凍りのくじら

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評判

凍りのくじらの評価:

3.71/5点 レビュー 166件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.71pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全66件 21〜40 2/4ページ
No.46
(2pt)

半分でいいかな

パッとしない子を読んで、とても好きで、ツナグを読んでやっぱり好きで、こうなったら全部読みたいと思いました。

全部読むには、この本からが良いと、帯に書いてありましたので、素直に従いました。

が、私には、話が進まなくて、主人公の女の子が頭がいいのを自覚してやたら話す(うちに秘めてる)のが、長い。

この内容で、半分くらいにまとめても、大丈夫だったような気がします。

どなたかのレビューで、sukoshi damareというのがありましたが、本当にそんな気分でした。

せっかく全部読もうと思っていたのに、次を読む気がしなくなってしまいました。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.45
(2pt)

半分でいいかな

パッとしない子を読んで、とても好きで、ツナグを読んでやっぱり好きで、こうなったら全部読みたいと思いました。

全部読むには、この本からが良いと、帯に書いてありましたので、素直に従いました。

が、私には、話が進まなくて、主人公の女の子が頭がいいのを自覚してやたら話す(うちに秘めてる)のが、長い。

この内容で、半分くらいにまとめても、大丈夫だったような気がします。

どなたかのレビューで、sukoshi damareというのがありましたが、本当にそんな気分でした。

せっかく全部読もうと思っていたのに、次を読む気がしなくなってしまいました。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.44
(1pt)

しつこい…

これは、『ドラえもん』考察本ですか?
慣れ親しんだ作品とはいえ、うんざりしました。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.43
(1pt)

しつこい…

これは、『ドラえもん』考察本ですか?
慣れ親しんだ作品とはいえ、うんざりしました。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.42
(1pt)

面白くなかった

私が著者の本を読むのは3回目です。以前に読んだ「オーダーメイド殺人クラブ」「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」が面白かったので、「もっと著者の本を読んでみよう!」と思い、どれを読もうか迷っていたところ、著者の本の帯にはこの本から読むのがオススメだとされていたので購入しました。が、結果は大失敗。初めてこの作者の本を読もうとしている方は別作品から読んだ方がいいかも知れません。

以下、少しネタバレが入りますが…
まず、序盤がつまらなすぎる。話がスロースタートなのが著者の特徴なのでしょう。しかし、それにしてもだらだらだらだらしすぎているように感じました。おそらく、同級生や飲み屋でのエピソードがあまり物語のキーになってないからでしょう。
それから、あのオチの付け方はあんまりだと思います。あのオチが本当だとするなら、前半にいくつもの矛盾点が生じますよね?そこが気になって仕方がなかったです。

おそらく著者はドラえもんのように少し不思議な物語が書きたかったのでしょうが、到底藤子不二雄の描く物語には及んでいません。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.41
(1pt)

面白くなかった

私が著者の本を読むのは3回目です。以前に読んだ「オーダーメイド殺人クラブ」「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」が面白かったので、「もっと著者の本を読んでみよう!」と思い、どれを読もうか迷っていたところ、著者の本の帯にはこの本から読むのがオススメだとされていたので購入しました。が、結果は大失敗。初めてこの作者の本を読もうとしている方は別作品から読んだ方がいいかも知れません。

以下、少しネタバレが入りますが…
まず、序盤がつまらなすぎる。話がスロースタートなのが著者の特徴なのでしょう。しかし、それにしてもだらだらだらだらしすぎているように感じました。おそらく、同級生や飲み屋でのエピソードがあまり物語のキーになってないからでしょう。
それから、あのオチの付け方はあんまりだと思います。あのオチが本当だとするなら、前半にいくつもの矛盾点が生じますよね?そこが気になって仕方がなかったです。

おそらく著者はドラえもんのように少し不思議な物語が書きたかったのでしょうが、到底藤子不二雄の描く物語には及んでいません。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.40
(1pt)

分かった。分かったからSD(Sukoshi Damare)。

と思わず言いたくなる主人公の心理描写がウザいです。文章の半分くらいが言ったセリフに対する「本当はこう思ってるんだけどね!」のような内容で、疲れます。
ナルシスティックという表現が妥当かどうかわかりませんが、全編通してイタいので、序盤でそれを苦痛に感じない方にはオススメです。私には無理でした。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.39
(1pt)

分かった。分かったからSD(Sukoshi Damare)。

と思わず言いたくなる主人公の心理描写がウザいです。文章の半分くらいが言ったセリフに対する「本当はこう思ってるんだけどね!」のような内容で、疲れます。
ナルシスティックという表現が妥当かどうかわかりませんが、全編通してイタいので、序盤でそれを苦痛に感じない方にはオススメです。私には無理でした。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.38
(2pt)

Sukoshi Foolish Sukoshi Freeze Sukoshi Fuzzy!

