■スポンサードリンク
OZ さんのレビュー一覧
OZさんのページへ書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.19pt |
レビュー数27件
閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
前2作に続く、碓氷優佳の登場。
相変わらず超能力じみた推理力で犯人をバッサリ。 推理小説には登場してはいけない類の人種なのではないかと思いますが、 そこが良いのかもしれません。 「扉は閉ざされたまま」、「君が望む死に方」と同様、倒叙物です。 倒叙物の常として読者側が推理することは無く、 探偵役(本作では碓氷優佳)が犯人を追い詰める論理の道筋を楽しむはずのものなのですが、 ロジックが飛躍しすぎていて爽快感はあるものの、説得力に欠ける。 前2作のその後を示唆する叙述があり、 前2作を読んだ方は読む価値があるかと。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
安楽椅子探偵・・・なのか?
キャラクタ小説・・・かも? 県警警部補とイラストレーターの夫婦が主役の続編。 短編集。 とても読みやすいが、推理を楽しむ系統の小説ではなく キャラクタを楽しむ小説であると思う。 キャラ付けはよくある(つまり現実には無い)形です。 さらっと読むならオススメ。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
序盤から視点が変わり、序盤の終盤で「そう来るか!!」と思わせられる。
中盤でヤキモキさせられ、終盤で疑心暗鬼。 ラストはいつもの歌野クオリティ。 ・・・この終わり方はどうなの。 歌野晶吾作品のラストは性に合わない。 キレイなラスト(あるいは意表を突くラスト)を目指すあまり、 全てが台無しな気がしてならない。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
著者らしさが顕著に出ていると思える作品。
「著者の言葉」の中の「本書では、探偵でも犯人でもワトソン役でも被害者でもない人間を描きました」 という言葉がよく理解できる。 推理小説としては若干、逸脱しているが 物語としてはとても読みやすく、 また登場人物の考えも(共感できるかは別にせよ)よく理解できる。 個人的な好みなので、特にオススメはしませんが。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
全体的な雰囲気は暗く、読後感はジットリとしている。
母の内面描写が多く、動きはあまりない。 人間の内面や道徳、倫理を主題に一つの流れを作っているのは秀逸。 面白いと思うかどうかは人それぞれかと。 ラストは話に相応しい終わり方と思える。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
誘拐犯の心情の克明な描写が心に沁みる。
犯罪ではあるが、共感できる部分も多くある。 1章があまりにも心に響いた為、2章が不要に感じるほど。 しかしフェリー乗り場での言葉は涙が止まらない。 でも、ミステリではない。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
前作「硝子のハンマー」のキャラを使った短編集。
キャラの立ち位置が固定化され、会話のリズムが良くなっている。 が、作品が進む毎にキャラの説明はいらんと思う。 職業はもうわかったから。 一応、密室物。 でもトリックよりも人物描写が上手い。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
文庫化されたので読んでみました。
キャラの特徴が掴みやすく、世界観がすんなりと入ってくる。 後半はまた違った面白さがある。 密室物だけれど、トリックは邪道。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
これはミステリではありません。
ブラックユーモアです。 黒笑や怪笑のような。 短い時間でも文字を読んでいたい人向け。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
タイトルに気をひかれて読みました。
バカミスかと思いきや、しっかりと話を作りこんでいる印象。 どんでん返しもあり、トドメもあり。 でも、特に面白くはない。 |
||||
|
||||
|
|
||||
【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
ネタバレを表示する
|
||||
---|---|---|---|---|
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
帯のアオリ文の「騙された」に騙された。
この作品を読み進める内に話の方向性が見えて来るかもしれません。 大丈夫、その通りの結末になります。 文中に不自然な頻度やタイミングで出てくる描写が 逆にネタばらしになっている。 半分もいかない内に展開が読めるのはいただけないかと。 モノローグ4は最早蛇足。 無理に裏切ろうとするあまり、作品の完成度を3段位下げた感がある。 最初に考え付いてそこに持っていこうとしたか、 最後に付け加えたかのどちらか。 そして文庫版に付け加えられたモノローグ4の封印は言い訳でしかない。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
発表当時では確実に斬新なトリックと犯人であり、
ミステリ史全体を鑑みれば、名作であると評価できます。 しかし現代のミステリファンがこの作品を読んだ場合、 おそらくは「大して面白くない」と思われるのではないでしょうか。 海外古典特有の冗長とも思える描写と、共感しづらい台詞回し、 現代では最早ありきたりな(どころかトリックとして認められない)トリック、 そういったものに耐性がある方か、ミステリの歴史に興味がある方は読んでみるのも一興かと。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
帯の文に煽られて読んだのは大分前(映像化された頃)になりますが、
それ以降、この著者の小説は一切購入しないことにしています。 他のレビュアーの方々の意見も同意できます。 ただ、この小説が売れたのは、 映像化の発表による宣伝効果と、斬新な発想(良い意味でも悪い意味でも)、 そしてこの程度の内容を「面白い」と思う読者が増加しているということではないかと思います。 難しい文章も無く、メリハリも無く、人物描写も背景描写も、 言ってしまえばストーリー描写も低レベルであり、読書に慣れていない人でも 読み進めることができるが故に「売れた」と。 私個人は帯の文によってバトルロワイヤルの様な殺人ゲームを期待したのですが、 肝心のゲーム部分の描写は、ほぼ皆無でした。 |
||||
|
||||
|
|
||||
【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
ネタバレを表示する
|
||||
---|---|---|---|---|
かなりの分量があるにも関わらず
スピード感溢れる内容で一気に読むことができる。 ストーリー、人物、全てにおいて東野作品で五指に入る。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
シリーズ3本目。
前作、前々作とは話の方向性が違い、著者が言うように外伝的な内容(?) 過去2作とは楽しみ方が違うか。 とは言え、過去2作よりもより現実(が抱える問題)に即しているように感じられる。 一言で言えば「やりそう」。 過去2作を読んで期待して本作を読むとガッカリするかも。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
今年一番の作品でした。
連続殺人犯の生活環境や内面の描写が 不快感を感じる程、緻密に描かれています。 トリックと言えるのか微妙なところですが 個人的には2度、驚愕させられました。 オススメします。 |
||||
|
||||
|