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永遠の0
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永遠の0の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1513件 1201~1220 61/76ページ
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初めのモノローグ読んだ数ページが気になって、結局最後まで読んでしまった。この“ゼロ”が誰のことなのか、何のことなのか、一体だれの視点で書かれたものなのか。ページをめくるごとに徐々に明るみになってきた。ただ、このモノローグとエピローグを通して描かれたのは、主人公が祖父の真実を追って探り当てたものではないことに気がついた。主人公にはけっして語られなかった真実なのかもしれない。 読み始める前は、この小説の分厚さに、途中で飽きてしまうだろうと思っていたが、全くそんなことはなかった。文章はかたく、用語についても背景知識をあらかじめ知っておかなければ読めない…というころはない。むしろ非常に読みやすく、これまで戦争についての本を読んだことが無い人でも分かるように書いてあった。 読んでいて特に驚いたことは、この本を通して語られる、“敵”であるはずのアメリカに対しては、あまり悪いこと書いていなかった事。むしろ“敵”として尊敬・称賛すべき対象であったこと。そしてそのアメリカの軍隊が日本兵をどのように思っていたのか、これが現実のものなのかは分からないが、読んでいてとても意外に思った。本当の“敵”はどこにいたのか。読んでいて納得できるものがあった。そして今の現代社会にもつながっているのだと。 「戦争は絶対にしてはならない。」 現代の日本人なら誰だってそんなことは分かる。あるいは当時の人間でさえも。それでも戦争の全てが間違っていたのか、この小説を読んだ後、私には分からなかった。戦争はどちらかが“悪”で一方が“正義”だから起こるわけではない。どちらも“正義”だから起こるのだと、何かの本でそんな記述を目にしたことがあるが、間違ってはいないと思う。もし仮に、戦争全てを否定してしまったら、当時それを正しいと思って亡くなった人達はどうなるのか、その当時の技術から生み出されたものの恩恵を受ける私達にとってどういう意味をもつのか。本文にもあるように、歴史に「If…」はない。同様に現在を生きる人にとっても「もし〜していたなら」という仮定を考えても意味はない。重要なのは、一回きりの人生で人がどう生きていくべきなのかなのだろう。小説とはあまり関係のない所でも、考えさせられることは多くあった。 | ||||
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特攻隊員たちの話でした。 この話自体はフィクションかもしれないけど、こういう時代があって、私たちの日常があるんだ、と思いました。のほほんと生きていられる幸せと、のほほんと生きているだけじゃなくて私のできることを精一杯やらなければならないという思いが湧いてくる話でした。 また話の中心となる“おじいさん”の生き様はかっこいいし、美しいし、だからこそ切ないというかなんというか…あちこちで涙が出てきます。 この本を読了後、たまたま日本国憲法前文を読む機会があったのですが、ぐっときてしまいました。思わず涙が出てきてしまいそうな… それだけ私の中に響いた作品でした。 児玉さんが一筆しているのも、個人的にはぐっときました。 | ||||
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特攻隊員だったおじいちゃんの話。 後半の怒涛の展開でボロ泣きしました。 難をいえば、最初のほうはちょっと読みづらかったかも (でも、これがいい前振りになってるんですが)。 著者の経歴を見ると、探偵ナイトスクープの作家さんだったとか。 泣ける回の構成は、この人だったのかと思いつつ、 無意味でユル〜い回みたいな作品も読んでみたいと思いました。 | ||||
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子供の頃には、その辺のおじさんが戦争の体験を話してくれたりしていた。今はそうした人が少なくなってきている。若者の目を通しての戦争体験へのアプローチが素晴らしい。 | ||||
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私はこの本を本屋で見つけて即買いしました。戦争ものの本なので、敬遠される方もいるかもしれませんが、是非一度読んでもらいたい本です。 最後のくだりはすごく感動で、電車での通勤中に読んでいましたが、思わず涙が出そうになるのをこらえるのに必死でした。本の好きな知り合いに紹介し、貸してあげたら、「買って読むので返します。すごくいい本なので…」と。 この本の話ですごく盛り上がってしまいました。とにかく読んでみていただきたい一押しの本です。 | ||||
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自分勝手に特攻批判をする新聞記者に違和感を感じながら読みました。(こんな頭悪い人が新聞記者になれるかなぁ…と) しかし現実にマスコミには特攻隊員そのものを批判するような変な論調があることを後で知りました。 マスコミが戦争を賛美し、戦争に反対する者を非国民として排除し、国を先導していく旗振り役を担う。 そして戦後は戦争に行かざるをえなかった人間を、またマスコミが無責任に批判する。 一部の人間がマスコミに踊らされるなと叫んでも、人間には集団の思想に同化しようとし、同化できない者を攻撃排除する習性がある。 その中でどのように人間らしく生きるべきか、戦争という地獄の中で最善の道を丁寧に選ぶ主人公。 この本は単純にマスコミ批判、戦争批判をしているのではなく、 将来戦争は起こる、そのとき無責任なマスコミが昔と同じように国民を扇動する、(それはマスコミが悪いワケではなく、それが役目だから) しかしどんな酷い世の中でも、良い生き方は出来る、そう言うメッセージなのだろうと受け止めました。 とにかく素晴らしい作品です。 | ||||
