八日目の蝉

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八日目の蝉の評価:

4.06/5点 レビュー 425件。 A ランク

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平均点4.06pt

Amazonレビュー一覧

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未読の方はご注意ください

全556件 521〜540 27/28ページ
No.36
(4pt)

人の弱さと悲しさと。

物語は、不倫の末に堕胎し、子どもができなくなった女性・希和子が、
不倫相手の子どもを衝動的に誘拐するところから始まる。
まだ乳児だった子どもは「薫」と名付けられ、そのまま数年の時を誘拐犯である女性と、
そうとは知らずに暮らすことになる。
しかし、平和な日々は長くは続かず・・・。
後半は、誘拐された少女が親元に戻って、大学生になってからの話が展開される。
実の親の元に戻ったものの、ある日突然「私が本当のお母さんよ」と言われても馴染めない娘。
一方で、不倫をしていたことが世間にも知れてしまった父親と、
そんな夫を持ったことに苦しむ母・・・。
うまく行かない現実に「なんで私が」と誰もが苦しみながら生きてく・・・というお話。
誘拐犯である希和子は、自分がやっていることが犯罪であるとわかっていながらも、
子どもを「薫」と名づけて精いっぱいの愛情をかける。
「ただ薫と暮らせさえすれば、それでいい」。
そう思っている希和子の姿は、母親そのもので。
読んでいるうちに「つかまらないで」と思ってしまうほど。
でも、この事件で一番戸惑ったのは「薫」こと恵理菜だったのでしょう。
大人になってからの彼女は、ことあるごとに事件を思い出し、
「私がこんなことになっているのはあの女のせい」と苦々しく思う毎日。
でも、一方で、家庭を上手く愛せない両親への苛立ちも隠せない。
愛されたい。愛したい。家族って何?母親って何?愛情って何?
誰かにその答えを返してもらいたがっているように思えました。
人は子どもを育てながら「親」になっていくけれど、
すべての親が上手に「親」になれるわけでもないし。
「親」になりたかったけれどなれなかった人が、
自分のできうる限りの精いっぱいで「親」であろうとした。
それが、悲しくて切ない小説だったように思います。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.35
(4pt)

初めて読んだんですけど

私にとって、角田光代さんの初めての作品が、『八日目の蝉』。 前半部はストーリーが淡々と展開されていて、ちょっとかったるい。 後半部も大きな展開があるワケではなく、淡々と進むが、母と娘の心のやり取りはしっかりと描かれていて、ちょっとした感動。
ラストも現実的な終わり方でしたけど、もし映画化するときは感動のラストにして欲しいな〜。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.34
(4pt)

子どもを抱きしめたくなる

角田さんは女性の心理描写がとても上手で、読んでいてうそ臭くないところが一番好きです。
この本は、何度も読んだけど読むたびに胸がギュっとしますね。
あー切ない。
私は娘がいるので、当たり前の生活をもっと大事にしたいなって
思えました。
私たちが当たり前と感じている生活を
心から願って、何よりも欲して、それでも叶えられない人が
いるんだから、と。
個人的には、ずっと薫と暮らし続けて欲しかったですね。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.33
(4pt)

母の強さ

「母と子供」という一心同体のような結びつきに魅せられました。
自分の母性を否定されたことで深い傷を受けた希和子。他人の子供をさらって自分の子として育てる希和子の姿には母の神々しさ、強さ、凄みがあります。
薫が、自分の故郷の美しさを話す場面はぐいぐい引き込まれました。魂を取り戻すように方言がどんどん混じってきて、薫が前の母親も今の家族も認めたとき、私にも瀬戸内の景色がぱーっと見えるみたいな気がしました。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.32
(4pt)

良く書けている小説ではあるけれど・・・

しかし、何か釈然としない、と読んでいる間中感じた。
それは恐らく、子供を掠って逃げた希和子の愚かさに対する矛盾だろうと、気づいた。
人間は矛盾だらけ、愚かであるとは思うが、でも、この愚かさには筋が通っていないのでは?
堕胎をしたことによっていきなり母性に目覚めてしまったと言うことなのだろうか?もう産むことができないと知った途端・・。
不倫相手とその妻が産んだ子供に対してこれほどの愛情を抱けるものなのだろうか・・。
私なら不倫相手にも、その妻にも、その間に生まれた子供に対しても嫌悪しそうだけれど。復讐心からこういう行動に出て、次第に愛情が湧いてしまったと言う心理ならまだ理解出来そうな気がするのだが・・。
この希和子という女性には、そういう嫉妬心や最低限のプライドがもともと欠如しているのだろうか・・・。
あと、四千万円ものお金を持っていながら、新興宗教団体にすがるしか手段はなかったのか、とか。
その当たりがずっと引っかかって、感情移入や共感を妨げる。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.31
(4pt)

