夜行観覧車

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評判

夜行観覧車の評価:

3.43/5点 レビュー 243件。 C ランク

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平均点3.43pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全224件 201〜220 11/12ページ
No.24
(4pt)

ミステリアス

湊さんらしい、とてもミステリアスな内容でした。
私も家族がいますが、小説の中の家族を自分自身やじぶんたちの家族に置き換えて呼んでしまうことがありました。

悲しくなったこともありますが、その分たくさん楽しめました。

告白とはまた違った楽しみを感じることができました。

ありがとうございました。
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.23
(4pt)

ミステリアス

湊さんらしい、とてもミステリアスな内容でした。
私も家族がいますが、小説の中の家族を自分自身やじぶんたちの家族に置き換えて呼んでしまうことがありました。
悲しくなったこともありますが、その分たくさん楽しめました。
告白とはまた違った楽しみを感じることができました。
ありがとうございました。
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.22
(4pt)

マイナスオーラの女王様の面目約如

途中で結末の予想がついてしまうなど、『告白』のような意外性のある展開には
乏しい感があるものの、それでも一気に読ませてしまうのは、著者の、負の心情
描写の巧みさゆえだろう。

登場人物たちそれぞれが抱えているコンプレックスや甘え、ねたみ・そねみ。

「他人の不幸は蜜の味」とはよく言ったものだが、高級住宅街に住む登場人物
たちは、舌なめずりをしながらその蜜をなめ、反対に自家中毒に陥っているの
だから世話はない。
文芸界の、マイナスオーラの女王の面目約如だ。

『告白』の後味の悪さがたまらない、という人には、やや希望も感じられる本
作のエンディングは不満を感じられるかもしれないが、そこにいたるプロセス
は十分にダークだし、(ネタバレになるから多くは書かないが)最後に子供た
ちが出す結論は圧巻だと思う。

いつまでも続く残暑にやり場のない怒りと不快さを感じる夜、本書を読めばさ
らに自分の闇も深まりそうだ(笑)。
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.21
(4pt)

マイナスオーラの女王様の面目約如

途中で結末の予想がついてしまうなど、『告白』のような意外性のある展開には
乏しい感があるものの、それでも一気に読ませてしまうのは、著者の、負の心情
描写の巧みさゆえだろう。
登場人物たちそれぞれが抱えているコンプレックスや甘え、ねたみ・そねみ。
「他人の不幸は蜜の味」とはよく言ったものだが、高級住宅街に住む登場人物
たちは、舌なめずりをしながらその蜜をなめ、反対に自家中毒に陥っているの
だから世話はない。
文芸界の、マイナスオーラの女王の面目約如だ。
『告白』の後味の悪さがたまらない、という人には、やや希望も感じられる本
作のエンディングは不満を感じられるかもしれないが、そこにいたるプロセス
は十分にダークだし、(ネタバレになるから多くは書かないが)最後に子供た
ちが出す結論は圧巻だと思う。
いつまでも続く残暑にやり場のない怒りと不快さを感じる夜、本書を読めばさ
らに自分の闇も深まりそうだ(笑)。
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.20
(4pt)

女性の心理描写がすごいです!!

高台にある高級住宅街で起こったエリート医師殺害事件。
母親が加害者、父親が被害者となり、微妙な立場に追いやられる子供たち、近隣住民の反応、親族の本音など、立場の違う人々の事件にまつわる心理が生々しく語られる。私が住む地域の高台にも高級住宅街がある。
我が家は、坂の中腹にあり、高級住宅地の土地の半分・庭無しの3階建住宅である。偶然にも、似通った設定に苦笑した。

特に家族の描写が、リアルに感じたのは、事件が起こった家の前に住む、遠藤家。高級住宅地の庭付き一戸建ての夢がかない、幸せ絶頂のはずの主婦・真弓は、中学受験に失敗し地元中学に馴染めない娘の家庭内暴力に苦しめらる。娘と母の間には計り知れない深い溝が存在する。

また、住宅街を取仕切る、あつかましい程お節介な金持ち主婦・さと子。とても好感が持てないこのさと子が、後半、意外な役割を果たす。現代の抱える、核家族の心理的閉塞感、そこから発生する痛ましい事件、また、地域住民と関わり…など、現代の抱える家族の問題が浮き彫りにされています。
また、作者が、教師経験があることからか、中学生同士のドライで憎たらしい会話がリアルです。
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.19
(4pt)

女性の心理描写がすごいです!!