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戦争、特攻、零戦・・・裏表紙や書店のPOPにあるキーワードを見て、やや距離感を感じましたが、実際に読んでみて、読者を引き込む求心力の強い作品だと感じました。 1つは、主人公である宮部久蔵の人となりが、 戦友達の証言によって次第に、多面的に明らかになる点でしょうか。 墜とされないことに執着する臆病者の海軍航空兵であり、 家族と再び会いたいと願う愛に満ちた父であり、親であり、 生きるためにこそ戦う尊厳に満ちた男であり、 というように人間像が徐々に明らかになって行く手法が巧いと感じます。 次に、戦時と現代を巧みに繋げている点が挙げられます。 それは、戦時を生きる宮部を、現代を生きる孫達が調査し、 その中で、孫達が自分の人生を見つめ直すという構造の巧みさもあるのですが、 それだけはありませんでした。 戦時、特に特攻が実行されるような末期的な当時の状況は、 現在を生きる私の様な人間には何処かフィクション的な世界と感じられてしまいます。 しかし、主人公宮部は戦時にあって異質、その思想・生き様が現代的であり、 異質な彼を介して戦時を描くことで、 私と戦時との間の橋渡しをしてくれているのではないか、そう感じました。 一方で、軍の上層部を官僚組織に重ねつつ批判したり、 戦略や判断の誤りを個人名で糾弾するあたりは、 例えそれが真実であり、非難されるべきことであったとしても、 余計なのではないかと思います。 暗い戦時の一点の灯りとして、宮部久蔵という男を描き切ることで充分ではないか。 ぶれることなく彼の人間像にフォーカスして欲しかったというのが正直な気持ちです。 | ||||
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「失敗の本質」を中心とするいくつかの書籍を通して、大日本帝国軍は欠陥の多い組織だった、という印象しかもっていなかった私。前線に居た人たちの各々がこのような物語を抱えていたであろうことに想像が及ばなかったことを深く反省しました。これはフィクションではあるけれども、戦争に巻き込まれてしまった当時の人々が非合理な環境の中で、現代に生きる私よりずっと強く真摯に生きていたであろうことを思うと、自分の生き方の弱さ・小ささを振り返らざるをえません。(宮部少尉の闘い描写はおもしろかったけれど、家族への愛情描写が少ないのが残念なので★4つ) | ||||
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職場の人に貸してもらって通勤電車の中、読みながら号泣してしまいました。ここ十年、私が読んだ本の中、一番泣けました。映画化されるそうですが暗闇のなかひとり泣こうと思います。 | ||||
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今まで戦争ものは避けていましたが、あまりにレビューが高評価だったので、読んでみました。 確かに、戦争を知らない若い世代こそ読むべき、戦争について学べる本であり、感動的な本でした。 でも、分厚い本の9割くらいが戦争の細かい描写で、正直、読むのが苦痛になってしまい、斜め読みになってしまいました。 戦争ものに馴染みのない、特に女性には、読みにくいタイプの本だと思います。 だからこそ、今回、今まで敬遠していた戦争ものを読んでみる機会を得て、僅かながらも戦争のことを知り、考えることができたのは、良い経験だったと思います。 ただ、構成上必要だったのでしょうが、インタビューを受けた全員があんなにも長く細かくベラベラ話すのは、ちょっと不自然だと思います。 | ||||
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悲惨さから戦争モノは敬遠していましたが、なんとなく手にとって読んでみました。 幾度となく涙が出ました。 家族があり生きていれば報いることができることを知っていながら、最後は「命の恩を命を持って 返すこと」を選択した。本当の強さ、本当に大事なこととは何かを教えてくれました。 戦史については詳しくはありませんが、以前読んだ戦史本のポイントに限られていたと覚え、読み 易かったと思います。 ただ戦史だけを追った本が難しくて読めない、でも戦争について知りたいという方には是非お勧め です。 その他 「マスコミのあり方について」や「リソースがある限り突っ込み続けると言った思想」 は本当に考えさせられました。 | ||||
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さまざまな読後感があると思いますが、日本人であれば読んでみるべき一冊だと思います。すべての方が対象だと思いますが、中でも何か自分が守るべきものを持つようになった男性におすすめしたいと思います。 読んでいて、何回も何回も涙が出てしまい、電車では読みにくいはずですが、それでも読んでしまいました。 主人公には生き残ってもらいたかったなと、本当に口惜しさも残りました。 お薦めします。 | ||||
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次郎インスパイア系?等と言ったら失礼でしょうか? 大変おいしくいただきました。 壬生義士伝よりもジャンクっぽいスープが病みつきになりそうです。 一気喰いして泣きました。 | ||||
