霧のソレア

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霧のソレアの評価:

3.58/5点 レビュー 26件。 C ランク

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平均点3.58pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全38件 21〜38 2/2ページ
No.18
(4pt)

外国小説に出てくるような筋書き

ここまで詳細に航空パニックものの小説を描いた作品は他にないかもしれません。
しかし、どことなく外国の小説に出てくるような筋書きが匂っていて、新人賞を取った作品にしては新鮮さに欠ける点が気になりました。
著者は航空関連に非常に詳しくその面では卓抜な才能も見受けられますが、物語を読んでいると趣味的な嗜好でペンが走っているようにも思えます。
もう少し物語の幅を狭くしてでも、人間ドラマをもっと重点的に描けていたらさぞ良かったと思いますね。たとえば、緊急着陸するジャンボ機の機内の様子などに人間ドラマが別の角度で描けていたらと・・・。
航空関連に関する事物やシステムの詳細さは見事につきます。それだけにテーマを絞って人間のドラマ性をその中に訴えられるような作品にして貰いたかったです。
霧のソレア (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 霧のソレア (光文社文庫)より
4334747434
No.17
(4pt)

手に汗握る、航空パニック&国際謀略小説

’07年度「第11回日本ミステリー文学大賞新人賞」受賞作。
289人の乗員乗客を乗せ、太平洋上でテロリストが仕掛けた時限爆弾により大破したジャンボジェット機。パニックとなる機内。ひとり奮闘する女性副操縦士。それを襲うアメリカ空軍の電子戦機による電波妨害・・・。次々と起こるアクシデント・・・。果たして無事に成田空港に着陸することができるのか・・・。
ストーリーは機内だけにとどまらず、アメリカ政府、CIA、日本政府、北朝鮮と、次々壮大な闇の権力闘争をあらわにしてゆく。そう、本書はただの航空パニック小説にはとどまらない大きな陰謀も包含しているのだ。
また作品内に描かれたジャンボジェット機の構造や空港内の機密事項、航空管制システム、パイロットをはじめとしたクルーたちの業務内容やミッションなど、その航空関連の綿密な描写にも圧倒される。さらには自衛隊やアメリカ空軍の描写にも徹底的にディテールを追求している。それらが、フィクションでありながら作品のリアリティを深め、私たちが知らない情報満載のエンターテインメントに仕上がっている。
本書は他に類を見ない、スリルに満ちた航空パニック&国際謀略小説である。
霧のソレア (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 霧のソレア (光文社文庫)より
4334747434
No.16
(4pt)

とても良く書けている小説です。

ロサンゼルス国際空港から成田国際空港までの日系航空会社のジャンボジェットのフライトの出発から着陸までを舞台にした小説です。
機長、女性副機長、機関士、客室乗務員、リベラル思想の持ち主である若いアメリカ人女性搭乗客、何者かから命を狙われている謎のロシア人搭乗客などが、フライトがバードストライクにより遅れたことにより、思いもかけぬ運命に巻き込まれます。
ジャンボジェット内での爆発、燃料系のトラブル、それを察知した日米政府の要人、管制官や自衛隊、米軍、新聞記者などさまざまな人たちの思惑を巧みに描写しながら、小説は進んでいきます。
また、話の本筋を乱さずに、登場人物の過去の描写も描かれ、そのことにより、より一層小説世界にのめり込めます。
最後には、全ての謎が明らかになるのですが、その点、少し説明が蛇足なようにも感じてしまいました。
(読者の想像の余地を奪ってしまっていると言うか・・・、まあこの点は人それぞれの好みの問題だと思いますが)
なんでもこの作品は、この著者のデビュー作とか。
楽しみな作家さんが出てきてくれました。
霧のソレア Amazon書評・レビュー: 霧のソレアより
4334925995
No.15
(1pt)

悪夢のような悪文

 単行本として出版するにあたり、改題したとのことだが、出版社は編集・校正をきちんとしなかったのであろうか?とにかく文章としてヒドいし、キャラクター設定も信じられない…の一言につきます。小説としての基本文法を守り、その上で読者を良い意味で驚かせるようなことをしていただきたいものです。また、効果的な話を書きたいのであれば、コントラストは強くした方がいいでしょう。テロリストや植物状態の妻を持つ機関士が不幸になるよりは、幸せな人たちが恐怖の体験に巻き込まれた方ががインパクトがあるのに、いきなりこのパイロットは嫌われている、みたいな滑り出しを読めば、あまり期待できないことは最初から分かっている話ではありますが。
霧のソレア Amazon書評・レビュー: 霧のソレアより
4334925995
No.14
(4pt)

