八日目の蝉

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評判

八日目の蝉の評価:

4.06/5点 レビュー 425件。 A ランク

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平均点4.06pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全556件 421〜440 22/28ページ
No.136
(5pt)

これは誘拐事件ではない。

今までの「誘拐事件」を扱った作品とは明らかに違うもの。
生まれたばかりの娘を奪って逃げた。そして心からその娘を愛し育てた。娘を奪って逃げた希和子を「犯人」とは言えない。彼女は加害者でも被害者でもない。ただ、その娘と一緒にいたいだけ。そばにいたい。成長していく過程を見守り続けたい。本物の母親のように。
あえて言えば主人公。

作品自体も、事件とその後の時間を、誘拐した希和子からの視点、誘拐された娘からの視点、彼女たちを取り巻く人たちの視点、と1つの事件を様々な角度から見つめている。そのことが作品に奥行きを持たせている。いろいろな視点で見れば見るほど、やはり誰が罪人で何が罪なのかが分からなくなる。

作品の結末が予想していたものを見事に裏切られた。ページは終わったが、作品は終わらず、物語は終わらない。
作品に登場した人たちが生きている限りは終わらない物語になっている。
事件に関わった人たちは、それぞれの人生を懸命に生きてきた。そしてこれからも生きていくだろう。
男にも女にも読んでほしい作品です。久しぶりにいい作品に出会えた。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.135
(5pt)

アイデア、構成だけでなく、描写力もすごい。

角田光代のうまさは、この作品に至ってほとんど神がかってきてしまったので、もう論評するという段階にはありません。
 すごいなあと伏し拝むばかり。

 ただ、この小説で描かれた時期のちょうど翌年から三年、わたしも小豆島に住んでいたので、小説と現実の小豆島との相違を述べておきます。

 まず、岡山弁と小豆島弁はぞっとするくらい正確です。わたしはここまで正確に小説に書かれた岡山弁と小豆島弁を読んだのは初めてです。
 似ている岡山弁と小豆島弁を、関東出身の人間が聞き分けるにはよほど耳が良くないとならないので、もしかしたら現地の人に校閲してもらったのかもしれません。
 しかしそれにしては、小豆島の人間が本来使わない「天使の散歩道」とか「秋祭り」という言葉が採用されています。これらは小豆島の人間が外部に通じやすいようにつかう観光用語で、「シシガキ」や「農村歌舞伎」など、小説で描かれた場所とは矛盾があるけれど小豆島の観光で売りになる物が出て来るところから、観光局などを通した取材によって得た知識であることが想像されます。
 現地の人間と会話して、その言葉をそのまま書き取ったのかもしれません。
 登場人物などの苗字も小豆島独特のものが含まれており、著者が実際に小豆島に足を運んだことは間違いないでしょう。ただし、小説に描かれた時代ではなく、執筆直前に短期間です。

 また、景色に関する描写も、びっくりするくらい適切、正確です。
 間違いなく小豆島だとわかります。
 わかるだけに、異様に良いところと描かれていて、ちょっととまどいました。そんな地上の楽園だと思われても困るんですが。小豆島観光を予定されている方は、この小説を読んでからでかけると面白いかもしれません。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.134
(5pt)

八日目の蝉って何?

蝉は7日間しか生きられないけど、もし8日目まで生きられる蝉がいたら、他の蝉が見られないものを見れるかもしれない。

ストレートに親と子。
7日目までの蝉は親。
8日目の蝉は自分の子。

自分の子には、この世界の美しいものを見せてあげたい。
子供を育てるということは、自分が見ること、叶えることが果たせなかったものを子供に見せてあげること。

親はきっと海を越えることはできない。7日目だから。
子供は海を越えて8日目の世界を見るのだろう。
そして7日間を精一杯生きるのだろう。
そのまた子供は、8日目に何を見るんだろうか。

子育ても悪くないですよ。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.133
(4pt)

母ってなんだろう

本屋で映画のCMが流れており、興味を持って読んでみました。

不倫相手の子供を誘拐して、逃亡していく第1章と、
その後、誘拐された子供が大人になってからの第2章とで構成されています。

第1章では、誘拐という犯罪を犯している希和子ですが、
どうにか逃げてのびて、子供と幸せに暮らして欲しいと
思える程、子供に対する愛情が感動的でした。

しかし、第2章では、希和子の行った行為が、どんなに
人の人生を狂わせてしまったかを痛感しました。

血が繋がっていなくとも、ただひたすら子供のために生きた希和子、
急に戻ってきた娘に戸惑いを隠せず、母らしいことが出来なかった実の母。
どちらも一種の母親ではあるが、本当の母ってなんなんだろうと
考えさせられました。(答えは未だに分かりませんが…)

文章でもぐいぐい読み進めていけるような感じで、とても良い作品だと思いました。

八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.132
(5pt)

八日目の蝉って何?

