夜行観覧車

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評判

夜行観覧車の評価:

3.43/5点 レビュー 243件。 C ランク

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平均点3.43pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全224件 181〜200 10/12ページ
No.44
(4pt)

期待はずれでもない

「告白」以来二冊めに手に取った湊かなえの「夜行観覧車」。前作同様にメディア的な展開という感覚はぬぐえなかったけれど、どの登場人物にもそれなりの「正当性」をもって生きていることが共感できた。

いちばんの迫力は遠藤彩花。その口をふさいでやりたいと思うほどの母親への暴言の数々。
なぜここまで言われなければいけないと思う母親の真弓。
やりすぎ言いすぎ感はあっても、彩花の心情は手に取るようにわかる。
それを的確に表しているのが「坂道病」ということばではないだろうか。

「普通の感覚を持った人が、おかしなところで無理して過ごしていると、だんだん足元が傾いているように思えてくるんだよ。精一杯踏ん張らなきゃ転がり落ちてしまう。でも、そうやって意識すればするほど、坂の傾斜はどんどんひどくなっていって―」

そこでふっと考える。「普通の感覚」ってそもそもなんだろうか。
それはだれもが少しずつ違っているし、命の数だけ存在するにちがいない。
転がり堕ちる人を見ると、自分ならもっとうまく歩けると思うけれど、
実際はどこのだれよりもみじめで、へたくそかもしれない。
ただ事件に結び付かなかっただけで・・・
遠藤真弓の姿にそんな作者の投げかけを感じた。








夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.43
(4pt)

当分、湊かなえから眼を離せない

宮部みゆきが女性の優しさを書かせたら右に出る者がいないなと思わせるのに較べ、湊かなえは女性の邪悪さ・ずるさを書かせたら右に出る者がいないなと思う。

本書も女子中学生や中年女性の生態を活写しているが、その描写力に舌を巻く。とりわけ彩花という中学3年生の傲慢・無法の描写は出色で、我慢に我慢をした結果、毀れゆく母親が怒涛の反撃に出るシーンは個人的には拍手ものである。

年末(平成22年)に「紅白」の審査員で出ていたが顔も悪くないし、当分、湊かなえから眼を離せない。
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.42
(4pt)

当分、湊かなえから眼を離せない

宮部みゆきが女性の優しさを書かせたら右に出る者がいないなと思わせるのに較べ、湊かなえは女性の邪悪さ・ずるさを書かせたら右に出る者がいないなと思う。

本書も女子中学生や中年女性の生態を活写しているが、その描写力に舌を巻く。とりわけ彩花という中学3年生の傲慢・無法の描写は出色で、我慢に我慢をした結果、毀れゆく母親が怒涛の反撃に出るシーンは個人的には拍手ものである。

年末(平成22年)に「紅白」の審査員で出ていたが顔も悪くないし、当分、湊かなえから眼を離せない。
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.41
(4pt)

「家族」という題材はかくも難しい

ごく普通の人の心に宿る闇を語らせると、読んでいるほうが眉をひそめたり
いらだってくるほどの表現力を発揮する作者の力量は相変わらずだと思います。

ささいな掛け違いで人の、家族心の距離が離れていく様は、他人事では無い
現実感をもって読者に迫ってきます。

ただ最後の結末が少々唐突で、あそこまで壊れかけたものがそう簡単に
和解できるものなのか、という疑問が残ったため★4つとしています。
やはり家族を題材にした小説は、身近な題材であるがゆえに難しいものなのでしょう。

力のある作家であることは間違いないと思います。次作も追いたいと思います。
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.40
(4pt)

「家族」という題材はかくも難しい

ごく普通の人の心に宿る闇を語らせると、読んでいるほうが眉をひそめたり
いらだってくるほどの表現力を発揮する作者の力量は相変わらずだと思います。

ささいな掛け違いで人の、家族心の距離が離れていく様は、他人事では無い
現実感をもって読者に迫ってきます。

ただ最後の結末が少々唐突で、あそこまで壊れかけたものがそう簡単に
和解できるものなのか、という疑問が残ったため★4つとしています。
やはり家族を題材にした小説は、身近な題材であるがゆえに難しいものなのでしょう。