引き込まれる設定。バランスが悪い。

飛行機の爆破テロからはじまって、米軍にCIA、
さらにはアメリカやら北朝鮮やらロシアやら各国の政府が乱入してきて、
とにかくスケールの大きな話になってます。
国際政治の大風呂敷とも言うべきで、思惑の絡み合いの描写は
なかなか引き込まれました。
それよりも飛行機の機器に関する薀蓄が細かくて細かくて、眩暈がします。
ただ、人物の描写の稚拙さが惜しいです。
男性陣の「うむ」とか「これはいかん」とか「そうはさせないぞ」とか
女性たちの「もうチャンスはないわ」「だめよ」「〜かしら」とかいうセリフも、
このあたりが新人作家なのかなぁって思ってしまいます。
美人の副操縦士やアテンダントからして、ありがちを通り越して
なんか男の妄想だなぁってキャラなんですね。
日本の大臣や自衛隊の人々も、割り当てられたせりふを言うために出てきている、
という印象だけの人物たちになっちゃってます。
フライトに関する描写に比べて、人物たちがうそ臭く薄っぺらいのです。
その辺でひっかかって、引き込まれていたのに戻されたりするので、
惜しいです。
霧のソレア Amazon書評・レビュー: 霧のソレアより
4334925995
No.13
(4pt)

これがデビュー作とは・・・まったく素晴らしい才能だ

緻密なメカニズムの描写が素晴らしい。
突っ込みどころも満載だが、読んで損はない。
というか・・・女性副パイロットの凛々しい姿に惚れた(笑)。
次回作を待つ。
霧のソレア Amazon書評・レビュー: 霧のソレアより
4334925995
No.12
(3pt)

まったりパニック

日本ミステリー大賞新人賞受賞した作品なので手にした。
新人賞受賞作品だと踏まえて読まないと、作品自体はそれほど惹きつけられない。
作品に粗さが所々にあり読む手が止まるのもある。117頁など機体の説明文が小説なのに約1頁も挿入される。国家レベルの騒動(?)に民間人が巻き込まれる題材なのだけど、リアリズムに拘った意気込みが作品全体に空回りした感じなのかもしれない。
眠れないほど夢中にさせるパニック小説ではなかった。
霧のソレア Amazon書評・レビュー: 霧のソレアより
4334925995
No.11
(3pt)

スリリングではあるが、全体的には甘い。

モチーフは面白いし、手に汗握る怒涛の展開に釘付けになる。純粋なパニック小説として、十分に楽しめる。しかし、欠点も多いと思う。
まず、人物では主人公以外のキャラに魅力的な人が見つからない。人物の掘り下げ方も浅く、感情移入できる人はいなかった。また、この飛行機をなんとか助けようとする人物が皆無。いるにはいるが、弱い。これは非常に残念。あと、事件の結末も、ドタバタしてよく分からなかった。無事着陸して思わず涙、というシーンを期待していただけに、これまた残念。もう一つ、アメリカ人の書き方がひどい。ここまでせんでもよかろう、というくらいに悪人に書かれている。その必要性がわからなかった。
確かに面白い娯楽小説ではある。しかし、こういうモチーフでもっと面白い小説は山ほどあると思う。非常に惜しい作品である。
霧のソレア Amazon書評・レビュー: 霧のソレアより
4334925995
No.10
(3pt)

長めのアウトライン(あらすじ)を読んだかのような・・・

次から次へとハプニングが起こり、また全編に渡って相当量の航空関連専門用語がちりばめられているので、まあ相応の小説を読んでいる気分にはなります。でも、全編予定調和内というか、起こっている事態はかなり深刻なのにあまりハラハラできないのです。文章自体もテンポを重視したためか描き込みが足りない印象を受け、なにやら長めのアウトラインを読んでいるような感じでした。そのため主人公を含め登場人物に感情移入することが難しかったです。
事故機救済の決め手になる自衛隊の行動の真相もお粗末だし、それに関連した最後の「オチ」で完全にリアリティは吹っ飛んでしまったかな・・・
正直、次作に期待というところでしょうか。書く力はお持ちの方だと思いますので、本作を上回る力作を楽しみにしています。
霧のソレア Amazon書評・レビュー: 霧のソレアより
4334925995
No.9
(4pt)

手に汗握る、航空パニック&国際謀略小説

’07年度「第11回日本ミステリー文学大賞新人賞」受賞作。
289人の乗員乗客を乗せ、太平洋上でテロリストが仕掛けた時限爆弾により大破したジャンボジェット機。パニックとなる機内。ひとり奮闘する女性副操縦士。それを襲うアメリカ空軍の電子戦機による電波妨害・・・。次々と起こるアクシデント・・・。果たして無事に成田空港に着陸することができるのか・・・。
ストーリーは機内だけにとどまらず、アメリカ政府、CIA、日本政府、北朝鮮と、次々壮大な闇の権力闘争をあらわにしてゆく。そう、本書はただの航空パニック小説にはとどまらない大きな陰謀も包含しているのだ。
また作品内に描かれたジャンボジェット機の構造や空港内の機密事項、航空管制システム、パイロットをはじめとしたクルーたちの業務内容やミッションなど、その航空関連の綿密な描写にも圧倒される。さらには自衛隊やアメリカ空軍の描写にも徹底的にディテールを追求している。それらが、フィクションでありながら作品のリアリティを深め、私たちが知らない情報満載のエンターテインメントに仕上がっている。
本書は他に類を見ない、スリルに満ちた航空パニック&国際謀略小説である。
霧のソレア Amazon書評・レビュー: 霧のソレアより
4334925995
No.8
(5pt)