ドラえもんが 素材となり すこし不思議(SF)を
描こうとしたという動機が、隔世の感がある。
確かに、ドラえもんオタクである。世界がアニメ的だ。
それが、クジラとどう結びつくのかが、よくわからない。
ドラえもんとクジラを無理やりくっつけることで、苦労をしている。
物語作りが イメージをプロットして、パーツをくっつけてる感じだ。
大人の子供化、アニメ化が、確実にすすんでいるとおもった。

主人公 理帆子の 子供的困ったちゃんぶりは、意図的なのだろうか。
理帆子の「アタマがいい」という基準が不明確で、
元カレの弁護士をめざす若尾も「アタマがいい」ことをちらつかせる。
一人っ子政策で生まれた 小皇帝たちに似た雰囲気がある。 
あくまでも自分中心の感覚で、見下すと楽しいという感じだね。
理帆子と若尾は、恋愛ごっこで、人を愛するとはどういうことかが、
わからないまま キスしてセックスする。
主人公は 高校2年生なのに 男と女の あいだの関係は達観している。
別れたにもかかわらず、未練があるような、腐れ縁ぶり。
若さと言う思いっきりがない。チャンスはいくらでもあるのだから。
著者は、こういうドロドロしたものが好きなんだね。

母親と理帆子。理帆子と父親。
理帆子は、ファーザーコンプレックスにどっぷり浸かっている。
Sukoshi denai Farthercomplex.
理帆子を撮りたいと言う高校3年生の先輩 別所。
この存在が 不明なのだが、どこでも、理帆子の前に現れる。
ようするに 別所は、ドラえもんであり、父親だった。
という すこし不思議な物語となっている。

Sukoshi Foolish Sukoshi Freeze Sukoshi Fuzzy!
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.37
(2pt)

Sukoshi Foolish Sukoshi Freeze Sukoshi Fuzzy!

ドラえもんが 素材となり すこし不思議(SF)を
描こうとしたという動機が、隔世の感がある。
確かに、ドラえもんオタクである。世界がアニメ的だ。
それが、クジラとどう結びつくのかが、よくわからない。
ドラえもんとクジラを無理やりくっつけることで、苦労をしている。
物語作りが イメージをプロットして、パーツをくっつけてる感じだ。
大人の子供化、アニメ化が、確実にすすんでいるとおもった。

主人公 理帆子の 子供的困ったちゃんぶりは、意図的なのだろうか。
理帆子の「アタマがいい」という基準が不明確で、
元カレの弁護士をめざす若尾も「アタマがいい」ことをちらつかせる。
一人っ子政策で生まれた 小皇帝たちに似た雰囲気がある。 
あくまでも自分中心の感覚で、見下すと楽しいという感じだね。
理帆子と若尾は、恋愛ごっこで、人を愛するとはどういうことかが、
わからないまま キスしてセックスする。
主人公は 高校2年生なのに 男と女の あいだの関係は達観している。
別れたにもかかわらず、未練があるような、腐れ縁ぶり。
若さと言う思いっきりがない。チャンスはいくらでもあるのだから。
著者は、こういうドロドロしたものが好きなんだね。

母親と理帆子。理帆子と父親。
理帆子は、ファーザーコンプレックスにどっぷり浸かっている。
Sukoshi denai Farthercomplex.
理帆子を撮りたいと言う高校3年生の先輩 別所。
この存在が 不明なのだが、どこでも、理帆子の前に現れる。
ようするに 別所は、ドラえもんであり、父親だった。
という すこし不思議な物語となっている。

Sukoshi Foolish Sukoshi Freeze Sukoshi Fuzzy!
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.36
(1pt)

うーん

良品と書いてたから買ったのにかなり状態が悪かったです。 まぁ安いから仕方ないか
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.35
(1pt)

うーん

良品と書いてたから買ったのにかなり状態が悪かったです。 まぁ安いから仕方ないか
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.34
(1pt)

泣ける小説を期待したけど

冒頭から人を見下すジクジクとした心理描写が長く続き、退屈で、展開の楽しみを見い出せませんでした。そこからの変化が主題なんでしょうが。
序盤で感情移入出来なかったのが最後まで治りませんでした。
泣き所のオチも超展開でポカーンて感じです。
毒々しい中にたまに癒やしがある程度でしょうか。
読後のカタルシスも無く、自分には合わなかったな
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.33
(1pt)

