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TENGU
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TENGUの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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無事に単行本が到着しました。 | ||||
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う、、んー?? 恋愛小説、推理小説としての煽りが良くないのかな?? ゴルゴやコブラのようなハードボイルドと思って読めば、女性が人形のような無人格で、どこまでも男性の都合の良い存在=最高の美女。 の設定も納得できたんだけどなー。 道平や他の登場人物、著者にとっても、女はすべからくショウウインドウの中のお人形のようなものなのでしょうね。 とにかく美女を男たちの肉欲で不幸にしまくってるサド小説。 TENGUの正体も、中盤以降ずーっと示唆されていたものの繋ぎ合わせで、ちっとも推理要素ないのよねー。なんだこりゃ? とんでも本だとしても、もっとTENGUやサエコ自身の描写や心情がわかるような場面があれば、勝手に純愛してると思ってたリグビーや道平の心情と皮肉な比較になって面白かったかもしれない? 結局みんなチャーリーと一緒。 唯一純愛としたらTENGUとサエコだけよ。 ドラゴンタトゥの女やその女アレックスの方がオッさんが描く女としてよっっぽど面白い! 盲目でまともな介助者もいない女がふるいつきたくなるような美女のままではいられないのよー!殿方! | ||||
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主人公が日大芸術学部出身、作者も日大芸術学部出身。この時、作者が主人公に対し、自己投影をしているのではないかと感じた。 主人公の設定をもう少しぼかして描かれていたら、ここまで違和感を感じなかったかもしれない。 ミステリー小説はあまり読まないので他の作品はどうしているのかわかりませんが、最後の最後に2人のおっさんの会話で謎解きを全て終わらせるのはつまらないと感じた。 謎解き会話の内容についても、〝今日は疲れたので続きはまた明日”、というやりとりを何度も繰り返すので、テンポがとても悪く感じた。 最後に個人的な好みの話になるんですが、官能小説ではないので(少なくとも私はそう認識しました)エッチなシーンは極力省き、匂わせる程度で良かったのではないか、と思いました。 また、主人公や色んな男にヒロイン的な女性はモテモテでしたが、売女相手にここまで夢中になるか?、と疑問を抱きました。 本当に個人的な感想になるんですけど、話がぶつ切りで、この後のことは読者の想像にお任せします、というスタイルの小説は好きではありません。 この小説の場合、謎は解けた!→結婚!のハッピーエンドで良かったのではないかと思いました。 | ||||
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最近柴田氏の作品に裏切られっぱなしだったので期待せずに読みはじめたが、これは中々よかった。特に最後の方は手に汗握る展開だった。ちょっと見直したさぁ | ||||
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最初から最後までドキドキしながら読めた 久しぶりに本の中にどっぷり浸かり楽しめた作品 友人にも進めて全員高評価でした | ||||
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第9回大藪春彦賞受賞作。26年前の捜査資料と、中央通信の道平記者は対面した。凄惨きわまりない他殺体の写真。そして、唯一の犯人の物証である体毛。当時はまだなかったDNA鑑定を行なうと意外な事実が……。1974年秋、群馬県の寒村を襲った連続殺人事件は、いったい何者の仕業だったのか? | ||||
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文章の表現力はすごいレベルだし、構成力も優れている。現在と過去の視点を行き来するという混乱しやすい構成なのに、場面の切り替わりを明示することで読者もスムーズに作品世界に入っていける良作だと思う。さすがノンフィクション出身の作家だと思う。 ただ、いくつか瑕疵がある。 ・この小説のストーリーは、「米兵のセックスドールとなった後、売春婦を経て旧態依然とした村落で男性の共同財産となりあまつさえUMA(未確認動物)である獣人の相手まで務めるハメになった盲目の美女が、獣人を使役して夫の復讐をしていた殺人事件」ということだと理解したけれど、納得しがたい。「盲目美女を人間扱いしてくれた村落の夫」とやらは結局、結婚したものの村落内の男性たちに新妻を差し出していた訳で、今まで彼女を通り過ぎた男たちと何ら変わりなく、彼女がその亡き夫のために復讐する、という心理は首肯し難い。 ・「UMA以外のどんな存在がこんな事件を起こせるんだ?」という興味で話を引っ張っておいて、結局顛末がUMAによるもの、というのは正直興ざめだった。たとえば「一つ目小僧の正体が宇宙人だった」みたいな、非現実の種明かしを非現実にした、という答えは、結局何でもアリのような印象を残すので、フィクションでは御法度だと思う。 UMA、米国絡めた時事問題、想いを託す末期ガンの元警察、性的に乱れた聖女、ワイルドな男の生き様とか、まあそういう道具立てを好きな人にはこたえられない世界観なんだろうけど、それを優先してしまったばかりに不自然な物語になってしまい、キャラクター造形も紋切り型なので、東野圭吾や伊坂幸太郎みたいな大勢の愛読者は得られない気がするね。女性は誰も共感しないだろうし。 | ||||
