虚貌

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評判

虚貌の評価:

3.86/5点 レビュー 79件。 B ランク

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平均点3.86pt

Amazonレビュー一覧

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全89件 81〜89 5/5ページ
No.9
(4pt)

絶品ではある

 上巻もそれなりに早く読めたが、下巻のほうがもっと早い。とにかくどういうトリックなのであり、次は誰なのか、など。読者を引きつけて放さない面白さは絶品だろう。 上巻で21年前に起きた放火事件の加害者が殺害され、その現場に残されていた指紋。それは同じく加害者であった荒勝明だった。しかし、その荒もどこにいるのかはつかめず。しかし、滝沢刑事は被害者に生き残りがいたことを思い出し、独自に捜査を始める。 上巻からそうだが、滝沢の意地とプライドをかけたストーリーでもある。刑事だからこそやりきれないことが多すぎる。だからこそ今度こそは、という熱い思いが伝わってくる。それと、滝沢の娘朱音と、同じく加害者だった湯本を巻き込んだ人間ドラマなのである。人間の負の部分が思いっきりでているような気がして面白い。 さて、事件のトリックについてだがかなりの趣向を凝らしていると言っていい。これはやや反則ではないのかと思われたが、ラストは驚きを隠せない。強引かもしれないが、とんでもない結末が読者を待っているのである。ある程度予想通りとは言え、強烈なイメージは隠せない。面白いから一応認めるべきなのだろう、と自分に言い聞かせてみる。  雫井脩介は初めて読むが、上下巻購入してよかったと思われる。購入を迷われている方は、下巻に福井晴敏が解説を載せているのでそちらを見ていただきたい。これも必見かな。
虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344403460
No.8
(5pt)

読めない展開が盛り上げてくれる

文庫で上下とあるが上巻ではまだまだ先が読めない。読めないというのは、展開がこれからどの方向へ向かっていくのか。動機やトリックを含め全く分からない。そういう小説だ。第一章が語る某社長一家放火殺人事件。そして21年後、仲間に騙されて主犯に仕立て上げられた荒勝明が出所した。それから起きる殺人事件。その被害者は放火事件の加害者だった。現場に残された荒の指紋が意味するものとは。放火事件の時に関わり、荒の主犯説を訴えてきた滝沢刑事が、未練を果たすべく病気がちながらも捜査に加わった。大いにミステリーとしても楽しめるが、滝沢の刑事としての最後の意地や、これも加害者だった湯本と、滝沢の娘である朱音を巻き込んだ人間ドラマでもある。一つのことに徹底せずテンポよくシナリオが繰り広げられ、読者はただただ唖然とさせられる。読んでいて飽きない小説とはこのことだろう。加害者だけでなく、被害者にもまだ生き残りがいるというのがキーポイント。それに、荒と出所後関わった人物の謎。それに加え読めない展開が更に盛り上げてくれる。雫井脩介は初めて読むが、上下巻購入してよかったと思われる。購入を迷われている方は、下巻に福井晴敏が解説を載せているのでそちらを見ていただきたい。これも必見かな。
虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403452
No.7
(4pt)

評価は割れると思う

旅行の暇つぶしにと思い 買いましたが下巻は一気に徹夜読みしてしまうくらい面白かったですが、犯人は 最初から分かっているだけに(誰が殺したかは別にして)どういうトリックで この復讐を遂げたかが 私の中では一番の興味だったので トリックが分かったときは「それじゃあ なんでもありじゃん」と思ってしまいました(昔テレビでやってた 天地茂の明智探偵を思い出した)でも そういうことは気にならない 圧倒的な読み応えはあると思います舞台も岐阜を中心とした 私の地元の方だったので 登場人物がしゃべる 名古屋弁(岐阜弁?)も 抵抗なく受け入れられました
虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344403460
No.6
(5pt)