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後から後から涙が滾(こぼ)れ落ちました。妻を愛し、子を愛し、国を愛した稀有な人間がゐたのであります。教官として部下の誇りを守ったサムライ。零戦戦闘機乗り・宮部久蔵であります。渾身の奮闘、努力によって降りかかる困難にも拘らず彼に関はる多くの人間が、再生を果すドラマを創り上げます。現代に生きる孫である佐伯健太郎、慶子のよき転機をももたらしたと言へます。 この珠玉の佳話が現代まで封印されてゐた事に残念な感情を感じましたが、これからの時代に、戦争で清く生きた人物を蘇らせ、再考せよとの筆者のメッセージがあるのだと思ひます。 兎に角、筆者の筆力は圧倒的で読む者をぐいぐいと引っ張って放さないものがありました。六百頁の紙数を感じさせないものがありました。日本が負はなければならなかった歴史をもう一度真摯に学び直せとのメッセージを筆者はきっと込めてゐたのだと私は強く感じてゐます。永遠のゼロ(零戦)ファイターは日本にゐたのだと私は信じます。この素晴しい物語を提供してくれた筆者・百田尚樹氏に心からの感謝の言葉を呈する次第であります。 | ||||
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私は33歳の男です。当然ながら戦争とは無縁の日本に生まれ育ちました。 そして戦争のこともよく知らず生活してきました。 そんな私でも深い感銘を覚えました。 戦争の知識がなくても、苦もなく読めることでしょう。男女も関係ありません。 日本で生まれ育った全ての人に、この本を読んでほしいと思います。きっと素晴らしいことが起こると思います。 | ||||
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この本のレビューがあまりにも多く、評価が全体として高いので、以前より気にしていました。過去の経験からすると期待しすぎる本は大体外れます。今回もその点が非常に心配だったのですが、杞憂に終わりました。フィクションとしてここまでの完成度はなかなかめぐり合えない。史実に多少の不備があったとしても大勢に影響はないと思います。戦争を知らない世代として、戦争の悲しさや虚しさ時代背景などが窺え、大変な良作であると思いました。今、普通に、平和に、幸せに暮らしていけることの有り難さが本当に身に染みました。私も妻や子供たちがいるので、その当時の方々の無念さを思うとやりきれない気持ちがしました。後半は何箇所も落涙したのですが、終盤は特に、ずっと涙が止まりませんでした。 何人かの方がレビューで「結局のところ宮部さんはなぜ最後に特攻を志願したのか?」この答えが明確になっていないということを批判するような内容を目にしました。これについては、それまでの600ページの内容のすべてが伏線となり、答えとなっているのでは、と思います。敢えて明確にしなかった、というところだと思いますし、それでよかったのでは、と個人的には思います。ただ、最後の最後、せめて爆弾は爆発して欲しかったと感じた方々は少ないのでしょうか・・・ | ||||
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私は、今までに少なくとも1万冊の本を読んできました。太平洋戦争の戦史についても、平均以上の知識を有していると思います。「戦史を題材にして戦後の人が書いた小説」というのは、なかなか難しいものなのですが、著者の 百田 尚樹 さんの調べ方は半端ではありません。たぶん、実際に零戦に乗っていた方、零戦を整備していた方でも、ほとんど違和感を覚えずに読めるであろうレベルです。そして、百田さんのストーリーテラーとしての力量は圧倒的です。他の方のレビューにもありますが、「これがデビュー作とは到底信じられない」です。 ノンフィクションを読んで涙したこと、映画を観て涙したことはありますが、「完全な小説」を読んで泣いたのはこの作品が初めてです。何度も、涙が溢れてページをめくれなくなりました。自分にも妻と子供がいるから、身にしみて、宮部久蔵が「どんなことをしても、戦争を生き抜いて家族の元に帰りたい」と願ったことが分かります。370のレビューがつく作品はさすがに少ないと思うのですが、それを納得させる圧倒的な小説です。 この作品が、ALWAYS三丁目の夕日/続・三丁目の夕日/三丁目の夕日'64 三作品収納版(Blu-ray)を監督した山崎貴監督によって映画化され、2013年に公開予定とのことで、今から楽しみです。この本がベストセラーになる日本という国も、まだまだ捨てたものではないと嬉しく思います。 | ||||
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感動の涙です。 その時代を懸命に生きたひとたち・・・・ 正義とは 命とは 愛とは・・・ いろいろ考えさせられました。 感動がほしいときに ぜひ! おすすめです! | ||||
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エンターテイメントとしては上質、面白い。これは間違いない。 ただ、「特攻隊」に対する考えとか、戦争に関する考えはあまり目新しいものはなかった | ||||
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学校の歴史授業では、教えてくれない内容です。 特攻とは、戦争とは、一部の心ある教員を除き、内外の抵抗勢力のため自虐的な教育に終始します。 歴史に興味が無い人は、その教育が全てとなります。 そんな方に、歴史を考えさせる事ができる、最良の書が本書です。 小説としての読みやすさも特筆すべき点であり、その事が本書の価値をより向上させています。 読んでいて飽きることはありません。逆に、徹夜してでも読み終えようとするでしょう。 是非、戦争に興味の無い方こそ、本書を手にとって下さい。 | ||||
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