールドUSA
ジェイムズ・エルロイ
エルロイ・ワールド全開
No.14
龍は眠る
う~~ん、残念
No.13
半端者
「俺シリーズ」ファンにはおすすめ
No.12
闇の記憶
ウィリアム・K・クルーガー
大成功の実験作
No.11
魔術はささやく
よく練られている
No.10
麒麟の翼
東野圭吾
真打ちの噺を堪能するような
音道が大量殺人犯グループに拉致・監禁されるという、とんでもないお話だが、監禁物ミステリーとしても、警察の捜査小説としても、はたまた音道の成長物語としても、一級品の読み物に仕上がっている。デビュー作の「凍える牙」は、犬を重要登場人物に据えたこともあって(個人的には)非常にファンタジー色が強い作品と評価したが、本作は、犯行動機や犯行手段、犯人の背景などの面で社会派ミステリーとしての完成度が高く、個人的にはこちらの方が高く評価できる。
デビュー作でコンビを組み、さんざん音道を悩ませた皇帝ペンギン・滝沢刑事が、こんどは警察の救出チームのメンバーとして登場し、大活躍を見せるのが面白い。相変わらず、女性刑事と組むことには難色を示しながらも、音道が刑事として優れた資質を持ち仲間として信頼できることを断言し、そんな仲間の救出のために全身全霊をかけて奮闘する。その言動の端々には、父親の娘に対するような愛情が見え隠れし、なかなかにハードボイルドでカッコいい! いやいや、カッコよ過ぎる。
シリーズとしてはもちろん、単発作品としても十分に楽しめる警察ミステリーだと思う。