力のある作家であることは間違いないと思います。次作も追いたいと思います。
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.39
(4pt)

面白いけど

これは様々な視点から一つの事件を描き、
事件の真相を明らかにしていく物語です。
そして、登場人物の誰もの心情が
少しずつすれ違っているんです。
結末は綺麗にまとまっていますが、
自分には少し物足りなかったです。
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.38
(4pt)

面白いけど

これは様々な視点から一つの事件を描き、
事件の真相を明らかにしていく物語です。
そして、登場人物の誰もの心情が
少しずつすれ違っているんです。
結末は綺麗にまとまっていますが、
自分には少し物足りなかったです。

夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.37
(5pt)

共感できる!

テンポよく進み、あっという間に読みきりました。
私かなり好きです。これ。

遠藤真弓の気持ちもわかる。遠藤彩花の気持ちも分かる。
高橋家のお母さんの気持ちも理解できる。
小島さとこの気持ちも分かる。ヒナコの冷静さもスキです。
丁寧にそれぞれの心情が書かれていて。うんうん。という感じ。

高橋家の落書きを消すくだりでは泣いてしまいました。

終わりがちょっと・・・というレビューも多いけど、私はこの終わり方も好きです。

高橋家の兄弟3人ならどんな苦難があっても、乗り越えて行けるでしょう。
同じ町内に、小島さとこさんと遠藤家の皆いる事がのちのち救われる事でしょう。

時間が経った頃再読したい作品です。
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.36
(5pt)

共感できる!


テンポよく進み、あっという間に読みきりました。
私かなり好きです。これ。


遠藤真弓の気持ちもわかる。遠藤彩花の気持ちも分かる。
高橋家のお母さんの気持ちも理解できる。
小島さとこの気持ちも分かる。ヒナコの冷静さもスキです。
丁寧にそれぞれの心情が書かれていて。うんうん。という感じ。

高橋家の落書きを消すくだりでは泣いてしまいました。

終わりがちょっと・・・というレビューも多いけど、私はこの終わり方も好きです。

高橋家の兄弟3人ならどんな苦難があっても、乗り越えて行けるでしょう。
同じ町内に、小島さとこさんと遠藤家の皆いる事がのちのち救われる事でしょう。

時間が経った頃再読したい作品です。
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.35
(4pt)

やりすぎ感が湊かなえの面白さ

この人の小説はいつもいつも嫌なキャラクターが出てくる。
いや、「いい人」はまったく出てこないと言ってもいい。
ひねくれていて、嫉妬深くて、物事を斜めからしか見れなくて、幼くて、すぐ人のせいにして…
そんな登場人物ばかり。
この小説ではそれが最も顕著に表れているのが綾花。
途中からはもう、この綾花にどうにか一泡吹かせてやりたいと、それを期待しながら読んでしまう。

湊かなえはこういった読ませ方がとてもうまい、途中でやめられないくらい引き込む。
読後感は決して良くない、すっきりしない終わり方も特徴だ。
でも、それがエンターテイメントとしてちゃんと成立してるし
立派な個性になり得ているところがすごい。
この嫌な人たちはいったいどうなってしまうのだろう、と思いながら読んで
きちんと制裁を与えられる、それも予想もしないやり方で。
物語の最後で彼らは成長してはいるけど、やっぱり根本的には駄目な人間のままなのだ。
きれい事で終わらせない、それもこの人の特徴だと思う。
とにかく一気に読んでしまえる、はずれのない作家だと思う。
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.34
(4pt)