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「凄絶なミステリー 類(たぐ)い希(まれ)な恋愛小説」という煽り文句に惹かれて買いましたが、 書かれている内容はミステリーではなくSF、恋愛ではなくレイプでした。 はじめからそのつもりで読んでいればまた違ったかもしれませんが、推理小説、恋愛小説を 期待して読んだので、読むだけ全く時間の無駄でした。 | ||||
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横溝正史的な雰囲気の導入部にひかれ、あっという間に読み終えてしまいました。 閉塞的な村、ベトナム戦争、911テロ、これらのモチーフをうまくからめて 中だるみなく、一気に駆け抜けます。 肝心の謎部分はUMAというものを信じてない人には納得出来ないでしょう。 そういう人も説得出来るような力量には欠けます。 しかし一番強く思ったのは、男性は「淫らな聖女」が本当に好きなんだな、という事です。 サエコのような女はいないですよ。 男のドリーム全開で所々苦笑しました。 | ||||
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26年前に起こった連続殺人事件。その調査に乗り出す記者の道平。 裏にあるのは個人的な恨みなのか、アメリカによる秘密裏の行動か。 現代と26年前とを行き来しながら、少しずつ明かされる物語。 肝心なところが最後まで明かされず、読者のページを捲る手を促す。 ミステリー・サスペンスという形を取っってはいるものの、 時空・国を越えた親子愛・夫婦愛の物語だった。 非現実的な内容であれば、とことん行くところまで行って欲しかったのが本音。 やや中途半端感は否めないが、夢という意味ではこの内容もあり。 | ||||
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主人公はひょんなことから昔、取材した隠里天狗殺人事件を26年振りに再調査することになる。 現代と過去が交互に語られるが余りにも頻繁に切り替わる為、酩酊状態で読むと今どちらのパートなのか、よく分らなくなる。 前作同様のUMA小説を期待するが天狗の存在感が今ひとつで主人公の回想を中心に話が進む。 天狗の正体はバルロワ『幻の動物たち』を読んだことがあるので早い段階で予想が付いた 。ユーベルマン博士への言及には思わずニヤリ。 最後のオチにはそんなバカなと思った人も多いと思うが、この件に関する科学記事を最近読んだことがある。 参考)ユーベルマン博士著『未知の動物を求めて』(絶版)。古本屋で見つけたら、“即買い!”です。私は図書館で読みました。 | ||||
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群馬県の農村部、"烏天狗"の出没、平家落人伝説、美しき盲目の寡婦。そして、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ。 迷宮入りした忌まわしい事件が、26年の時を経て解明されはじめた。 ・人々の慟哭の先には、常にアメリカという巨大な闇が影を落としている(p296) ・人権、人間の尊厳、社会の倫理が崩れ始める音(p347)。 ・「そうだ。確かにたいしたことじゃない。人間一人の命の重さなど、国家権力の前には一枚の紙切れにも相当しないのだ。 たいしたことじゃない」(p356) アメリカの闇、か。ベトナム戦争がらみだから、突然変異か人体実験により生み出されたモンスターなんだろう……。 そんな稚拙な予想など彼方に超えた感動が、最後に待っていた! | ||||
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予備知識なしに読み始めた。 群馬県の農村部、"烏天狗"の出没、平家落人伝説、美しき盲目の寡婦。そして、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ。 迷宮入りした忌まわしい事件が、26年の時を経て解明されはじめた。 ・人々の慟哭の先には、常にアメリカという巨大な闇が影を落としている(p296) ・人権、人間の尊厳、社会の倫理が崩れ始める音(p347)。 ・「そうだ。確かにたいしたことじゃない。人間一人の命の重さなど、国家権力の前には一枚の紙切れにも相当しないのだ。 たいしたことじゃない」(p356) アメリカの闇、か。ベトナム戦争がらみだから、突然変異か人体実験により生み出されたモンスターなんだろう……。 そんな稚拙な予想など、はるかに超えた感動が、最後に待っていた! この壮大なスケール感! 久しぶりに読書の喜びを味わえたぞ。 | ||||