泣ける小説を期待したけど

冒頭から人を見下すジクジクとした心理描写が長く続き、退屈で、展開の楽しみを見い出せませんでした。そこからの変化が主題なんでしょうが。
序盤で感情移入出来なかったのが最後まで治りませんでした。
泣き所のオチも超展開でポカーンて感じです。
毒々しい中にたまに癒やしがある程度でしょうか。
読後のカタルシスも無く、自分には合わなかったな
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.32
(1pt)

駄作です。独り言は聞きたくありません。

ツナグを読んで、びっくりしたので、すぐにこの作品を手に取りました。

 結果、大失敗でした。
 基本、プロットはいいところもあったと思います。
 エピローグから感じる予感に、結果、母の死。そして父親の姿が実に美しく、
理帆子さんの姿に重なってゆく。
 それだけでよかったと思います。

 そこまでの大いなる独り言。つまらないつまらない自慢と、恋愛話と、狂気。
これらのすべての前置きが全部無駄。なおかつツマラナイ。
 時折、藤子F不二夫先生の名作が出てくるのですが、また、各章のタイトルに
使われているのですが、何の意味もありません。海底奇岩城は、本当に名作なの
ですが、この作品に使われると、はっきり汚された感じがします。
 残念です。

 このお話、150ページ位で、スッキリさせたら良かったのに。
 10点。
 恩田さんの当たり外れを思い起こさせた作品です。つまらない。
 かなり怒ってます。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.31
(1pt)

駄作です。独り言は聞きたくありません。

ツナグを読んで、びっくりしたので、すぐにこの作品を手に取りました。

 結果、大失敗でした。
 基本、プロットはいいところもあったと思います。
 エピローグから感じる予感に、結果、母の死。そして父親の姿が実に美しく、
理帆子さんの姿に重なってゆく。
 それだけでよかったと思います。

 そこまでの大いなる独り言。つまらないつまらない自慢と、恋愛話と、狂気。
これらのすべての前置きが全部無駄。なおかつツマラナイ。
 時折、藤子F不二夫先生の名作が出てくるのですが、また、各章のタイトルに
使われているのですが、何の意味もありません。海底奇岩城は、本当に名作なの
ですが、この作品に使われると、はっきり汚された感じがします。
 残念です。

 このお話、150ページ位で、スッキリさせたら良かったのに。
 10点。
 恩田さんの当たり外れを思い起こさせた作品です。つまらない。
 かなり怒ってます。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.30
(1pt)

様々な<頭の悪さ>が渦巻く救い様がない駄作

本作は書店でフト手にしたものだが、非常に深く後悔した。作中で、<頭の悪い>、という差別語風の形容が頻出するのだが、その形容を拝借すると、<頭の悪い>作家が、<頭の悪い>に仲間に囲まれた<頭の悪い>ヒロインを題材に、一人よがりの訳の分らない物語を書いてしまったという印象の救い様がない作品。

藤子(F)氏、特に「ドラえもん」中の各種の道具をモチーフとして、「流氷に閉ざされて死んで行くクジラ」をメタファーに、閉塞感の漂う現代社会の中で生きる人間(の成長?)を描いているらしいのだが、物語の構成手法、登場人物のキャラクター設定共にお粗末で読むに耐えない。小学生の頃から本を読みこんでいるヒロイン(=作者)が自身の事を<頭が良い>と思い込んだ上に<頭の悪い>仲間を蔑視し、「現実世界に現実感を覚えないと達観している」という設定はまさに噴飯物。女子高生の未熟な人生観、他愛のない友人関係やグズグズとした恋愛ゴッコ(結果としてのストーカー騒動)を読まされる読者の身にもなって欲しいと強く思った。

全編が幼児レベルの思惟(という程のものでは当然ないが)で貫かれた唖然とする程の駄作。元々、時間潰しのために手に取ったのだが、本当の時間潰しになってしまった。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.29
(1pt)

様々な<頭の悪さ>が渦巻く救い様がない駄作

本作は書店でフト手にしたものだが、非常に深く後悔した。作中で、<頭の悪い>、という差別語風の形容が頻出するのだが、その形容を拝借すると、<頭の悪い>作家が、<頭の悪い>に仲間に囲まれた<頭の悪い>ヒロインを題材に、一人よがりの訳の分らない物語を書いてしまったという印象の救い様がない作品。

