■スポンサードリンク
天啓を受けた者ども
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
天啓を受けた者どもの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アルゼンチンの軍事政権やアメリカを中心としたキリスト教極右に対する糾弾小説。マルコス・アギニス氏の問題意識は高く、その志は充分に買える。カルト右派に対する記述の中にはオウム真理教の記述もあり、かなり調査をして書いたのだと思う。だが、小説としてのレベルはどうか、という点は、相当に弱いとしか言えない。登場人物の心理的変化を描く論理があまりに安易に設計されすぎているし、文章や比喩にも陳腐な点が目立つ。かつ、そのような論理によって描かれるストーリー構成が雑駁過ぎて、リアリティが無いのだ。特に主人公を中心とした恋愛がらみのエピソードを割愛しや麻薬組織との関連は-事実でない限り-これもカットしていい部分だ。虚構にする事を目的に置いたために設計したガジェットが裏目に出ている。 アルゼンチンの軍事政権やキリスト教極右の史料的価値をもっと掘り下げノンフクションにするべき題材だったのではないかと思う。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!