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この作者の本は始めて読みました。 難しい言い回しは特に無く、一気に読み進めると言う意味では大変練れていて作者の力量を感じます。ストーリー展開、伏線等等、大変面白く感じました。 但し、所々に出てくるディーテイルが適当なのが頂けない。例えば、ブリティッシュ・コロンビア州のある国は?巻き戻し出来るのはオドメータでは無くトリップメータでは? また、作中に色々な商品名が出てくるが、これが如何にも取って付けた様な感じがする。全く入れないか、何故それを選んだのかのディーテイルがあると、もっと感情移入が出来ると思う。 | ||||
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私自身を含め、この本を最後まで楽しんで読んだ人のほとんどが、自分自身で同じようなプロットの小説を書くことを夢想したことがあるのではないでしょうか。ただ、悲しいかな、自分で書くほどの文才もない。そんな我々にとって、よくぞ書いてくれた、というのが本書だと思います。「KAPPA」の時は、最初の10ページで正体がわかってしまい、自分をだましつつ最後まで読み続けるのに多少苦労しましたが、本書はストーリーが複雑さを増した分、「もしかして・・・」と湧き上がってくる予感をいい具合に忘れながら、最後の謎解きの瞬間まで楽しむことができました。批判に聞こえるかもしれませんが、好きな小説です。私はこの作者のこの方向性の小説をもっと読みたいです。 | ||||
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私自身を含め、この本を最後まで楽しんで読んだ人のほとんどが、自分自身で同じようなプロットの小説を書くことを夢想したことがあるのではないでしょうか。ただ、悲しいかな、自分で書くほどの文才もない。そんな我々にとって、よくぞ書いてくれた、というのが本書だと思います。「KAPPA」の時は、最初の10ページで正体がわかってしまい、自分をだましつつ最後まで読み続けるのに多少苦労しましたが、本書はストーリーが複雑さを増した分、「もしかして・・・」と湧き上がってくる予感をいい具合に忘れながら、最後の謎解きの瞬間まで楽しむことができました。批判に聞こえるかもしれませんが、好きな小説です。私はこの作者のこの方向性の小説をもっと読みたいです。 | ||||
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この本に何を期待しているかによって評価が分かれると思います。 私は『KAPPA』を先に読んだので、 同じようにTENGUの正体を暴き、大捕物で大騒ぎ! みたいなのを期待してましたが、全然違うものでした(汗) TENGUによる殺人事件は26年前の出来事で、 それを今になって当時の資料等を調べて真相を究明していくというような感じで、 リアルタイムで事件が進行している分けではないので緊迫感は希薄です。 現在と過去の書き分けは、具体的に年代の記述が無いにもかかわらず、 それが簡単に解るようになってて、とても上手かったです。 KAPPAの正体は納得でしたが、 TENGU正体はちょっと微妙・・・とてもカラス天狗には見えませんw | ||||
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この本に何を期待しているかによって評価が分かれると思います。 私は『KAPPA』を先に読んだので、 同じようにTENGUの正体を暴き、大捕物で大騒ぎ! みたいなのを期待してましたが、全然違うものでした(汗) TENGUによる殺人事件は26年前の出来事で、 それを今になって当時の資料等を調べて真相を究明していくというような感じで、 リアルタイムで事件が進行している分けではないので緊迫感は希薄です。 現在と過去の書き分けは、具体的に年代の記述が無いにもかかわらず、 それが簡単に解るようになってて、とても上手かったです。 KAPPAの正体は納得でしたが、 TENGU正体はちょっと微妙・・・とてもカラス天狗には見えませんw | ||||
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KAPPA、RYUなどを書き終えての執筆からか筆力はかなり高いと思いました。特にプロローグの描写は最高でした。話はずれますがこのレビューをみてから購入したので犯人のおおよそは読むまえから分かってしまいました。ミステリーのレビューで犯人まで…もう少し人の気持ちを考えてほしいです。 | ||||
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KAPPA、RYUなどを書き終えての執筆からか筆力はかなり高いと思いました。特にプロローグの描写は最高でした。話はずれますがこのレビューをみてから購入したので犯人のおおよそは読むまえから分かってしまいました。ミステリーのレビューで犯人まで…もう少し人の気持ちを考えてほしいです。 | ||||
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