一瞬のきらめき

読みかけのとき夢を見た。瀬戸内のきらめく光、そしてこの幸せが続くようにという切ない想い・・・。そして読み終わって、五歳の娘がたまらなく愛しくなった。
希和子は堕ろした子どもをどうしても取り返したかったのだろう。それはだから薫でなければいけなかった。その点は犯罪だしあまり共感できないのだが、希和子の追い詰められた最低限の生活、財産も何もかも捨て、何の楽しみもなく、警察に追われ・・・その中で必死に子どもとの生活を守ろうとした姿があまりにせつない。まるで聖母か求道者のようだ。この子にすべての美しいものを見せてあげたい、そう願う希和子の気持ちはどんな母親にも共通だ。なのに、希和子から薫を奪った実母はひどい。ほとんどネグレクト。家事も育児も、親としての態度もまるで失格。法とはいえ、なぜこんな女に権利が?と思うくらいだ。その姿に腹を立てながら、親としてぎくっとする。自分はどちらに近いのだろう?子どもとの毎日を、きちんと大切にしているといえるのだろうか?子供はあっという間に大人になってしまうのに。いつ奪われるかわからないものだったからこそ、希和子にはその一瞬の輝きがはっきり見えていたのだ。
ラスト近くは確かに舌足らずな感が否めない。もう少しカタルシスを味わいたかった感じだ。語りすぎも困るけれど。ひとつ気になるのは、あの日、希和子が薫を連れださなかったらどうなっていただろうということだ。不注意な母親がつけっぱなしたストーブが原因の火事で、赤ん坊は死んでいたのではないのか?だれも気付いていないけれど。作者はそこまで実母に意地悪な設定をしている。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.30
(5pt)

主人公の見た景色が、自分で見たかのように眼前に浮かんでくる傑作

子供を誘拐した「犯罪者」であるはずの主人公の気持ちについ同化してしまい、彼女が歩いた場所の一つ一つが、なんだか自分が実際に歩いた場所だったかと勘違いしてしまうほどのリアリティ。
人気のない住宅街、外界から隔離されたコミュニティ、光あふれる小豆島の坂道。
赤ちゃんと一緒に行った公園、一緒に逃げた暗い山中、引き離された港。
すべて、すぐに頭の中に景色が浮かんでくる。
まるで、なんだか長い夢を見ていたような読後感だった。
一応、最後でカタルシスが得られるとはいえ、ストーリー自体はある意味救いのない話だ。
ちょっと重い作品だが、読み応えということでは超一流。
秋の夜長とかに、お勧めです。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.29
(5pt)

私は、何をも憎みたくなかったんだ。

「そのときのことを私は覚えている」で始まる2ページでスピード感溢れる前半はゆっくり締めくくられ、後半は関係者の内面がじっくり描かれ、ページをめくる指が頻繁に止まってしまいます。
多くの著名人が絶賛する角田光代著「八日目の蝉」ですが、確かに素晴らしい作品でした。「空っぽのがらんどう」と罵られて犯罪者となった前半の主人公に対し、不思議と責める気持ちが持てません。謝罪を求めた裁判官に対し、「子育てという喜びを味あわせてもらった」と感謝の言葉で返した彼女に共感すら覚えてしまいます。
「今までどうもありがとう、本当にありがとう」と言って最愛の恋人と別れた後半の主人公、彼女の再生の過程に痛々しさを感じながらも、同時に強さを感じます。この小説で著者が描きたかったことの1つのは、女性が母親になる瞬間ではないでしょうか。「私は、何をも憎みたくなかったんだ。」と気付き、「母」の最後の言葉「その子は...」を思い出す所は、穏やかな瀬戸内海の映像と共に心に沁み渡ります。
そして、最後の数ページ。著者はあるラジオ番組で最後のシーンに関して「最後は悩みました」と答えていました。せつなさの中にほんの少しだけの希望。希望なんて呼べない位の出来事ですが、穏やかな気分で読み切らせてくれます。忘れかけていた色んな感情を呼び覚まさせる作品でした。
(http://shuzlog.jugem.jp/?eid=85)
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.28
(5pt)

「悪人」との対称性と、その意味するもの

この物語の持つ深い情感は、普遍的な名作のものであるが、
そのモチーフは、今の時代を切り抜いている。
強く感じたのは、吉田修一の「悪人」との対称性である。
犯罪、逃亡、道連れ、希薄な人間関係、
他者との邂逅、豊かではない生活感、
そして善悪の真偽と世間、別離と再会への希望。
それらが、男女の性別を軸にして、
ロールシャッハテストのように左右に広がったようだ。
似たような時期に同じように新聞連載で、それぞれの話が別々に展開され、
またそれぞれに代表作となったのは、なんとも象徴的な気がする。
それは、文学、善悪、世相といった広い範囲に、
多くのもの、重いもの、を投げかけたと思える。
時代の産んだ双子の名作。
子供を誘拐した直後の、やわらかく、重みや体温を感じさせる描写
それを慈しみ、世話をし、抱いて逃げていく主人公のくだり。
自分もまた、だれかに愛され育てられたのだ、という感慨が沸いた。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.27
(5pt)