高台にある高級住宅街で起こったエリート医師殺害事件。
母親が加害者、父親が被害者となり、微妙な立場に追いやられる子供たち、近隣住民の反応、親族の本音など、立場の違う人々の事件にまつわる心理が生々しく語られる。私が住む地域の高台にも高級住宅街がある。
我が家は、坂の中腹にあり、高級住宅地の土地の半分・庭無しの3階建住宅である。偶然にも、似通った設定に苦笑した。
特に家族の描写が、リアルに感じたのは、事件が起こった家の前に住む、遠藤家。高級住宅地の庭付き一戸建ての夢がかない、幸せ絶頂のはずの主婦・真弓は、中学受験に失敗し地元中学に馴染めない娘の家庭内暴力に苦しめらる。娘と母の間には計り知れない深い溝が存在する。
また、住宅街を取仕切る、あつかましい程お節介な金持ち主婦・さと子。とても好感が持てないこのさと子が、後半、意外な役割を果たす。現代の抱える、核家族の心理的閉塞感、そこから発生する痛ましい事件、また、地域住民と関わり…など、現代の抱える家族の問題が浮き彫りにされています。
また、作者が、教師経験があることからか、中学生同士のドライで憎たらしい会話がリアルです。
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.18
(4pt)

面白い

時間を忘れて一気に最後まで読み進めてしまう一冊。

人物描写が自然で、真綿で首を絞めるようなドロドロとした無間地獄も身近に感じられました。
自分も気づかずこういう世界で生きているんだなぁ、なんて考させられます。

登場人物に説教したい気持ちになったり、その人物に自分と共通した部分を見出したり。
この心地よい不快感(?)が、湊作品の魅力だと思います。

結末には賛否あるようですが、僕はいつもと変わらず力強い(今回はちょっと色が違うだけで)よい物だと感じました。
購入して良かったです。
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.17
(4pt)

面白い

時間を忘れて一気に最後まで読み進めてしまう一冊。
人物描写が自然で、真綿で首を絞めるようなドロドロとした無間地獄も身近に感じられました。
自分も気づかずこういう世界で生きているんだなぁ、なんて考させられます。
登場人物に説教したい気持ちになったり、その人物に自分と共通した部分を見出したり。
この心地よい不快感(?)が、湊作品の魅力だと思います。
結末には賛否あるようですが、僕はいつもと変わらず力強い(今回はちょっと色が違うだけで)よい物だと感じました。
購入して良かったです。
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.16
(5pt)

ますますヤミツキ!!

ますます湊さんのことが好きになりました。
作品はより深みを増し、ぐいぐい作品世界に引き込まれていきます。

今回の作品は、三人称で、家族がテーマで、最後も一味違う魅力がありました。

いや。
なんといっても、人物が秀逸。
小説の登場人物というのは「善」か「悪」、「味方」か「敵」というように二極化してしまいがちですが、一人の人間の「善」も「悪」も描くことによって、一人ひとりに奥行きを持たせていると思いました。また、それが、作品全体に深みも持たせていて、立体感がある。分かりずらいかな……。え〜っと、一人の人からでも、多角的に事件を見ることができるような気がしました。

一番気に入ったのはラストです。「気に入った」という表現は少し違うかも知れません。
ただ、読んだ後、クラリと眩暈がしました。
まるで、私も、あの坂の途中で、バランスを失ってしまったかのような感覚に陥りました。
それとも、観覧車のハコの中で、ゆらゆらと揺られている不安定感……といいましょうか。
そんな気分になりました。
私は「ハッピーエンドでは無い」と思いましたが、それは、読んだ人、それぞれの感覚で違ってしまうものかも知れません。