蝉は7日間しか生きられないけど、もし8日目まで生きられる蝉がいたら、他の蝉が見られないものを見れるかもしれない。

ストレートに親と子。
7日目までの蝉は親。
8日目の蝉は自分の子。

自分の子には、この世界の美しいものを見せてあげたい。
子供を育てるということは、自分が見ること、叶えることが果たせなかったものを子供に見せてあげること。

親はきっと海を越えることはできない。7日目だから。
子供は海を越えて8日目の世界を見るのだろう。
そして7日間を精一杯生きるのだろう。
そのまた子供は、8日目に何を見るんだろうか。

子育ても悪くないですよ。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.131
(4pt)

母ってなんだろう

本屋で映画のCMが流れており、興味を持って読んでみました。

不倫相手の子供を誘拐して、逃亡していく第1章と、
その後、誘拐された子供が大人になってからの第2章とで構成されています。

第1章では、誘拐という犯罪を犯している希和子ですが、
どうにか逃げてのびて、子供と幸せに暮らして欲しいと
思える程、子供に対する愛情が感動的でした。

しかし、第2章では、希和子の行った行為が、どんなに
人の人生を狂わせてしまったかを痛感しました。

血が繋がっていなくとも、ただひたすら子供のために生きた希和子、
急に戻ってきた娘に戸惑いを隠せず、母らしいことが出来なかった実の母。
どちらも一種の母親ではあるが、本当の母ってなんなんだろうと
考えさせられました。(答えは未だに分かりませんが…)

文章でもぐいぐい読み進めていけるような感じで、とても良い作品だと思いました。

八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.130
(4pt)

泣けます。


テレビドラマや映画では伝えきれない感情が原作本にはあります。

映像で見ていない方はもちろん、見た方ももう1度泣けます。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.129
(5pt)

切ない...

愛する人の赤ちゃんを誘拐。
決して許される事ではない。
しかし、大きな愛情で子供と過ごす日々は決して捕まってはいけないと思わずにはいられない。
家族がいる自分にとって深く考えさせられる1冊でした。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.128
(4pt)

泣けます。


テレビドラマや映画では伝えきれない感情が原作本にはあります。

映像で見ていない方はもちろん、見た方ももう1度泣けます。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.127
(5pt)

切ない...

愛する人の赤ちゃんを誘拐。
決して許される事ではない。
しかし、大きな愛情で子供と過ごす日々は決して捕まってはいけないと思わずにはいられない。
家族がいる自分にとって深く考えさせられる1冊でした。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.126
(5pt)

八日目の蝉の先へ

妹に「八日目の蝉」プレゼントされて読みました。その日は第一章だけ読んで翌日に続き読むつもりでしたが、本を開いたら世界観に引き込まれて最後まで読みました。
『第0章 第1章』不倫相手の娘誘拐した主人公の物語では逮捕されるまでの彼女の葛藤、次第に親子になっていく過程、当時の社会背景など描かれていて感動しました。
『第2章』娘の物語により謎が埋めらていき判明する全貌に脱帽。何故タイトルが『八日目の蝉』知り関心しました。その先に意味がある事。私が私である意味。これから産まれる子への誓いなど多くのセリフが心に響きました。
ラストでお互いそこにいて気配感じる場面は素晴らしいです。再会はしませんでしたが『八日目の蝉』の先での物語は読者に委ねてるように感じました。
今度は映画版やドラマ版見て感動を味わいたくなりました。角田光代さんへ素晴らしい作品をありがとうございます。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.125
(5pt)

引きこまれました

たまたま手に取った本でしたが読み進めるうちに止まらなくなり
一気に読んでしまいました。感情の描写が多いので好きなタイプの小説です。
映画も見てみたいと思いました。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.124
(5pt)

八日目の蝉の先へ

妹に「八日目の蝉」プレゼントされて読みました。その日は第一章だけ読んで翌日に続き読むつもりでしたが、本を開いたら世界観に引き込まれて最後まで読みました。
『第0章 第1章』不倫相手の娘誘拐した主人公の物語では逮捕されるまでの彼女の葛藤、次第に親子になっていく過程、当時の社会背景など描かれていて感動しました。
『第2章』娘の物語により謎が埋めらていき判明する全貌に脱帽。何故タイトルが『八日目の蝉』知り関心しました。その先に意味がある事。私が私である意味。これから産まれる子への誓いなど多くのセリフが心に響きました。
ラストでお互いそこにいて気配感じる場面は素晴らしいです。再会はしませんでしたが『八日目の蝉』の先での物語は読者に委ねてるように感じました。
今度は映画版やドラマ版見て感動を味わいたくなりました。角田光代さんへ素晴らしい作品をありがとうございます。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.123
(5pt)