救いを求めて

 読み終わった後、説明使用のない安堵感に包まれた。私は私らしくそれでいいのだという自尊感情が芽生えた。
 子どもを持ち母となり、その責任と役割に時折押しつぶされそうになる、今のままで良いのだろうか、私は良い母だろうか。そんな漠然とした悩みを抱えている方にぜひ読んで頂きたい。内容そのものよりも、読後の不思議な感覚を味わっていただきたいと思う。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.26
(5pt)

癒しの小説

人の弱さを描き出しながらも、
同時にあたたかさを感じる作品でした。
しばらくしてまた読み返したい、
そう心から思える作品です
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.25
(4pt)

八日生き延びた蝉のように。

私がちいさな子供をもった女でもなく、警察に追われる犯罪者でなくても、
主人公が逃げまくる様に強烈な共感をおぼえるのは、
私も同じように、向き合わなければならない某かの現実から逃げ、
「この平穏な日々はいつまでつづくのだろう。
毎夜、私は考える。
そんなにうまくいくはずがないと思う日と、
いつまでも続くに決まっている、私と薫は何ものかに強く守られているのだからと
確信するように思うときもある」
と、調子良くのうのうと生きているからではないか。
「蝉はずーっと土の中におって、出てきたらすぐに死んでしまうんで」
だから、犯罪者である主人公にいつか必ず訪れるであろう、破滅を
先延ばしに、一日でも先延ばしにと切実に願う。
八日生き延びた蝉のように。
描写に不足な所もあるが、切実に訴えかけてくる疾走感とも感じられるものがある。
いい、作品だと思う。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.24
(4pt)

泣けます

愛人だった男の赤ちゃんを奪い、逃亡しながら、その子を自分の子として育てる4年間の生活が第一章。犯人の女性の視点で第一章が描かれる。事件が解決して17年後、成長して大学生になった「盗まれた赤ちゃん」自身、いつまでも違和感を拭い去れないでいる当事者の視点で描かれる第二章と、この小説では二人の女性が主人公である。
昨日、第一章を読んでいる最中は、眼が涙で曇ってしまい、そのたびに読み留まって、なかなか先に読み進むことができなかった。それくらい、この小説の題名にもなっているエピソードを含む瀬戸内、小豆島で描かれる瑞々しい描写がすばらしい。
読みながら、高橋和巳の『邪宗門』や平山秀幸監督の映画『愛を乞う人』を想い出していた。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.23
(5pt)

すごく完成度が高い、秀作!

簡単に言うと、不倫相手の子供をさらって逃げる話。
そう聞いてしまうと、ものすごい酷い女が主人公なのかと思ってしまうけど、
多分読んでそう思う人はいないんじゃないかな。
勿論、決して許される罪ではないのだけど、気がつくと彼女の気持ちに寄り添ってしまっているという、そんな描き方。
物語は、1章と2章に大きく別れているんだけど、2章への転換が「お!そう来たか」という感じ。突飛ではないけど予想外。
前半もいくつかに別れているのだけど、それも丁度良く出来ている。
飽きさせず、書き足りなさも感じさせず、程よいサイズにきっちり納まってる感じ。
ミステリーというわけじゃないけれど、そういう要素もあってスリリングな気持ちにさせつつ、
登場人物の気持ちをすごく大切に描いている。
全体に、とても完成度の高い作品という印象。
読後感も○。決してハッピーエンドではないのに(あ、ネタバレか?)
なんだか穏やかな気持ちになれる。
手放しで「良かった!」と言える作品だ。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.22
(4pt)

良書

すごく面白く、でも色々なことを考えさせながら読みました。
執筆が始まる前に「血ではないつながりを書きたい」と語っていた新聞記事を拝読しました。
その試みが大成功していると思います。
救いもあるし、微かな希望もあって、角田さんの次作にも期待です。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.21
(4pt)