やりすぎ感が湊かなえの面白さ

この人の小説はいつもいつも嫌なキャラクターが出てくる。いや、「いい人」はまったく出てこないと言ってもいい。ひねくれていて、嫉妬深くて、物事を斜めからしか見れなくて、幼くて、すぐ人のせいにして…そんな登場人物ばかり。この小説ではそれが最も顕著に表れているのが綾花。途中からはもう、この綾花にどうにか一泡吹かせてやりたいと、それを期待しながら読んでしまう。湊かなえはこういった読ませ方がとてもうまい、途中でやめられないくらい引き込む。読後感は決して良くない、すっきりしない終わり方も特徴だ。でも、それがエンターテイメントとしてちゃんと成立してるし立派な個性になり得ているところがすごい。この嫌な人たちはいったいどうなってしまうのだろう、と思いながら読んできちんと制裁を与えられる、それも予想もしないやり方で。物語の最後で彼らは成長してはいるけど、やっぱり根本的には駄目な人間のままなのだ。きれい事で終わらせない、それもこの人の特徴だと思う。とにかく一気に読んでしまえる、はずれのない作家だと思う。
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.33
(4pt)

うまくなったなあ、と思います

彼女の作品は、たいして魅力を感じないまま、ベストセラーだから、ということで、図書館で借りては全読しています。この作品にして、うまくなったなあ、と感じました。「告白」で感じたどうしようもない反吐を吐くような暗さ、が無いのも救われた。ただ、数人の人が書いてらっしゃいますが「ラスト」がこれで良かったの?というのはある。被害者(加害者)の子供たちの内面の葛藤をもう少し描いても良かったのではないか。母親とのやりとりを聞いてみたかったな。いや、そういうものを全てすっ飛ばして、結論だけ見せるのが、彼女なりのビックリか・・・面白い作品だと思います。
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.32
(4pt)

うまくなったなあ、と思います

彼女の作品は、たいして魅力を感じないまま、ベストセラーだから、ということで、図書館で借りては全読しています。この作品にして、うまくなったなあ、と感じました。「告白」で感じたどうしようもない反吐を吐くような暗さ、が無いのも救われた。ただ、数人の人が書いてらっしゃいますが「ラスト」がこれで良かったの?というのはある。被害者(加害者)の子供たちの内面の葛藤をもう少し描いても良かったのではないか。母親とのやりとりを聞いてみたかったな。いや、そういうものを全てすっ飛ばして、結論だけ見せるのが、彼女なりのビックリか・・・面白い作品だと思います。
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.31
(4pt)

一気に読みました

やっと図書館から届きました…(^_^;)

その日のうちに読み切ってしまいました!
湊さんの作品は「告白」以来でしたが、引き込ませる力は相変わらず素晴らしいですね。
今回も一気に読んでしまいました!
今回も読み終わってグッタリでしたが…。
子育てガンバロ…
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.30
(4pt)

一気に読みました

やっと図書館から届きました…(^_^;)その日のうちに読み切ってしまいました!湊さんの作品は「告白」以来でしたが、引き込ませる力は相変わらず素晴らしいですね。今回も一気に読んでしまいました!今回も読み終わってグッタリでしたが…。子育てガンバロ…
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.29
(4pt)

現実離れ・・・してない!

家族・夫婦・子育て・子離れ・受験・見栄張り・エゴ。

ずいぶんテンコ盛りで、毒々しく詰め込んだ、
湊氏お得意の独白。

根底に、家族という人の集まり(あえてこう言う!)の
デフォルトのあやふやさをうまく表現している。

極論でなく、現実の家族を営んでいる我々にも、
一つ間違えれば起こりうるのは確か。

家族の中で、唯一血のつながらない、
夫婦のみが、お互いを尊重し、助け合い、
優しさを惜しみなく注ぐことの重要性が
テーマなのでは、とも感じた。

そうすることで、子供は、人を信頼することの
崇高さや、帰る場所があるんだという安心感
が生まれ、また、自分が家族を構成する立場に
なったときに、我が子への愛情を適度に注ぐ
ことができる大人へと成長していく。

我々、親の立場を真摯に受け止め、不器用ながらも
真剣に、家族の存在価値を再認識し、子供だけでなく、
配偶者への愛を大切にしていかねばなるまい。

「許す、なんて、親やきょうだいで使う言葉じゃないよ、きっと。
どんな感情を持っていても、家族であり続けなきゃいけないんだから。」

兄の科白が印象に残った。
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.28
(4pt)

現実離れ・・・してない!

