虚貌

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評判

虚貌の評価:

3.86/5点 レビュー 79件。 B ランク

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平均点3.86pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全89件 61〜80 4/5ページ
No.29
(4pt)

一気に読みました。

最初の事件の描写がとてもリアルで、怖かったです。その後、畳みかけるように続々と新しい登場人物が。”こんなに出てきて、話がひろがりすぎないのかな”と心配になったのですが、これがみな結局はつながっていて、ビックリするような関連が発覚するのです。でもちょっとやり過ぎの感は否めませんでした。ラストは死人が多すぎてげんなりしました。事件が解決してすっきりしたかもしれませんが、希望がなさすぎてつらい終わりです。あと一つ疑問だったのが、一番最後の場面。新たな登場人物について詳しく描かれていたのですが、はっきり言って蛇足です。かえって余韻が残らなかったように思います。
虚貌 Amazon書評・レビュー: 虚貌より
4344001133
No.28
(5pt)

出会えてよかった一冊

読み終えたあとため息とともに出た感想です。上下、2巻に渡る長編ですが一気に読めます。気がついたらラスト・・・と言うくらい読者を引き込むスピード感に加え人物の心理描写の見事さには脱帽です。従来のいわゆる推理小説の定義をくつがえすような作品だと思います。奇をてらったかのようにとられがちなトリックをよくぞここまで深みのあるものに・・・と心から思いました。
虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403452
No.27
(4pt)

ちょっと強引?

読書仲間のタカオカさんのおすすめで借りて読みました。一気に読める作品で、週末に上下巻読破しましたが、上巻の途中でほぼ正確に犯人とオチが解ってしまいました。それでも、自分の推理が当たりがどうか確かめようと最後まで読ませるというところがこの作品の魅力なのでしょうか?冒頭のお風呂の中で少年が歌っている「チャッチャラッチャ~」の意味が読後に解り、筆者の遊び心も見えます。登場人物の係わりがちょっと強引かな~?運命的でもあるけど、そこまで世間は狭くないでしょ。これだけの特殊メイク技術があれば、日本映画もオスカー獲れます。なんぼなんでも、実生活の中ではバレるでしょ。雫井さんの他の作品も読んでみよう。
虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344403460
No.26
(5pt)

面白いです

上下巻あるけど面白いから飽きずに読めます。ただ、最初にある、小説の発端となった事件の話は、かなりグロテスクというか気持ち悪くなってしまいました。凶悪事件って架空の小説で読んでもやっぱり正直キツイ( >Д<;)かも。でもそれ以外はかなり読み応えはあります。小説とはいえ人間を殺人の鬼にするのってやっぱり憎しみというか、限界を超えた悲しみとか心の傷なのかもしれないなって思いました。辛い過去を乗り越えて人の心の痛みを和らげていても、どんなに時間が経っても、家族を奪われてしまった憎悪というものは消えないものなのかもしれないと読みながら思いました。
虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403452
No.25
(5pt)

さすが

やはりこの人の作品は、後味が良い。「火の粉」でも、そうあって欲しい形で各キャラに決着がついた。「虚貌」もやっぱり、そういう意味できれいにまとまった話だと思った。前半感情移入させるだけさせたキャラが・・・!と言うのは思ったけど(^o^;まぁ逆にあれだけ同情を煽っておきながらバッサリいくからこそ、安心して読めるんだよね。推理小説のトリックとしてそれはありなのか?という感想も当然だけど、物語としては「これでいいのだ」というところだと思う。そして、良くも悪くも彼はすご過ぎ。解説に「ファンタジー」って言葉も出るよね(^_^;とりあえず絶対誰が読んでも、真ん中あたりで作品に対するイメージがガラっと変わる。それだけは確か。変わった後に面白くなるか、興ざめするか・・・それは読み手次第。
虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403452
No.24
(5pt)

アルセーヌ・ルパン

21年前の殺人事件の加害者が次々に殺害されていく。果たして犯人は誰なのか?復讐なのか?とにかく一気に読ませます。犯人が誰なのか?どういうトリックなのか?先が気になって「火の粉」に続き睡眠不足になってしまいました。これから読まれる方もいるので詳しくは説明できませんがトリックについて、かなり賛否両論あるようです。純粋にミステリーとすると、かなり反則技らしいですが私はあまり気になりませんでした。こういう言い方はどうかとも思いますが爽快感すらありました。上巻で伏線がはられていますが、アルセーヌ・ルパンに憧れているのがポイントのようです。後半はそんな怪盗物を思わせます。ルパンを好きな理由が「絶対に殺人だけはしない」というところが最後のセリフになってくるのでしょうか。
虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344403460
No.23
(5pt)

