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アマくネエぞ さんのレビュー一覧

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レビュー数3

全3件 1~3 1/1ページ

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No.3:
(3pt)

引算

 本格ミステリー+ホラーの魅力?
 ホラー小説としては本格ミステリーの枷が邪魔をしているため迫力不足。
 本格ミステリー小説としては事件の真相はおろか、物語全般に全くリアリティが無く陳腐。
 好いとこ取りにはならず、むしろ中途半端なものにしかならなかった作品。
 リアリティの無いところをゴリ押しするため、また作者の意図した方向に読者を誘導するために同じことを繰り返し書いている。
 そのため非常に文章がくどく、読んでいて苛々する。
 単純な記述ミスがあるのもマイナスポイント(講談社文庫 第3刷)

 「横溝作品を彷彿させる」ような書評を少なからず見かけるが、この作品にそんなものは微塵も感じられない。
厭魅の如き憑くもの (講談社文庫)
三津田信三厭魅の如き憑くもの についてのレビュー
No.2:
(3pt)

力不足

 ストーリーはかなり地味で特筆すべきところはない。
 それ以外に大きく評価を下げた点を2つほど。
 ひとつは事件現場である地下鉄駅内や周辺地域の「絵」が描けなかった点。
 当該地域に馴染みが無い私には不向きだったとしても、作者の描写力にも問題があるように感じる。
 もうひとつは人物の描写が弱すぎる点。
 刑事は風貌だけの特徴、探偵役(?)は作者の道具=「スピーカー」のような印象しか残らない。
 それと刑事(男)が一人称に「あたし」を使うのはかなり違和感を感じる・・・
六月のカラス―地下廃駅ホーム殺人事件 (ケイブンシャ文庫)
斎藤澪六月のカラス についてのレビュー
No.1:
(3pt)

エログロ小説

 エログロ表現のみを追及した作品。
 探偵の存在感はなく、ストーリーも破綻している。
 読み終わっても満足感はなく、多くの疑問だけが残る。

 某有名作と同時期に書かれた低級作品。
悪魔の寵児 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史悪魔の寵児 についてのレビュー