なんとも、複雑な終わり方でした。

私には、家族というハコを降りられなかった人々の暗い運命を感じました。うぅ。上手くいえないのですが、「暗転」したように感じた……といえばいいのでしょうか……;;

最後に。
オビで松たかこさんが、「家々に灯るあかり、それは希望そのものだ」といっていますが、私は、この話の中に希望を見つけることはできなかったです。
暗闇に灯る家々の明かりは、むしろ、心細さと、人を寄せ付けない冷たさを感じました。
これも、人それぞれかも知れませんね;
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.15
(5pt)

ますますヤミツキ!!

ますます湊さんのことが好きになりました。
作品はより深みを増し、ぐいぐい作品世界に引き込まれていきます。
今回の作品は、三人称で、家族がテーマで、最後も一味違う魅力がありました。
いや。
なんといっても、人物が秀逸。
小説の登場人物というのは「善」か「悪」、「味方」か「敵」というように二極化してしまいがちですが、一人の人間の「善」も「悪」も描くことによって、一人ひとりに奥行きを持たせていると思いました。また、それが、作品全体に深みも持たせていて、立体感がある。分かりずらいかな……。え〜っと、一人の人からでも、多角的に事件を見ることができるような気がしました。
一番気に入ったのはラストです。「気に入った」という表現は少し違うかも知れません。
ただ、読んだ後、クラリと眩暈がしました。
まるで、私も、あの坂の途中で、バランスを失ってしまったかのような感覚に陥りました。
それとも、観覧車のハコの中で、ゆらゆらと揺られている不安定感……といいましょうか。
そんな気分になりました。
私は「ハッピーエンドでは無い」と思いましたが、それは、読んだ人、それぞれの感覚で違ってしまうものかも知れません。
なんとも、複雑な終わり方でした。
私には、家族というハコを降りられなかった人々の暗い運命を感じました。うぅ。上手くいえないのですが、「暗転」したように感じた……といえばいいのでしょうか……;;
最後に。
オビで松たかこさんが、「家々に灯るあかり、それは希望そのものだ」といっていますが、私は、この話の中に希望を見つけることはできなかったです。
暗闇に灯る家々の明かりは、むしろ、心細さと、人を寄せ付けない冷たさを感じました。
これも、人それぞれかも知れませんね;
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.14
(5pt)

2本の「しおりひも」

この本には「しおりひも」が2本あります。なぜでしょう? 向かい合っている2つの家庭と家族の物語だからかな?p('⌒`q)
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.13
(5pt)

2本の「しおりひも」

この本には「しおりひも」が2本あります。なぜでしょう? 向かい合っている2つの家庭と家族の物語だからかな?p('⌒`q)
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.12
(5pt)

彩花ムカつく

舞台は高級住宅街、立派でセレブなエリート一家で起こった殺人事件、お医者さんでお金持ちで人間としてもとてもよくできた旦那さんが撲殺された。事件から行方不明の一流私立中学に通う息子、「自分がやりました」と通報したのはこれまたよくできた美人の奥さん。なんでこんなめぐまれた家庭で? 事件の真相は? というお話。

お隣には、本来こんな高級住宅街が似合わないはずのせいいっぱい背伸びして見栄を張った一家が。
その家には私立の女子校の入試に失敗し荒れる娘、遠藤彩花がいます。

この彩花がすっごくよく描けています。とにかくもー超ムカつく!
なんでもかんでも人のせい。ゆえに反省する気持ちゼロ。
ほんとに首をしめてやりたくなります。

ほんとに首をしめるか、しめてやりたいと思うだけか、両者には大きな違いがある……ように思いますが、そうではないんじゃないか、止めてくれる人がいるかいないか、タイミングの良し悪しなどいろいろなことが重なってたまたま犯罪者になっていないだけで、本当は誰もが人殺しや犯罪者になってしまう可能性があるんだよ、他人事じゃないんだよ。だから他人の気持ちを考え、思いやることは大事なんだよ、ってことが作者は言いたいんじゃないかなと僕は感じました。
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.11
(5pt)