ミステリーではなくクライム・ノベルなのだ

 まだまだこんなに面白い作品があったんですねえ。感謝、感謝。雫井氏の作品は初めてです。「火の粉」も是非読みたい。 癌で余命いくばくもない刑事が死力をふりしぼって真相に肉薄する迫力が、後半ぐいぐい伝わってきました。各登場人物が、実に生き生きしている。その中で妙に茫洋としたイメージの人物がいて、終盤の仕掛けと共にスッキリしました。ツイストはありますが、基本的に謎解きを楽しむミステリーとは趣が違います。 心理的にストンと腑に落ちる感じがしました。ルパン3世や怪人二十面相、スター・ウォーズ、ブラック・ジャックという作品のイメージが、小道具として巧みに織り込まれていたせいかもしれません。
虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403452
No.22
(4pt)

顔と心をめぐる人間ドラマ

『火の粉』を徹夜で楽しんだので、こちらも期待して読んでみました。他のレビュワーさんも書いていますが、ミステリーとしてはこのトリックは反則と思います。ただ、顔と心を巡る人間ドラマとしては非常に楽しめました。謎のカウンセラー北見先生はいいます。「眼、鼻、口、耳・・・こういうものは感覚器官です。それが寄り集まっている。決して優雅なものではない。・・・顔というものは見れば見るほど不気味であって当然なんです」「大事なのは表情なんです。」「顔などというのは世の中を渡っていくための認識票にすぎない」「強く生きたいのなら憶えておいてください。笑顔に勝る仮面はないということです。」「もっと二枚目に生まれていれば・・」と悩むときに読み返したい名言です。余命いくばくもない老刑事の渋さ、その娘で、人気落ち目の元アイドルの絶望、顔に痣をもつ若き刑事の苦悩。貌を巡るこれらの人々の人間ドラマが本作の本当の見どころだと感じました。
虚貌 Amazon書評・レビュー: 虚貌より
4344001133
No.21
(5pt)

天才

雫井氏を知ったのは「火の粉」からであったが、そのときから警察小説系にはまりつつあり、横山秀夫などを好んで読んでいた私にはまさに求めていたものを兼ね備えている読み物を提供してくれる人物だった。この後、犯人に告ぐを読み、舌を巻いていたのもつかの間、この虚貌である。彼は人物描写や掘り下げがとても丁寧だ。その点は宮部みゆきの「理由」や「模倣犯」などに通じるところがある。ひとりひとりに多くのページ数を割く。そのページが後のストーリー展開に大きな影響をもたらすのだ。読む私たちは感情移入も深くなる。そのあたりが彼の狙いなのだろうか。この本も、いろんな人間が複雑に絡み合っている。少し難を言えば、この惨殺事件の犯人一味が、事件を追う、余命いくばくもない中高年刑事の娘とつきあっているところだろうか。そこまで世間は狭くない気がするのだが。。しかしながらそれを差し引いても一読に値する読み応えのある本である。惨殺事件の犯人を、24年経ってからまた惨殺したものは一体誰か、命を賭けて犯人を捕らえようとする刑事の思いは叶うのか。どの登場人物のいろんな側面から見ても常に先を読み進めたくさせる手腕には天才と言う他ない。
虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403452
No.20
(2pt)

虚貌

推理小説として読むなら「最悪」、サスペンス物として読むなら「まぁまぁ」です。推理物として読み出してしまった私には、途中で方向転換することができず、最後で「えっ?これ何?」で終わってしまいました。書き手の力量で、一見そのようには見えないのですが、物語の節目節目が偶然に支配されており、これに気づいてしまうと読み手がしらけてしまいました。すごく筆に力のある著者なので、この作品は残念です。
虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344403460
No.19
(5pt)

父娘愛がいい。

犯人探し重視のミステリーというより、人間ドラマとして読めると思います。「火の粉」もそうだけど、驚かされるのは、男性的な文章なのに女心の描写が巧みなこと。作中に描かれていることには、女性の大半が多かれ少なかれ共感できるのでは?そして、父と娘とのやりとりにもリアリティを感じます。父の一人称が「お父さん」であったり、年頃の娘に距離をとりながらも愛情を持って接していたり。トリックについては、ルール違反かもしれないけれど、作品のテーマに通じることなので気になりませんでした。
虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344403460
No.18
(5pt)

こういうエンディング!!

エンディングに賛否両論あるかもしれませんが、私はスッキリ感です。2時間ドラマにありがちなエンディングじゃなく、ちゃんと最後までやりきってくれる(←読んだ人には分かると思います)・・・犯人も最後の最後まで一体、どうなってるの?!っていう感じで話に引き込まれます。上質のサスペンスだと思います。
虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344403460
No.17
(5pt)

最高におもしろい!!

