逆さの十字架
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1960−70年代に南米のチリ、アルゼンチンなどのいくつかの国で起こった軍事クーデター。カトリックと半ば手を組んで、左派勢力や解放の神学などの民主的な勢力をありとあらゆる手段を用いて、徹底的に弾圧してきたその様相が、遠い日本の読者にも分かる迫力ある筆致で、読む者に迫る。大学生と共に教会の改革を望む神父はキリストの教えに倣えばならうほど、権力と合体する教会の上層部とは乖離し、ついには学生共々教会から追放される。イタリア映画「子供たち」はその後の話だ。南米の歴史に疎い者にも十分共感を得られる作品だ。 | ||||
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以前同じ著者の『天啓を受けた者ども』を読んだことがあり、手に取ってみた。 教会上層部が共産主義の撲滅のため、軍事政権と手を結ぶ一方、 社会の底辺にいる人々と歩もうと奮闘する 神父たちの姿が描かれる。 軍部の抑圧ぶり、神学校や教会生活の実態もよくわかる。 新ローマ法王フランシスコ1世は,著者と同じアルゼンチンの出身。 メディアとの会見で「貧しい人のことを忘れてはならない」と語ったという。 この物語と相通じるものを感じる。 あとがきでは、軍事政権下で発禁処分にされたのに、ベストセラーとなったいきさつや、 貧しい人々のために生き、銃弾に倒れた実在の神父の壮絶な生きざまも紹介されていて、 読む価値十分あり。 | ||||
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