読み終えるのが惜しかった

 ほぼ一晩(というか数時間)で、読み終えてしまいました。「ほぼ」というのは、読み進めていって残り少なくなったころ、ページをめくるのがとても惜しくなり、翌日に残したから…。多くの方が、映像化に言及されていますが、私も同感です。色々なシーンがカラー画面で頭に浮かびました。登場する航空、国際、軍事、報道−の世界。私はそのいずれにも詳しくありませんが、こうしたリアル感は、著者の方のこうした分野での知識が極めて豊かで、細部までがきちんと正確に記されていることで、もたらされるのでしょうね。
霧のソレア Amazon書評・レビュー: 霧のソレアより
4334925995
No.7
(5pt)

刺激的

ストーリーの展開の巧妙さもさることながら現実の航空機のオペレーションについても実にリアリティがあり興味を惹かれました。
霧のソレア Amazon書評・レビュー: 霧のソレアより
4334925995
No.6
(5pt)

とにかく面白かった

最初は中米の話とか飛行機の用語とか出てきてとっつきにくい感じがしましたが、100ページぐらいからつぎから次へと事件が起きて、その迫力に一晩で読んでしまいました。北朝鮮の核のこととか最近の国際情勢も巧みに取り入れていて、ドキュメンタリータッチな実にリアルなスリラーだと思います。おススメですよ。
霧のソレア Amazon書評・レビュー: 霧のソレアより
4334925995
No.5
(5pt)

次々に連なるエピソードで読み進められる作品です!

スピーディーな展開で続きが気になり一気に読み進められました。女性パイロットの心理的推移も良く分かり航空小説とはまた違ったヒューマニズムな観点からも共感を得られる作品でした。女性にもお勧めです!
霧のソレア Amazon書評・レビュー: 霧のソレアより
4334925995
No.4
(1pt)

嘘臭い。しょせんは評論家の妄想だ。

嘘臭い。緊急降下(息のできる高度までの降下)が必要な高度でジャンボの貨物室(一番下の階)が
爆発して、最上階のファーストクラスにいた機長たちも死んでしまうのに、平気で成田まで飛んで
着陸する。息のできない高度というのは機外の気圧が低いから息ができないので、当然機内だけ
気圧が地上並みに高いので機体に内側から圧力がかかっている。数値にして6トンの圧力だ。
普通、その状態でちょっとでも機体に穴が開けばそこから外側にめくれるように空中分解する。
(これを特撮で再現したのが映画「エグゼクティブデシジョン」だ)で、
LA発福岡行きだからといって爆発後、いちいち福岡に無線を入れている。
普通、一番近い札幌とか千歳に無線入れるぜ。このルートはいわゆる北回りだからな。
文部科学省はこの小説を発禁処分にしたほうがいい。でないとニッポン人の頭が悪くなるぞ。
これじゃ「極点飛行」と変わらない。同じ光文社だけのことはある。
霧のソレア Amazon書評・レビュー: 霧のソレアより
4334925995
No.3
(5pt)

これはジャパニーズハリウッド

絶対に映画化されます。飛行機の中で描かれるトラブルシューティング。ただそのトラブルは尋常ではない。ハイジャック、爆弾爆発、機長の負傷、機器の不具合、渦巻く各国の陰謀とハリウッド映画によくあるスピーディーな展開。日本でなら福井さんの小説(映画)風ねって、かと思ってたら、この作品のとった賞の選考してるし(笑)氏も絶賛。無論一気読みの面白さでした。航空機という特殊な空間と、飛行中の限られた世界、その物の描写も、そこに生きる人間の描写も素晴らしい。久し振りに活字で手に汗握りました。
霧のソレア Amazon書評・レビュー: 霧のソレアより
4334925995
No.2
(5pt)

こんな航空冒険小説が読みたかった

欧米では航空冒険小説はエンタテイメント小説の一分野として確立されており、いくつも傑作がありますが、残念ながら日本ではこれまで満足すべきレベルの作品がほとんどありませんでした。おそらく日本人作家の手による最良の一冊ではないでしょうか。旅客機だけではなく、戦闘機パイロット、航空管制官ら幅広い航空の世界に関する生き生きとした細部描写にまず圧倒されます。ストーリーもリアルでスピード感に溢れ、350ページを一気に読んでしまいました。航空軍事のファンは必読!
霧のソレア Amazon書評・レビュー: 霧のソレアより
4334925995
No.1
(5pt)

ジェットコースターに乗せられたような気分

ちょっとマニアックな部分もありますが、そんなことはすぐに忘れてしまうスピーディで凄まじい物語の展開にハラハラドキドキ。これは、まさにジェットコースター・エンタテイメント小説。ぜひとも映画化してもらいたいですが、このスケールだとハリウッドじゃないと無理かな。
霧のソレア Amazon書評・レビュー: 霧のソレアより
4334925995