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アマくネエぞ さんのレビュー一覧

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.64pt

レビュー数14

全14件 1~14 1/1ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.14:
(2pt)

薄い

 230ページにも満たない短編集(9編)。
 本の厚さも薄いが、その内容の薄さは驚愕するレベル。
 「作品」「売り物」って域に達していない。
花のもとにて (角川文庫)
斎藤澪花のもとにて についてのレビュー
No.13:
(2pt)

素人レベル

 犯人の「犯行の動機」~探偵役の「捜査の動機」、その他ほぼ全ての登場人物の「動機」が解らない。
 物語としてまったく魅力がない、素人レベルの作品。
 作品のタイトルと本の装丁以外、褒めるところがない。
花ほおずき、ひとつ―丹波篠山殺人事件 (角川文庫)
斎藤澪花ほおずき、ひとつ についてのレビュー
No.12:
(6pt)

首挽村の殺人の感想

 山深く過疎の進んだ村、マタギ文化と伝説的な熊の存在、因習、むかし噺、社会問題など設定の1つ1つは非常に良く出来ている。 
 しかし良いアイデアも詰め込みすぎては全てがぼやけてしまう。
 特に熊のくだりは迫力があるものの、肝心の殺人事件を希薄なものにしてしまっている。
 これは普段戸締りもしないような平穏な村で起こった殺人事件、それも連続殺人事件なのだから人々が感じている恐怖や周りに対する疑惑、それぞれの人物像・人間関係をもっとしっかり描いて欲しかった。
 素材は良いが、作品としてはいまひとつ。
 「死墓島の殺人」と同様、惜しい作品。

 「首挽村の殺人」と熊メインの「マダギ村の殺人」、2つに分けると良かったかも。
首挽村の殺人 (角川文庫)
大村友貴美首挽村の殺人 についてのレビュー
No.11:
(3pt)

引算

 本格ミステリー+ホラーの魅力?
 ホラー小説としては本格ミステリーの枷が邪魔をしているため迫力不足。
 本格ミステリー小説としては事件の真相はおろか、物語全般に全くリアリティが無く陳腐。
 好いとこ取りにはならず、むしろ中途半端なものにしかならなかった作品。
 リアリティの無いところをゴリ押しするため、また作者の意図した方向に読者を誘導するために同じことを繰り返し書いている。
 そのため非常に文章がくどく、読んでいて苛々する。
 単純な記述ミスがあるのもマイナスポイント(講談社文庫 第3刷)

 「横溝作品を彷彿させる」ような書評を少なからず見かけるが、この作品にそんなものは微塵も感じられない。
厭魅の如き憑くもの (講談社文庫)
三津田信三厭魅の如き憑くもの についてのレビュー
No.10: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

犬神家の一族の感想

 ご都合主義な場面が多く見られるものの、それを補って余るストーリー展開がある。
 人間の愛憎を「狂言回し」金田一耕助によって惹きこんでいく筆力は流石。
 横溝作品の「傑作」の1つ。

 「獄門島」同様、戦争が深く影を落とす物語。
犬神家の一族 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史犬神家の一族 についてのレビュー
No.9: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

獄門島の感想

 卓越したアイデアの数々、そして何より伏線が秀逸な作品。
 それらを描くために少しばかり犠牲になった部分も見受けられるが、それを差し引いても「傑作」。

 戦争が深く影を落とす物語。
獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史獄門島 についてのレビュー
No.8:
(3pt)

力不足

 ストーリーはかなり地味で特筆すべきところはない。
 それ以外に大きく評価を下げた点を2つほど。
 ひとつは事件現場である地下鉄駅内や周辺地域の「絵」が描けなかった点。
 当該地域に馴染みが無い私には不向きだったとしても、作者の描写力にも問題があるように感じる。
 もうひとつは人物の描写が弱すぎる点。
 刑事は風貌だけの特徴、探偵役(?)は作者の道具=「スピーカー」のような印象しか残らない。
 それと刑事(男)が一人称に「あたし」を使うのはかなり違和感を感じる・・・
六月のカラス―地下廃駅ホーム殺人事件 (ケイブンシャ文庫)
斎藤澪六月のカラス についてのレビュー
No.7:
(6pt)

死墓島の殺人の感想

 物語の舞台である「偲母島」(死墓島)に関する諸々の設定が非常に良く出来ている。
 それだけに事件の真相が島の歴史やそれと深く関わっている人々と上手く絡んでいないのが残念。
 ここを上手く繋ぐことが出来ていたら「名作」になっていたのではないだろうか。
 人物も上手く書けているし、場面描写も悪くない。
 しかし秀作というには少し及ばない、惜しい作品。

 「横溝正史の正統な後継者」は、いろんな意味で要らない。
死墓島の殺人
大村友貴美死墓島の殺人 についてのレビュー
No.6:
(3pt)

エログロ小説

 エログロ表現のみを追及した作品。
 探偵の存在感はなく、ストーリーも破綻している。
 読み終わっても満足感はなく、多くの疑問だけが残る。

 某有名作と同時期に書かれた低級作品。
悪魔の寵児 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史悪魔の寵児 についてのレビュー
No.5:
(2pt)

めちゃ‐くちゃ

 まったく筋道が通らないこと。度外れなこと。また、そのさま。めちゃめちゃ。「―なストーリー」

 横溝氏の熱狂的なファンでも本作は避けた方が無難。
 百年の恋も冷めてしまう可能性を秘めた駄作。

 時間とお金は他に作品へ。
幽霊男 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史幽霊男 についてのレビュー
No.4: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)
【ネタバレかも!?】 (5件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

駄作

 沢山の「作者の都合」を飲み込みながら読むことを強いられる作品。
 それでいて「怖くない」「面白くない」。
 論理的思考、マクロ視点を持ってる人は本作を楽しむことは不可能。

 非常に低クオリティの「クイズ」。「物語」になっていない。

Another
綾辻行人Another(アナザー) についてのレビュー
No.3:
(2pt)

迷走

 「呪術による人殺しが可能」な上に、それを「法律で裁くことが出来ない」世界。
 つまり「呪術による殺人(犯罪)は偽装工作も何も必要ない」という呪術師最強の世界。

 読み終わると解るが、犯人の行動が全く理解不能。
 根本的なところからズレていて、あらぬ方向にストーリーが進んでいる。
 作者は自分の考えた設定をキチンと消化できているのだろうか?

 面白い・面白くないではなく、それ以前の問題。
十三の呪  死相学探偵1 (角川ホラー文庫)
三津田信三十三の呪: 死相学探偵1 についてのレビュー
No.2: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

幼稚

 力量次第では奇抜な設定でも読者を引き込み、納得させ、楽しませることは出来る。
 しかし本作の作者にその能力は備わっていないようだ。
 ゆえに「子供向け」の作品となっている。
 およそリアリティ(説得力)のない大掛かりな仕掛けが出てきて派手、なだけ。
 魅力的なキャラクターや感情移入するほどのストーリーはない。

 子供か、大人になっても少年・少女マンガを読んでるような人は楽しめるかもしれない。
時計館の殺人<新装改訂版>(上) (講談社文庫)
綾辻行人時計館の殺人 についてのレビュー
No.1:
(1pt)

悪書

 「ミステリ」でも「ミステリー」でもない。
 「悪書」。

 売り上げを伸ばすために「実話を元に」と、そして中身はほぼ虐待描写のみ。
 インターネットでグロ映像を探してるような変人のみ、この本を楽しめるかもしれない。

 サイトの仕様上1点にしているが0点。
隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)
ジャック・ケッチャム隣の家の少女 についてのレビュー