家族・夫婦・子育て・子離れ・受験・見栄張り・エゴ。
ずいぶんテンコ盛りで、毒々しく詰め込んだ、
湊氏お得意の独白。
根底に、家族という人の集まり(あえてこう言う!)の
デフォルトのあやふやさをうまく表現している。
極論でなく、現実の家族を営んでいる我々にも、
一つ間違えれば起こりうるのは確か。
家族の中で、唯一血のつながらない、
夫婦のみが、お互いを尊重し、助け合い、
優しさを惜しみなく注ぐことの重要性が
テーマなのでは、とも感じた。
そうすることで、子供は、人を信頼することの
崇高さや、帰る場所があるんだという安心感
が生まれ、また、自分が家族を構成する立場に
なったときに、我が子への愛情を適度に注ぐ
ことができる大人へと成長していく。
我々、親の立場を真摯に受け止め、不器用ながらも
真剣に、家族の存在価値を再認識し、子供だけでなく、
配偶者への愛を大切にしていかねばなるまい。
「許す、なんて、親やきょうだいで使う言葉じゃないよ、きっと。
どんな感情を持っていても、家族であり続けなきゃいけないんだから。」
兄の科白が印象に残った。
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.27
(4pt)

親子で始まり親子で終わる物語

センセーショナルな事件から始まる本書。
少しずつその外堀を埋めていくという展開は、
出世作「告白」と似ているように思え、
一瞬、またかと思ってしまいました。

ただ、殺人事件の加害者であり、被害者でもある高橋家の、
三人の子どもたちの描き方がとても丁寧で、
素敵な兄弟だなと思えたので、評価が上がったと言えます。
対する遠藤家にはイライラさせられることばかりで、
うまく高橋家と比較させていたところが、
この本の面白さに繋がったと思います。

どうしてもスッキリしないのが、ラストでしょうか。
キレイにまとまったというか、まとめたというか。
先が気になって一気に読んだ割には、
最後はぼんやりとした印象でしたので、
この評価となりました。
夜行観覧車 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車 (双葉文庫)より
4575515523
No.26
(4pt)

親子で始まり親子で終わる物語

センセーショナルな事件から始まる本書。
少しずつその外堀を埋めていくという展開は、
出世作「告白」と似ているように思え、
一瞬、またかと思ってしまいました。
ただ、殺人事件の加害者であり、被害者でもある高橋家の、
三人の子どもたちの描き方がとても丁寧で、
素敵な兄弟だなと思えたので、評価が上がったと言えます。
対する遠藤家にはイライラさせられることばかりで、
うまく高橋家と比較させていたところが、
この本の面白さに繋がったと思います。
どうしてもスッキリしないのが、ラストでしょうか。
キレイにまとまったというか、まとめたというか。
先が気になって一気に読んだ割には、
最後はぼんやりとした印象でしたので、
この評価となりました。
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942
No.25
(4pt)

近所で事件が起きたときの住民の態度や世間の冷たさなどもうまく描かれていた

ある高級住宅街に住む向かい同士の遠藤家と高橋家。遠藤家は中学受験に失敗した娘が癇癪を起こし、大声でわめき散らす日々が続き、いつ何が起きても不思議ではない。ところが、事件が起きたのは向かいの高橋家だった。
事件が遠藤家、高橋家、そして高級住宅街に長く住む小島さと子の三人称で展開され、様々な視点で殺人事件やその他の問題が描かれており最後まで楽しめた。
特に、高級住宅街に住む思春期の子どもたちの傲慢で自分勝手な態度がリアルで現実にあってもおかしくない話だと思えたし、近所で事件が起きたときの住民の態度や世間の冷たさなどもうまく描かれていたと思う。
夜行観覧車 Amazon書評・レビュー: 夜行観覧車より
4575236942