引きこまれました

たまたま手に取った本でしたが読み進めるうちに止まらなくなり
一気に読んでしまいました。感情の描写が多いので好きなタイプの小説です。
映画も見てみたいと思いました。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.122
(4pt)

賛否両論あるようですが

以前NHKでドラマ化されたときに、何回か断片的に見ました。暗い感じだったので結局全部は見ず仕舞いだったのですが、最近映画化もされて話題の書になっていましたので、手に取ってみました。

読みやすい平易な文章と軽快なストーリー展開もあり、あっという間に一気読みでした。読んでみて賛否両論あることは納得がいきました。
私も、主人公の一人である誘拐犯の女性には、その行動を行った動機や心情というものについて、根本的な部分で賛同することも共鳴することもできませんでした。端的に言えば、考えのない愚かな女性だとは思います。しかしながら他方、彼女の、というか、人間というものの、哀しさ、愛情、母性といったものが、それをもたらしている人物の人間性評価とは全く別に、読む者に強く訴えかけてきて、それがある種の感動を生むことも事実だと感じました。

私がこの作品について秀逸だと感じたのは、誘拐された娘のその後(第2章)の部分です。このような犯罪被害者の家庭の様子、娘のその後の人格形成の過程等についての描き方は、随所に見られる瑞々しい表現とも相俟って、読み応え十分と感じました。

総合的に見て十分に満足できる一冊でした。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.121
(4pt)

母親という生き方

読んでいて「mother」を思い出した。
ただ、こちらの誘拐犯は生まれたての赤ん坊を育てる。
母親が赤ちゃんを育てるというのはこういうことなのか。赤ちゃんに対する愛情に圧倒された。

ただ、それ以外はあまり印象に残らなかった。
ストーリーは置いておいて、母親という生き方を魅せつけるというのがこの本の価値である気がする。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.120
(5pt)

幸せの形


1章は子供を誘拐してしまった女性、2章は誘拐されてしまった子供が主人公です。

1章はあまり共感できなかったのですが、2章は想像以上に主人公の苦悩や葛藤に心が打たれて、最後はとても感動できました。

幸せの形がたくさんあることに改めて気付かされる。そして人はやっぱり強いということも。

小豆島の景色が美しく、感動をさらに盛り上げています。


八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.119
(4pt)

賛否両論あるようですが

以前NHKでドラマ化されたときに、何回か断片的に見ました。暗い感じだったので結局全部は見ず仕舞いだったのですが、最近映画化もされて話題の書になっていましたので、手に取ってみました。

読みやすい平易な文章と軽快なストーリー展開もあり、あっという間に一気読みでした。読んでみて賛否両論あることは納得がいきました。
私も、主人公の一人である誘拐犯の女性には、その行動を行った動機や心情というものについて、根本的な部分で賛同することも共鳴することもできませんでした。端的に言えば、考えのない愚かな女性だとは思います。しかしながら他方、彼女の、というか、人間というものの、哀しさ、愛情、母性といったものが、それをもたらしている人物の人間性評価とは全く別に、読む者に強く訴えかけてきて、それがある種の感動を生むことも事実だと感じました。

私がこの作品について秀逸だと感じたのは、誘拐された娘のその後(第2章)の部分です。このような犯罪被害者の家庭の様子、娘のその後の人格形成の過程等についての描き方は、随所に見られる瑞々しい表現とも相俟って、読み応え十分と感じました。

総合的に見て十分に満足できる一冊でした。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.118
(4pt)

母親という生き方

読んでいて「mother」を思い出した。
ただ、こちらの誘拐犯は生まれたての赤ん坊を育てる。
母親が赤ちゃんを育てるというのはこういうことなのか。赤ちゃんに対する愛情に圧倒された。

ただ、それ以外はあまり印象に残らなかった。
ストーリーは置いておいて、母親という生き方を魅せつけるというのがこの本の価値である気がする。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.117
(5pt)

幸せの形


1章は子供を誘拐してしまった女性、2章は誘拐されてしまった子供が主人公です。

1章はあまり共感できなかったのですが、2章は想像以上に主人公の苦悩や葛藤に心が打たれて、最後はとても感動できました。

幸せの形がたくさんあることに改めて気付かされる。そして人はやっぱり強いということも。

小豆島の景色が美しく、感動をさらに盛り上げています。


八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257