小説だから善し

純文学のテーマのひとつ、人間のダメさだらしなさをどのように
美しく表現し正当化するか、という点に置いて上手く書かれている
作品でした。
しかし、物語が終わった先を考えると、さらわれた子供はこの先も
私生児を産んだことに反省することなく、だらしない男と更に私生児
を作っていき、家族家族と美しがっていきかねない、そして、彼女が
そうなったようにその娘も同じ道をいきかねない、と果てしない連鎖
を想像させられ、暗澹とした気分になります。
不倫をする際に避妊をしない、という点ですでに人殺しは始まってい
るのだ、と言うことを痛感させられる物語でした。
私には女の子供が居ますが、この小説は見せたくないと思います。
独身の頃、又は子供を持つ前なら、もっと内容を楽しめたかと思います。
(矛盾しますが。)
前編のスピード感が、作者の実力を感じさせる出来でした。
確かに小説としては出来がいい、だから怖い本だと思います。
これを読んで不倫中の方が「現実で未婚の母になっても美しくたくま
しく生きていきたい!」などと誤解する人が現れないことを祈ります。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.20
(5pt)

悲劇をこえて、たくましく生きる女たち

不倫相手の子どもを誘拐し何年も一緒に暮らした主人公は、どう見ても愚かです。でも、彼女を軽蔑することなどできませんでした。子どもを愛しく思う気持ちは本物だったと思えたから。逃亡生活の、とくに新興宗教施設での暮しぶりのリアリティに驚きました。こういう施設の是非はともかく、どこにも行き場のない女性たちにとって必要なのだろうし、今もこういう場は日本のどこかにあるのかもしれません。行き場のない弱い女たちの寂しさとたくましさ明るさ、助け合いに、胸を打たれました。どんなことがあっても人は女は生きていけるのではないかと。
逃亡生活は、いつか終わりがくる予感のなかで、だからこそ一瞬一瞬がせつなく尊く感じられ、この偽母子の暮らしがどうか少しでも長く続きますようにと祈りながら読んでいました。こんな救いようのない悲しい話を明るくたくましく描く角田さんの力と眼差しに、感服です。女は弱いけど強い。愚かだけど豊かだ。「八日目の蝉」というタイトルが示す意味にも、胸がつまりました。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.19
(5pt)

泣けて泣けてしょうがない

素晴らしいレビューは書けないので、皆さんと違う視点から・・
やはり男性はちゃんと避妊をしないとです。
女性も、それを当たり前にできない男とはつきあわない、
というシンプルなことを教訓にできます。
誰もが一度は、自分の存在の不思議を考えたことはあると思うのですが
人間の誕生はどんな時代でもどんな人種でも
単純に男と女がセックスをしてのことで、
それが、ものすごく求め合ったときだったか成り行きのものだったか
単に性欲解消だけのようなものだったか、
なんてことには関係なく、そして勿論知ることもなく、
たまたま生を受けた人間は自分を受け入れ、生きていかなくてはならない・・
なんてことを考えてしまう小説でもありました。
子どもが欲しい(育てている)人、
結婚という形に発展できない(できなかった)恋愛をしたことのある人、
女性なら誰もが胸に迫るものをどこかで感じるであろう小説なのですが
ただ、好きな人の子を身ごもり、産みたかったのにやむなく堕胎したことのある女性には
つらくて読めすすめられないのではと思いました。
特に二章からは涙を拭いて鼻をかんではまた泣き、の繰り返しでした。
詳細にわたってインタビューし、実話を小説にしたのかなと思ってしまうほど
情景や登場人物の心情にリアリティがあって・・・
読後も興奮状態が冷めません!!
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.18
(4pt)

はまります。

以前何かで紹介をみた覚えがあり、古本屋で見つけて買った。
一気に読んでしまった。
子どもたちほったらかしで(笑
そもそも、普段から子ども達にやられっぱなしの私。
わざわざ他人の子どもを盗むなんて意味不明。
と思ったけど。
ないものねだりじゃないけれど
欲しいのに手に入らない人には
本当にうらやましいことなのかもしれないと思った。
ハタから見たらウチも幸せそうなのかもしれないし、
子どもができないということをこちらが知らないまま、
相手を傷つけてしまう可能性があるなぁと。
そして主人公の、子どもへの気持ちと
自分の子どもへの気持ちと比べて反省した。
もちょっときちんと向きあっとこ・・・明日からw
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.17
(5pt)

それでも生きて行く!

不倫の果てに堕胎した女性が、本妻との間に生まれた赤ん坊を誘拐するところから始まる物語。母ではないが、子供とどこまでも生きて行こうと逃亡生活を送る1章。
成長し、かつて自分をさらった女性をなぞるかのような人生を送る娘を描いた2章。
そしてすべてを無くしたはずなのに、希望の見えるラスト。
「八日目の蝉は、ほかの蝉には見られなかったものを見られるんだから。見たくないって思うかもしれないけれど、でもぎゅっと目を閉じてなくちゃいけないほどにひどいものばかりでもないと、私は思うよ」
そう、八日目の蝉は悲しいことばかりではない、まんざらでもないそれからの人生を生き抜くことの強さを教えてくれる。
「女」として「母」として生きている人には必ず琴線に触れること間違いなしでしょう。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165