ちょっと前に雫井さんの『火の粉』を読み、とても面白かったので、この『虚貌』も読んでみました。最後まで犯人が分からず、ハラハラドキドキ!もっともっと書きたいのですが、これから読む方にあらすじが分かっちゃうと申し訳ないので書きませんが、ほんとこれは読む価値あり!です。絶対!!久々に面白いサスペンスを読ませてもらいました。
虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403452
No.16
(4pt)

評価は分れるでしょう。

下巻で明らかにされる犯行のトリックを是とするか非とするか。意見は分れるところでしょう。私は全然気になりませんでしたが、許せないと思う人がいるのも分かります。私としてはトリックは気にならないのですが、少々強引に結末に持って行っている感じがするので星は1つ減らしました。それでも、この筆力は相当のものです。お勧めの作品です。
虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344403460
No.15
(5pt)

傑作サスペンス

岐阜で起きた凄惨な一家殺害事件。その主犯とされる男が出所した時から共犯者が次々に殺される。末期癌に犯された刑事の執念の追跡。情景がビビッドに描写されており、人物像はよく書き込まれています。圧倒的な迫力で迫ってくる傑作です。下巻の評価は分かれますが……。
虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403452
No.14
(4pt)

ああ、やっぱり面白かった!

私が読んだ雫井さんの小説の3作目。最新作から、さかのぼっているのかな?これも面白かったね。下巻は一気に読めた。雫井さんの小説に出てくる刑事って、なんかかっこいいんだよね。「犯人に告ぐ」では、まさしく二枚目の刑事ぽかったけど、この小説の刑事は、渋い刑事さん。「いかりや」さんが生きていたら、ぴったりだったかもしれない。事件の犯人というのは、誰?(というより事件がどんどんおきるのでわからなくなっちゃうかも)この小説についていろいろ意見があるようですが、クリスティの「アクロイド殺人事件」のような気分で、決して悪い感想ではないです。刑事ものでは最近横山さんが人気のようだけど、はっきり言って、雫井さんのほうが、私は好きです。けっこうこれも、おすすめ!
虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403452
No.13
(4pt)

 この小説のテーマは顔である。自分の顔にコンプレックスを持つ人は少なくは無いだろう。この小説の登場人物も、ちょっとしたきっかけ(本人に取れば重要なのだが)で自身の顔に負い目を持ち、思い悩む人々。かなりのリアリティで物語を重厚なものにしていました。 他にも顔は多くのキーポイントになっており、中盤のミステリアスな展開を際立たせる要素にもなっていおり、一貫性のあるテーマ性で、よく出来た小説だと思います。 只個人的にはこの小説の中で使われる特殊技術は実際にはそこまでのもので無いような気がしますので、少しこの作品のトリックは不満でした。 ラストも少し解りにくい終わり方で、このトリックがかえって仇となったような難解な終わり方になってしまっていると思います。 2段詰の400ページとやや長めの作品ですが、作者の文章力が高く、テンポもよく比較的読みやすいので、ミステリー好きな人にはお勧めの佳作ですよ。
虚貌 Amazon書評・レビュー: 虚貌より
4344001133
No.12
(5pt)

素直に面白かった

顔を覚えられない滝中、自らの容姿に自信を失ったしまった朱音、顔に痣に大きなコンプレックスを持つ辻、そして、正体不明の犯人・・・それぞれが「顔」に対してのある種の悩みを抱え、その中で事件が進行していく。二転三転する事件そのものもさることながら、それぞれの心情が重くなりすぎない程度でキッチリ描かれていて、素直に面白かった。正直、謎解きの真相は反則気味ではある。が、それにリアリティがないか、といわれればそんなことは無いし、現在の技術を用いれば十分にある話だろう。素直に満点評価をしたい。
虚貌 Amazon書評・レビュー: 虚貌より
4344001133
No.11
(3pt)

最低限の整合性は持たせるべき

(上巻のレビューの続き)
下巻でも、先を読まずにいられなくなるストーリー展開と、そこに絡む人物描写が秀逸である。しかし、ここで用いられているトリック(?)には納得がいかない。これを良しとするなら、何でも可能になってしまう。また、“彼”の正体を見破ったり、接触した人たちがいたにもかかわらず、あのような結末を迎えたことも納得できない。エンタテインメントとしては申し分ないと言えるが、やはり最低限の整合性は持たせて欲しい。そのような訳で、上巻は☆5つだが下巻は☆3つとする。
虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344403460
No.10
(5pt)

極上のエンタテインメントを予感させる

21年前に起きた放火事件の主犯格(?)の男が出所するが、それから数ヶ月後、その事件の復習劇(?)が始まる。芸能界の裏側も描きながら、事件に関係した者たちの絡むストーリーは、先を読まずにはいられなくなる。また、人物の描写もリアリティに富んでいる。極上のエンタテインメントを予感させる上巻である。
(下巻のレビューに続く)
虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403452