彩花ムカつく

舞台は高級住宅街、立派でセレブなエリート一家で起こった殺人事件、お医者さんでお金持ちで人間としてもとてもよくできた旦那さんが撲殺された。事件から行方不明の一流私立中学に通う息子、「自分がやりました」と通報したのはこれまたよくできた美人の奥さん。なんでこんなめぐまれた家庭で? 事件の真相は? というお話。
お隣には、本来こんな高級住宅街が似合わないはずのせいいっぱい背伸びして見栄を張った一家が。
その家には私立の女子校の入試に失敗し荒れる娘、遠藤彩花がいます。
この彩花がすっごくよく描けています。とにかくもー超ムカつく!
なんでもかんでも人のせい。ゆえに反省する気持ちゼロ。
ほんとに首をしめてやりたくなります。
ほんとに首をしめるか、しめてやりたいと思うだけか、両者には大きな違いがある……ように思いますが、そうではないんじゃないか、止めてくれる人がいるかいないか、タイミングの良し悪しなどいろいろなことが重なってたまたま犯罪者になっていないだけで、本当は誰もが人殺しや犯罪者になってしまう可能性があるんだよ、他人事じゃないんだよ。だから他人の気持ちを考え、思いやることは大事なんだよ、ってことが作者は言いたいんじゃないかなと僕は感じました。
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.10
(5pt)

おもしろい!

この最新作、自分的にはものすごく面白いです。
僕は、本屋さんで購入したのですが、買って正解だと思いました。
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.9
(5pt)

おもしろい!

この最新作、自分的にはものすごく面白いです。
僕は、本屋さんで購入したのですが、買って正解だと思いました。
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.8
(4pt)

上手くなったなぁ

と 非常に失礼なタイトルを付けてしまいましたが
読んでいて まず湧き起こった思いがコレでした。

『告白』や『贖罪』に比べるとセンセーショナルな事件は頻繁には起こりません。
物語は広範囲に広がりをみせませんがその分、奥行きがあります。
よくコントロールされた筆致で静かにすすんでゆく文体にブレはなく
作者の確実な進化を感じます。

高級住宅地と呼ばれる高台に住む人々。
低い土地から憧れをもって眺めた高台はいざその場所に到達すれば
また違った風景として目に映る。
抱えた問題とともに観覧車のハコに乗り込んだ『家族』という人々は
そこから逃れることも出来ず揺れながら運ばれてゆきます。

今回も引き込みの素晴らしさは、群を抜いていて
ぐいぐいと読者を引き込んでやまない序盤は
登場人物の『しゃべり』が非常に巧みで面白い。
なかでも最初に登場するキレる女子中学生のふてぶてしさは見事で
おもわず引っぱたいてやりたくなるほどです。

家族というものの理不尽さ、なのにいつのまにか沁みついた一体感。
闇を背にキラキラと輝きながら回る観覧車の装丁と二本のリボンが美しい。
作者の俯瞰的な目が行き届いた秀作。
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.7
(4pt)

上手くなったなぁ

と 非常に失礼なタイトルを付けてしまいましたが
読んでいて まず湧き起こった思いがコレでした。

『告白』や『贖罪』に比べるとセンセーショナルな事件は頻繁には起こりません。
物語は広範囲に広がりをみせませんがその分、奥行きがあります。
よくコントロールされた筆致で静かにすすんでゆく文体にブレはなく
作者の確実な進化を感じます。

高級住宅地と呼ばれる高台に住む人々。
低い土地から憧れをもって眺めた高台はいざその場所に到達すれば
また違った風景として目に映る。
抱えた問題とともに観覧車のハコに乗り込んだ『家族』という人々は
そこから逃れることも出来ず揺れながら運ばれてゆきます。

今回も引き込みの素晴らしさは、群を抜いていて
ぐいぐいと読者を引き込んでやまない序盤は
登場人物の『しゃべり』が非常に巧みで面白い。
なかでも最初に登場するキレる女子中学生のふてぶてしさは見事で
おもわず引っぱたいてやりたくなるほどです。