力業

「火の粉」で、話題を集める作者の2001年に発行された単行本の文庫化。本作品は、21年前に起こった放火殺人事件に端を発した復讐劇である。作品を通じてのキーワードは「復讐」と「顔貌」。21年前に美濃加茂でおきた放火殺人事件。共犯者に騙され、主犯として懲役を務めた荒が出所したことをきっかけに、相次いで当時の共犯者が殺害される。21年前から荒は主犯ではないと疑っていた刑事滝中は、荒を重要参考人として追いかける。というのが上巻のストーリーである。下巻では、予想外の出来事が起こり、捜査は難航する。最初の殺人事件で目撃された荒、そして二件目の殺人事件で残された荒の指紋。真犯人は荒ではないのか?文庫化に当たり、1年半ぶりに本作品を再読した。二度読んでも、本作品のトリッ!クはあまりにも力業すぎるという印象をうけた。実際、本当にこのようなことが可能なら、今後のミステリーにおいて、アリバイや証拠が成立しなくなってしまうのでは・・・・。誰にでもできるということではないのだろうが、どこまで信じていいのかと、余計なことを考えてしまった。しかしながら、このことを除いても、十分に読む価値があるミステリーだと思う。本書を購入される方は、あっという間に上巻を読み終えるので、上下巻を同時に購入することをお勧めする。本作品は、文春の2001年度のベスト10で24位にランキングされた。発売が9月でなければ、もっと高い評価が得られたのでは、と考えている。
虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344403460
No.5
(5pt)

「火の粉」同様、徹夜本

「火の粉」で、話題を集める作者の2001年に発行された単行本の文庫化。本作品は、21年前に起こった放火殺人事件に端を発した復讐劇である。作品を通じてのキーワードは「復讐」と「顔貌」。21年前に美濃加茂でおきた放火殺人事件。共犯者に騙され、主犯として懲役を務めた荒が出所したことをきっかけに、相次いで当時の共犯者が殺害される。21年前から荒は主犯ではないと疑っていた刑事滝中は、荒を重要参考人として追いかける。というのが上巻のストーリーである。作品は、滝中の娘・朱音、最後に残った共犯者・湯本をからめ、テンポよく進み、とにかくすすめられる。「火の粉」同様、徹夜本である。本作品は、文春の2001年度のベスト10で24位にランキングされた。発売が9月でなければ、もっと高い評価が得られたのでは、と思うと残念である。文庫化をきっかけに、多くの方々にこの作品に触れて頂きたいと思う。
虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403452
No.4
(5pt)

連鎖

虚貌(上下巻)読み切りました。下巻では、最初、あまり関係無い人が、あちこちから、登場しだした。そして、ゆっくりだが、確実に、その人々は、21年前の放火殺人たちが現在、殺されていく事件に、浮かび上がってくる。「トリック」というのが、どうなっているのかは、わからないけれど、そんなこと、気にならないほどだった。そして、上巻で、気になっていた、昔の火事で生き残った男の子が、現れた。これで、役者は揃った。そして、21年前の殺人者たちは、みんな殺された。しかし、ほんとに、誰に殺されたのか・・・生き残り少年だと思うと、つじつまは合うけれど。読後感は、よかった。何故だろう。殺人事件だというのに。さわやかでもあった。
虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344403460
No.3
(5pt)

やっと、みつけた!!

以前、この方の作品「火の粉」も、読みやすく、話的にも、おもしろかったのですが、今回の「虚貌」まだ、上巻だけを読みましたが、止まらないほど、おもしろい。人は、こうも短絡的に人を殺せるのか?仕事を首になったという理由で、社長の家を燃やし、殺人を犯す物なのか?そして、この共犯の犯人たちが刑期を終えてからの、また始まる殺人事件。そして、その社長一家で唯一生き残った少年の陰がまだ、出てこないのだけれど・・タイトル「虚貌」とは、あの人のことだろうか??次から次へと、どうなるのだろうかと、下巻にも期待大!!
虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403452
No.2
(4pt)

表情と心と行動

事件から21年経っても関係者達の心にはしこりが残っていた。しかし首謀者が刑期を終え出所してからは・・・・・。人の顔、表情は人生にどれほどの影響を及ぼすのだろう。自分の顔に手をあてたりしながらあっという間に読みました。登場人物の表情と心と行動の描写がしっかりしているので人物像が明確なとても読みやすい作品です。
虚貌 Amazon書評・レビュー: 虚貌より
4344001133
No.1
(4pt)

こんなことって・・・。

ドンデン返しの連続であっという間に読めてしまいました。最後の殺人は結局誰の仕業だったの??最後にちょっと出てきた「藤田さん」はどこに行ってしまったの??最後は誰が誰だか分からなくなってくる・・・。まさに「虚貌」。もう一度、じっくり読みたい一冊です。
虚貌 Amazon書評・レビュー: 虚貌より
4344001133