藤子(F)氏、特に「ドラえもん」中の各種の道具をモチーフとして、「流氷に閉ざされて死んで行くクジラ」をメタファーに、閉塞感の漂う現代社会の中で生きる人間(の成長?)を描いているらしいのだが、物語の構成手法、登場人物のキャラクター設定共にお粗末で読むに耐えない。小学生の頃から本を読みこんでいるヒロイン(=作者)が自身の事を<頭が良い>と思い込んだ上に<頭の悪い>仲間を蔑視し、「現実世界に現実感を覚えないと達観している」という設定はまさに噴飯物。女子高生の未熟な人生観、他愛のない友人関係やグズグズとした恋愛ゴッコ(結果としてのストーカー騒動)を読まされる読者の身にもなって欲しいと強く思った。

全編が幼児レベルの思惟(という程のものでは当然ないが)で貫かれた唖然とする程の駄作。元々、時間潰しのために手に取ったのだが、本当の時間潰しになってしまった。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.28
(1pt)

それはないだろう

芯がない、というとあまりに乱暴かもしれませんが、結局何が言いたかったのかよくわかりませんでした。

まずタイトルの「凍りのくじら」は一要素の域を出ず、タイトルにするならもっと印象づけるような掘り下げが欲しかったです。

重要なキーワードである藤子・F・不二雄のエピソードやドラえもんの話も、トリビアとしては面白かったですが、それを語る主人公が影響を受けている様子が見受けられず、後半はただ単にうんちくを披露しているだけに感じました。
ドラえもんの秘密道具を使った例えや話もはっきり言って「うまいこと言ったでしょ感」が拭えませんでした。

また、少し〇〇でどこか冷めていて周りの人間を冷静に馬鹿にしている主人公。
はじめはその視点と語り口の生々しさが面白く嬉々として読んでいたのですが、話が進むにつれて
「えっ?なんでその行動?選択?」みたいなことが増えていきます。
一応内面の理由付けがされている場面もあるのですが、衝動でごまかしているような場面もあり、なんだかイマイチ主人公に共感出来ませんでした。

生い立ちや今直面している不幸な状況の背景なども、よくあると言えばよくある(もちろんフィクションの世界ですが)話だし。
最後のトリックもよくある作りで、小説を比較的読む方なら後半の途中でわかってしまうとおもいます。

なんだろう。
なにかこう全体的に中途半端でパンチがなく、だからといってしみじみと感動するわけでもなく、
いろんな要素をとりあえずちりばめて、一応落とし所を見つけて着地させました、みたいな印象を受けました。
出だしが面白かっただけに残念です。

酷評になってしまいましたが、さらにどうしても一つだけ納得できなかったことがあります。

こんなにドラえもん好きな描写されていて、漫画も映画版もチェックしている主人公が
「テキオー灯」の名前を思い出せないとかありえません。

この描写が一番がっかりしました。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.27
(1pt)

それはないだろう

芯がない、というとあまりに乱暴かもしれませんが、結局何が言いたかったのかよくわかりませんでした。

まずタイトルの「凍りのくじら」は一要素の域を出ず、タイトルにするならもっと印象づけるような掘り下げが欲しかったです。

重要なキーワードである藤子・F・不二雄のエピソードやドラえもんの話も、トリビアとしては面白かったですが、それを語る主人公が影響を受けている様子が見受けられず、後半はただ単にうんちくを披露しているだけに感じました。
ドラえもんの秘密道具を使った例えや話もはっきり言って「うまいこと言ったでしょ感」が拭えませんでした。

また、少し〇〇でどこか冷めていて周りの人間を冷静に馬鹿にしている主人公。
はじめはその視点と語り口の生々しさが面白く嬉々として読んでいたのですが、話が進むにつれて
「えっ?なんでその行動?選択?」みたいなことが増えていきます。
一応内面の理由付けがされている場面もあるのですが、衝動でごまかしているような場面もあり、なんだかイマイチ主人公に共感出来ませんでした。

生い立ちや今直面している不幸な状況の背景なども、よくあると言えばよくある(もちろんフィクションの世界ですが)話だし。
最後のトリックもよくある作りで、小説を比較的読む方なら後半の途中でわかってしまうとおもいます。

なんだろう。
なにかこう全体的に中途半端でパンチがなく、だからといってしみじみと感動するわけでもなく、
いろんな要素をとりあえずちりばめて、一応落とし所を見つけて着地させました、みたいな印象を受けました。
出だしが面白かっただけに残念です。

酷評になってしまいましたが、さらにどうしても一つだけ納得できなかったことがあります。

こんなにドラえもん好きな描写されていて、漫画も映画版もチェックしている主人公が
「テキオー灯」の名前を思い出せないとかありえません。

この描写が一番がっかりしました。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589