家族というものの理不尽さ、なのにいつのまにか沁みついた一体感。
闇を背にキラキラと輝きながら回る観覧車の装丁と二本のリボンが美しい。
作者の俯瞰的な目が行き届いた秀作。
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.6
(5pt)

とても便利になった情報過多の現代の闇を、うまく剃刀で削ぎ取って

先週のブログ、『「本」当におすすめ』コーナーで、
湊さんの「告白」を取り上げましたが、
やはりその小説の魅力に、はまりました。

わたしのブログは、ずっと、ビジネス書の書評ばかりだったのですが、
小説は、映画と同じで、そんなにしょっちゅうは見ないけど、
一度火がつくと、抑えられなくなるという感覚で、はまってしまうものです。

その火をつけてくれた湊さんのこの作品、
この6月の6日に出版されたばかりです。
巷では、映画の「告白」がランキング1位にいるということもあり、
平積みされていた駅ビルの本屋で、
最後の一冊をなんとか手に入れることができました。
いま「品切れ」中になっているようです。

さて本屋で手にとってみて、帯には、映画「告白」の松たか子の推薦文、
そして裏面を見ると、「父親が被害者で、母親が加害者」
高級住宅地に住む、エリート以下で起きたセンセーショナルな事件という、
「家族」小説ときました。

やはり買いましたね。

湊さんは、登場人物のそれぞれの視点で、同じ時間系列を描いていくのですが、
そこのある一つの事実、そして登場人物によるさまざまな真相を織り込んでいく手法は、
やはり「筆力」を感じるのです。

すてきなミステリー小説に出逢うと、なぜこういう発想が出てくるのだろうと、
感心してしまうのですが、やはりそれに共通するものを感じます。

この作品も、最後は救いようがない現実があるのですが、
その救いようのない現実を、それぞれが受け止めて、受け入れて、
そして強く生きていこうとする姿に、
本当の人間の真理があるのだということが、とてもわかるのです。

とても便利になった情報過多の現代の闇を、うまく剃刀で削ぎ取って、
文章にして紡ぎ出しています。
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.5
(5pt)

とても便利になった情報過多の現代の闇を、うまく剃刀で削ぎ取って

先週のブログ、『「本」当におすすめ』コーナーで、
湊さんの「告白」を取り上げましたが、
やはりその小説の魅力に、はまりました。
わたしのブログは、ずっと、ビジネス書の書評ばかりだったのですが、
小説は、映画と同じで、そんなにしょっちゅうは見ないけど、
一度火がつくと、抑えられなくなるという感覚で、はまってしまうものです。
その火をつけてくれた湊さんのこの作品、
この6月の6日に出版されたばかりです。
巷では、映画の「告白」がランキング1位にいるということもあり、
平積みされていた駅ビルの本屋で、
最後の一冊をなんとか手に入れることができました。
いま「品切れ」中になっているようです。
さて本屋で手にとってみて、帯には、映画「告白」の松たか子の推薦文、
そして裏面を見ると、「父親が被害者で、母親が加害者」
高級住宅地に住む、エリート以下で起きたセンセーショナルな事件という、
「家族」小説ときました。
やはり買いましたね。
湊さんは、登場人物のそれぞれの視点で、同じ時間系列を描いていくのですが、
そこのある一つの事実、そして登場人物によるさまざまな真相を織り込んでいく手法は、
やはり「筆力」を感じるのです。
すてきなミステリー小説に出逢うと、なぜこういう発想が出てくるのだろうと、
感心してしまうのですが、やはりそれに共通するものを感じます。
この作品も、最後は救いようがない現実があるのですが、
その救いようのない現実を、それぞれが受け止めて、受け入れて、
そして強く生きていこうとする姿に、
本当の人間の真理があるのだということが、とてもわかるのです。
とても便利になった情報過多の現代の闇を、うまく剃刀で削ぎ取って、
文章にして紡ぎ出しています。
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942